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早期に取り組もう
子どもの将来を考えた小児矯正

学園前アップル歯科おとなこども歯科

(奈良市/学園前駅)

最終更新日:2023/01/30

学園前アップル歯科おとなこども歯科 早期に取り組もう 子どもの将来を考えた小児矯正 学園前アップル歯科おとなこども歯科 早期に取り組もう 子どもの将来を考えた小児矯正
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ひと昔前まで、歯が悪くなったときにだけ通う人も多かった歯科クリニック。最近では人々の歯の健康への意識が高まり、予防歯科に力を入れるクリニックも増えているそう。「学園前アップル歯科おとなこども歯科」は目標をさらに先に据え、子どもたちの将来につながる健康な体の土台づくりをめざしている。三原広吏院長は、歯並びが悪い子どもや口をぽかんと開けている子どもが増えていることから、乳児期から歯や顎の状態をチェックし、全身の健康状態を把握することが重要と親の世代にアドバイスを行っている。一人ひとりの明るく健やかな成長を願い、幅広い視点から時代の先を行く先端診療に取り組んでいる三原院長に子どもの矯正のメリット、子どもの歯の健康を守るために心がけるべきポイントなどを詳しく聞いた。

(取材日2022年12月16日)

機能的な口腔環境づくりだけでなく、全身の健康や精神的な成長にも良い影響が期待できる小児矯正

Q子どもの歯並びが悪くなる原因について教えてください。
A
学園前アップル歯科おとなこども歯科 奈良県下で早くから子どもの口腔の健康をサポートする三原院長

▲奈良県下で早くから子どもの口腔の健康をサポートする三原院長

近年、お子さんの虫歯は少なくなっている一方で、歯並びに何らかの問題を抱えるお子さんが増えています。以前はほとんどの場合、歯並びに問題が生じるのは永久歯に生え替わってからでしたが、昨今は乳歯の歯並びが乱れているお子さんが増えています。これは乳児期から正しく呼吸ができておらず、舌を上顎につけられず口が開いてしまっているためだと考えられています。当院では、まずは口を閉じて鼻で呼吸し、舌を上顎につけるトレーニングを行っています。赤ちゃんを専門に診る外来では、乳歯が生える前から口腔内の診察を開始しており、親御さんに対して授乳の仕方や抱き方、寝かせ方についてもアドバイスしていますのでご相談ください。

Q子どもの歯並びはいつ頃から気にしておくべきでしょうか。
A
学園前アップル歯科おとなこども歯科 治療を始める前に時間を設けてカウンセリングを実施

▲治療を始める前に時間を設けてカウンセリングを実施

お子さんの歯の基盤ができるのは胎児期です。妊娠中の骨盤の位置や大きさ、食生活などがお子さんの歯に影響を与える可能性も指摘されており、お母さんの健康管理も重要だといえます。お子さんの歯が生える前から歯科に通い、口腔内をチェックする習慣をつけておくと良いでしょう。矯正を始める目安となる年齢は5~6歳頃です。前歯が生え替わってくる時期にマウスピース型装置を用いた矯正を開始すれば、効果が出やすいとされています。当院では12歳頃をお子さんの矯正の一つのゴールと考えていますが、それ以降、18歳ぐらいまで骨や歯が成長するお子さんもいるため、長いスパンで取り組んでいます。

Q子どもの矯正はどのように進められるのでしょうか。
A
学園前アップル歯科おとなこども歯科 6歳頃から子ども用マウスピース型装置を用いた矯正をスタート

▲6歳頃から子ども用マウスピース型装置を用いた矯正をスタート

お子さんの歯並びを整えるには、顎の正しい成長を促す必要があります。当院では、6歳頃から子ども用マウスピース型装置を用いた矯正を開始しています。噛む力が弱いなど口腔機能の発達に問題があり、口腔機能発達不全症と診断された場合には、保険治療が可能です。また、マウスピース型装置による矯正と並行し、吹き戻しなどの道具を用いて口周りの筋肉を鍛えるトレーニングも行っています。矯正は一朝一夕に効果が出るものではなく、継続的な努力や生活習慣の見直しなどを行いながら、一歩一歩ゴールをめざします。それには根気が必要であり、お子さんの矯正にはご家族の協力が欠かせません。当院のスタッフと一緒に取り組んでいきましょう。

Q子どもの矯正と大人の矯正とでは何が違うのですか?
A
学園前アップル歯科おとなこども歯科 画像で気道の大きさや容積を見て呼吸が正しくできているか判断

▲画像で気道の大きさや容積を見て呼吸が正しくできているか判断

顎の成長が終わった大人の矯正は歯へのアプローチが主体で、場合によっては顎の大きさに合わせて歯を抜くなどの事前処置を行うこともあります。一方、小児の場合は上顎の成長を促すところからスタートします。上顎がしっかり成長しないと歯が収まりきれず、歯並びの乱れを引き起こすからです。また、同時に舌を上顎につけ、口を閉じて鼻呼吸ができるよう訓練します。口が開いていると下顎の成長方向が乱れて、噛み合わせに影響を及ぼすためです。口を閉じて鼻呼吸ができるようになれば、鼻炎や風邪をひきやすい体質の改善、集中力向上にもつながります。また、矯正を継続する中で自律性や精神的な成長も期待できると考えています。

Q子どもの歯の健康を守るにはどんなことを心がけるべきですか?
A
学園前アップル歯科おとなこども歯科 画像診断の結果を含め治療について院長がわかりやすく丁寧に説明

▲画像診断の結果を含め治療について院長がわかりやすく丁寧に説明

乳幼児期の歯磨きに苦労されている親御さんも多いと思います。しかし、虫歯の根本原因は食事にあるので、極力砂糖を使わない食生活を心がけるだけでも虫歯のリスクは軽減できます。歯磨きについてはお子さん自身に歯ブラシを持たせ、大人が歯磨きをする姿を見せれば、徐々に「これはお口に入れて歯を磨くものなんだ」と認識して怖がらなくなります。歯ブラシを握って動かすという動作も自然に身につきますから、2~3歳までに自分で歯磨きができるようになるのを目標とすれば良いでしょう。加えて、お子さんの歯の健康を守るには生活全般へのアプローチが大切で、当院では管理栄養士と保育士が離乳食、子育てへのアドバイスも行っています。

ドクターからのメッセージ

三原 広吏院長

歯科医院は今や予防のため、ひいては健康増進のために通う場所です。親御さん自身、歯が悪くなる前に受診することを習慣とするとともに、お子さんも乳児期から歯科を受診し、口腔内をこまめにチェックしましょう。子どもの矯正は成長過程に合わせて矯正やトレーニングを進めるため、適切な時期に開始する必要があります。顎の成長を促して正常な歯並びに導き、舌を正しい位置に置くことで鼻呼吸を身につけられれば、全身の健康にもプラスに作用します。当院はお子さんたちの健康な体づくりをサポートする「プラットホーム」のような場所でありたいと考えています。歯のことだけでなく、食事や子育て全般についてもお気軽にご相談くださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正:40万円~

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