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佐竹 真一 院長の独自取材記事

さくらクリニック

(瑞穂市/穂積駅)

最終更新日:2024/01/18

佐竹真一院長 さくらクリニック main

瑞穂市のシンボルである桜のように、地域にどっしりと根づき、信頼されるホームドクターをめざし2008年に開院した「さくらクリニック」。消化器と肝臓を専門とする佐竹真一院長が、先進の医療機器を駆使し、疾患の早期発見・早期治療をめざす。30、40代の働き盛りで忙しい人でも検査を受けやすいようにと、胃と大腸の内視鏡検査を同日に行えることが強み。検査で大腸ポリープが見つかった場合にも、その日のうちにポリープを切除できるという。「患者の経済的・時間的負担を少しでも減らしたい」との思いから、少ないコストで正確な診断をすべく、患者の話をよく聞いた上で必要な検査だけをすることを心がけているという佐竹院長に、内視鏡検査のこと、電子カルテのことなど、大いに語ってもらった。

(取材日2019年3月15日/情報更新日2024年1月10日)

なるべく少ないコストで、正確な診断を心がける

この辺りは比較的新しい住宅街だそうですね。

佐竹真一院長 さくらクリニック1

25年前くらいには一面田んぼが広がっているような場所だったそうで、クリニックを開院した2008年も、まだ結構田んぼが残っていましたね。ここは名古屋に通勤可能なエリアで、かつ一戸建てを持ちやすい土地なんです。そのため、このエリアで家を建てて新生活を始める30、40代の夫婦とその子どもといったファミリーが多く住んでいますね。今もクリニック周辺にはどんどん新しい家が建っていっています。患者さんの中にも、ご家族でいらしてくださる方が多いんですよ。主訴は風邪や慢性疾患など、一般的な内科疾患が多いですね。小児科も標榜しているのでお子さんも多くいらっしゃいます。

診療において大切にしていることは何ですか?

患者さんの話をしっかり聞いて、適切な検査を選択することを大切にしています。機器がたくさんあるからといってやたらと検査を勧めるのではなく、患者さんごとに適切な検査を選ぶことが必要だと思います。患者さんの中には「頭が痛いからCTを撮ってほしい」という方もおみえになりますが、最近の症状など話をよく聞いた上でMRIのほうがふさわしいと思ったら、MRI検査が可能な別の医療機関を紹介します。もちろんCTが適切な場合は撮りますよ。患者さんに話して納得してもらった上で、治療計画を組んでいくことを大切にしています。なるべく少ないコストで正確な診断を、と思っています。患者さんによっては「もっと検査してよ」と思っているかもしれませんけどね(笑)。

よくわからないままいろんな検査をされたとおっしゃる方もいますからね。

佐竹真一院長 さくらクリニック2

こちらが考えていることを患者さんに話して、納得してもらった上で適切な検査をすると、そのように患者さんが感じることはなくなると思います。例えば、患者さんから「おなかが痛い」と言われたときでも、しっかり話を聞いた上で、検査方法を選びます。検査方法としては、胃カメラやCTなどさまざまあります。まずは診察と問診で8割方診断した上で、確定させるために検査をするといったかたちでやると、無駄な検査をしなくて済みますし、結局はお財布にも優しくなります。時には眼科や耳鼻科疾患の方が来院されることもありますが、その場合はやはり専門の医療機関のほうがしっかり診てもらえますし、それが患者さんにとって良いと思いますので、連携している病院を紹介しています。

忙しい患者のため、胃・大腸の内視鏡検査を同日に実施

内視鏡検査についてお聞かせください。

佐竹真一院長 さくらクリニック3

当院では、胃と大腸の内視鏡検査を同日に受けられます。働き盛りで忙しい患者さんたちから「1日でできないか」というお声をいただいて実現させました。もちろん体の負担を考えたら別々の日に行うほうがいいので、同日検査希望の方とは事前によく話し合います。検査で大腸ポリープが見つかった場合は、その日のうちに切除可能です。切除後は、出血しないよう処置し、食事などへの注意を促してからお帰りいただきます。念のため「もし出血したらすぐに来てください」とお伝えします。また、回復室にもこだわりました。患者さんが下剤を飲んで過ごすことができるプライバシーに配慮した個室を設けました。トイレやモニターを設置し映画の鑑賞などもできるようにし、リラックスできるような空間にしました。患者さんに何かあった時には看護師がすぐに駆けつけることができます。

肝臓も診てくださるんですね。

私は日本肝臓学会肝臓専門医の資格を持っていますので、当院ではB型肝炎やC型肝炎といったウイルス肝炎、脂肪肝、肝臓に起因するいろんな病気も診ることができます。当院には超音波検査やCTがありますので、肝臓がん、肝硬変のような方でも、当院で経過を見ていくことができます。また当院では、大規模病院のものと変わらない性能の機器をそろえており、中でも内視鏡カメラの性能にはとてもこだわりました。一般的には経口内視鏡のほうが性能がいいといわれていますが、当院がメインで使っている経鼻内視鏡は、経口と変わらないくらい高画質の画像が撮れ、微細な病変が際立って浮き上がるように見えるんです。患者さんの負担を考えても、経口より楽とされる経鼻内視鏡で高画質の画像が撮れるので重宝しています。実際患者さんでも経口より経鼻を選ぶ方のほうが多いですね。

検査において、別のアプローチが必要な場合は、連携している病院に紹介することもあるのですか?

佐竹真一院長 さくらクリニック4

はい。ただ、患者さんがおなかが痛い、これが痛いからといって、そのまま他の病院に送ることはせず、自分なりの鑑別をつけた上で送るようにしています。専門領域についてはある程度診断をつけた上で、「治療が必要だから病院を紹介する」ようにしています。具体的には「胃がんなのでこういった処置をしてください」とか「当院では取れないほどの大きなポリープが見つかったのでお願いします」といったように、ある程度診断をつけた上で紹介するようにしています。そうすると送られた側の病院で一から検査をしなくて済みますから。総合病院と一般クリニックの中間的な施設でありたいと思って診療しています。

患者が年を取っても在宅で最期まで診られるドクターに

医師になったきっかけと、消化器内科を選んだ理由をお聞かせください。

佐竹真一院長 さくらクリニック5

人助けというと大げさかもしれませんが、病気を治して人の役に立てるというところに魅力を感じ、高校生の頃に医師の道を志しました。岐阜大学医学部入学後に内科を希望しましたが、当時、大学の内科は心臓、糖尿病、消化器内科の3つの領域に分かれていて、その中でやりがいや面白さを感じたのが消化器内科だったんです。内視鏡を使って自分で病変を診て、診断に結びつけられるスピーディーさもいいな、と。また、学生の時に所属していた卓球部のOBに消化器内科の先生が多かったのも消化器内科を選んだ理由の一つですね。知っている先生が同じ科にいるというのは、当時とても心強かったです。

電子カルテを導入なさっているそうですね。

はい。当院では電子カルテを導入して、診察で活用しています。効率性を重視しており、電子カルテを開いたらすぐに、患者さんがこれまでに受けた検査結果や病歴、所見などが一目でわかるようになっています。「医師が電子カルテばかり見て患者の目を見ない」といった話もよく聞きますが、当院ではそのような状況を生み出さないためにも、入力も単語登録を工夫することで時間がかからないようにしています。無駄を省きかつ診察に生かせる電子カルテは当院の強みです。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

佐竹真一院長 さくらクリニック6

地域の方に安心して来ていただける存在でありたいと思います。患者さんが年を取って動けなくなっても、責任を持って在宅で最期まで看取れるような信頼されるクリニックにしていけたらと思います。このエリアは新しい家が多いですが、地域にお住まいの皆さんと一緒に年を取っていけたらと思います。瑞穂市のシンボルである桜のように、地域に根差したホームドクターになりたいと思っています。優しさといたわりの心を持って、安心して治療を受けていただけるよう、これからも努力し続けたいと思います。まずは気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃:5000円~、大腸:6000円~

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