全国のドクター8,971人の想いを取材
クリニック・病院 160,822件の情報を掲載(2021年6月16日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市鶴見区
  4. 菊名駅
  5. 古賀クリニック
  6. 古賀 一誠 院長

古賀 一誠 院長の独自取材記事

古賀クリニック

(横浜市鶴見区/菊名駅)

最終更新日:2021/01/20

15109 df 1 main 1314755299

東急東横線菊名駅からバスで5分、大型マンション2階にある「古賀クリニック」。連日多くの患者が訪れ、多い時には100人を超すこともあるという人気のクリニック。開業は1983年。家族ぐるみで受診している患者も珍しくなく、中には4世代で来ている家族もいるという。まさに地域の頼れるドクターだ。一般外来のほかに、古賀一誠院長が力を注いでいるのは在宅診療。患者を地域のみんなで支えたいという思いで、医療連携体制づくりにも力を注いでいる。そんなアクティブな古賀院長の医療にかける熱き思いを、たっぷり語ってもらった。
(再取材日2016年11月25日)

今後ますます増える在宅診療。その受け皿になりたい

医師になろうと思われたきっかけや、開業までの経緯をお聞かせください。

1

親戚に医者が多かったんです。祖父も医者でしたので、自然な流れで同じ道を選んだように思います。それで九州大学医学部に進みました。私の時代は医局に入らないといけなかったのですが、当時は学生紛争の真っただ中で医局に入るのがとても難しかったんです。いろいろな経緯を経て私は放射線科に進み、以来、専門は放射線科です。入局時にたいへんお世話になった先生が順天堂大学の教授になって上京することになり、私も一緒に上京しました。その後、国立国際医療センターの放射線科で勤務し、結婚を機に開業をしようと思っていた時に、たまたまこのマンションに住んでいた友達がマンションの一角に医院を募集している物件があると教えてくれたんです。それでここを見にきて、すぐに決めました。1983年のことです。今は別の場所ですが、以前は私もこのマンションに住んでいたんです。

多い主訴は何ですか? また力を入れている診療はありますか?

15109 df 1 2 1314340028

一般外来では圧倒的に内科の患者さんが多く、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病で来られる方も多いです。また、力を注いでいるのは在宅診療です。自分で病院に来られない方が対象で、脳梗塞の後遺症や末期がんの方、認知症の方など寝たきりのご老人がほとんどです。往診は毎日行い、開業した当初より、はるかに高齢化が進んでいると実感しています。往診は、患者さんの血圧や顔色を見たりすることがメインですが、ご家族と今後のことをお話することがとても大切です。在宅医療はご家族の負担が大きいですから、相談に乗って差し上げないといけません。近所の在宅医療をしているクリニックと連携を取っていますが、患者さんは今後ますます増えると思います。自分が受け皿にならなくてはいけないという思いでやっています。理想は、往診する先生が増えてくれることなんですけどね。

病む人の気持ち、患者の側に立った気持ちで接したい

診療の際に心がけていることはありますか?

4

在宅の患者さんの場合は、安心感を持たせることが大切だと思っています。私に任せていいのか不安を持っている方もいると思うんです。例えば休みに入って私がいなくなった時、連絡は取れるのか、ほかの病院との連携があるのか、患者さんはとても不安なんですね。ですからきちんとしたバックアップ体制をつくり、伝えておかなくてはいけないと思っています。それが患者さんの安心につながりますよね。また外来患者さんには、「ここに来てよかったな」と思われるような診療をしたいと思っています。そのためにはきちんとした説明、情報の提示はもちろん、優しく接して患者さんの意見をよく聞くように心がけています。先ほどお話した大学の時にお世話になった教授はいつも、「病む人の気持ち、患者さんの側に立った気持ちでものを考えるように」とおっしゃっていて、非常に私も共感しました。今でも、その気持ちを忘れず患者さんに接しているつもりです。

今後の展望についてお聞かせください。

3

在宅医療をもっと充実させたいと思い、在宅医療の連携システムを構築するため動いています。患者さんのためには医者同士、病院同士の連携が必要です。例えば、私がお休みを取った時などには患者さんが不安になってしまいますよね。連携といっても、ただ患者さんをほかの病院へ紹介するという簡単なものではなくて、私の休みの間だけ診てくれるとか、あるいは亡くなる時に看取ってもらうとか、真の意味での連携をつくりたいんです。患者さんが来たらすぐにカルテが確認できるなんていいですよね。いざという時、大きな病院で対応してくれるわけですから患者さんも安心だと思うんです。そういう意味でも、24時間体制で患者さんをサポートしていきたいと思っています。

早期発見・早期治療の大切さを伝えたい

院内を改装されたんですね。

5

はい、クリニックを少し広くしました。ずっと改装をしたいと思っていたので、実現できてよかったです。患者さんに快適に過ごしてもらいたいと思い、ベッドを増やし、待合室も広くしました。また、入り口を2つにし、分けています。少し前に流行したSARDS、また最近でもありましたが新型インフルエンザなどの感染症にかかった患者さんが来られた場合、一般の患者さんと入り口を別にしておかないと感染を広めてしまうことになりますので、そういったことを避けるためです。検査室としても、使えるスペースが増えました。

往診に外来にとお忙しい先生ですが、休日はどのようにお過ごしですか?

15109 df 1 6 1314340091

日曜日はゆっくり休息を取る日と決めているのですが、木曜日は毎週ゴルフ場に行っています。学生時代はワンダーフォーゲル部だったので体力には自信があって、カートにも乗らず歩いて移動するんです。ゴルフよりもっと好きなのは旅行です。中近東が好きでイエメン、ヨルダン、イスラエルなどほとんどの国に行きました。遺跡、民族性、日本とまったく違うところが魅力なんです。ほかには南米ギアナ高地、ガラパゴスなどにも行きました。旅行は、毎年一人で行っています。ただし医師会の旅行は別で、自称“旅行係の部長”として、医師会の旅行は私が企画しています。北海道から沖縄までさまざまな所に行ったので、もう行くところがなくなってきちゃいました(笑)。今後は、妻もようやく自由な時間が取れるようになって、一緒に行こうと言っているので、妻に合わせてクロアチアやマルタ島などに行きたいなと思っています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

医師とのコミュニケーションが大切だということをお伝えしたいです。ほかには、今の子育て世代は両極端だという印象があります。とても一生懸命なお母さんがいる一方で、予防接種もまったく受けさせていないという方もいます。子どものことを考え、これはきちんとやっていただきたいと思います。また現在は2人に1人が、がんになると言われており、私はこれまでがんの方を多く診てきました。日本人の傾向だと思いますが、「死」に関するものを避けようとする傾向があります。自分は絶対にならないと思っていると、がんだと言われた時にショックは非常に大きいんです。確かに考えたくないことですが、日頃から家族や自分に起こりうるということを考えていたほうがいいように思います。精神的ショックが大きすぎると免疫が下がり、治療を進めにくくなってしまうんです。早期発見・早期治療のために、定期的に検診を受けていただくことをお勧めしたいですね。

Access