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馬場 雄治 院長の独自取材記事

馬場内科・循環器科

(大阪市城東区/今福鶴見駅)

最終更新日:2020/04/01

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大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今福鶴見駅から徒歩で北西に約4分、落ち着いた住宅街の一角に「馬場内科・循環器科」がある。院長の馬場雄治先生は、日本循環器学会の循環器専門医の他に日本内科学会の総合内科専門医の資格を持ち、幅広い知識や経験を生かして包括的な診療を提供している。単に検査数値だけでなく、患者一人ずつの病状をしっかりチェックして、的確な治療を提供するのが馬場院長の基本姿勢だ。また、診療前に患者のデータを確認したり、きちんと患者の話を聞いたりするために予約制を採用しており、落ち着いて診療を受けることができる。馬場院長に地域のかかりつけ医としての思いや治療に対するこだわりなどについて、話を聞いた。
(取材日2018年9月5日)

総合病院での研修を希望して幅広い領域を経験する

医師を志したきっかけを教えてください。

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小さな頃から生き物が好きで、昆虫採集のキットを買ってもらったりして熱中していました。小遣いをためて顕微鏡を買い、それを見るのも大好きでしたね。病院で看護師さんが注射器を扱っておられるのを見ても、怖いとは思わず、むしろ、おもしろそうで自分もやってみたいと思うような子どもだったので、医師を志したのはごく自然な流れだったと思います。

母校ではなく総合病院で研修をされていますね。

幅広くいろいろなことを経験した上で専門的な領域に進むのが本来の研修の目的です。特に救急医療は研修内容から外すことはできないと考えて、私の希望に沿った経験ができる総合病院での研修を希望しました。病院では私の循環器の師匠ともいえる先生やカテーテルの卓越した技術を持っておられる先生とめぐり合うことができ、循環器疾患を専門に扱う国立の機関への出張研修も経験できました。重篤な患者さんばかりで夜勤も多く、大変な日々だったはずですが、当時は「もっともっと診療したい」という思いが強く、充実した毎日でした。

病院の循環器科で活躍されていた先生が開業を決意されたのはなぜですか。

長年勤務するに従って、現場よりも管理的な仕事の比率が増え、臨床の現場から離れてしまうことにストレスを感じるようになってしまったのです。他の病院へ移るという選択肢もあったのですが、開業も経験してみたい、新しいことに取り組んでみたいと考えて独立しました。勤務医時代に開業医の先生方の仕事を拝見して、「自分ならこうする」と考えていたことを実践してみたいという気持ちもありました。

日本内科学会の総合内科専門医を取得しておられますね。

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この辺りは都心のエリアで専門的な診療を求める意識が強く、自分自身ももう一度しっかり勉強しておきたいと思って開業後に取得しました。また、当院では包括的な治療をポリシーに掲げ、内科の領域はもちろん、他の診療科の領域でも、患者さんが診療を希望され、私が対応できる場合は診ています。というのも、年齢を重ねた方は複数の医療機関にかかっておられるケースが多く、受診が負担になっています。当院がかかりつけ医として幅広く対応すれば、患者さんの負担を軽減することにつながるからです。もちろん、当院で難しい症例については、医療連携を生かして信頼できる先生にご紹介します。

患者が安心できるようにわかりやすく丁寧に説明する

患者さんと接する時に大事にしていることを教えてください。

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当たり前のことですが、きちんとアイコンタクトして、あいさつすることですね。手動式という昔ながらの血圧計を使っているのも、測定時に患者さんの腕などに触れる必要があり、それがコミュニケーションに役立つと思うからです。症状などについて説明する際は、患者さんによって理解度に差があるので、一つ一つ確認しながら話を進めます。また、資料を使いながら説明するようにしています。例えば、心電図の検査結果を説明する場合、正常な心電図があればその違いを理解しやすくなります。ただし、説明したことすべてをしっかり理解してもらえれば理想的ですが、必ずしもそれを求めているわけではありません。むしろ、丁寧にしっかり説明してもらったという安心感を持ってもらえることを大事にしています。

予約制を採用されていますね。

患者さんの待ち時間を短くするということに加え、私自身が時間に追われることなく患者さんのお話を聞き、丁寧に説明するためです。また、予約制にしていると、その日に受診される患者さんについての事前準備が可能で、検査データをチェックしたり、どういうふうに説明しようかと考えたりできます。こうした「予習」を行うことで、よりスムーズに診療を進めることができます。

診療ポリシーに「効率よくお金のかからない治療」を掲げておられるそうですね。

その患者さんに必要な検査や治療はすべきですが、そうではないもの、特に投薬については無駄を省くべきだと思っています。私は自分で「美しい処方」と呼んでいるのですが、処方箋を見ればその患者さんの病気が明快にわかる処方をめざしています。医薬分業を採用して、患者さんの希望によりジェネリック薬が選べるようにしているのも、費用を抑えることができるからです。当院で扱う疾患については、ほとんどがジェネリックで対応できます。また、患者さんがどんな薬を使っておられるのかを把握するために、お薬手帳を必ず持参いただくこと、新しいお薬が出された場合は必ずご報告いただくことをお願いしています。

特に力を入れているのはどんな疾患ですか。

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高血圧の治療に注力しています。大規模な病院では時間をかけて高血圧の診療を行うことが難しいので、学会のガイドラインに準拠しながら、よりきめ細かな診療を実践しています。血圧の測定値のみで判断するのではなく、高血圧の原因についてもきちんと調べ、臓器に障害が及んでいないかについてもチェックして、病状の評価を行います。その結果、比較的数値が高くても、臓器障害があまり見られない場合は、薬を出さないこともあります。また、家庭での血圧測定も単に「測ってください」ではなく、血圧計を持参いただいて実際に一緒に測れば、患者さんも安心してくださいます。

入院に至らないように病状をコントロールする

近年は糖尿病が「国民病」ともいわれているとか。

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糖尿病の治療には、最近、新しい良い薬が使えるようになりました。これまでの薬とは仕組み自体が違い、摂取した糖が腎臓で再吸収されるのをブロックして、尿糖にして排出します。摂取カロリーの2割程度の排出が見込め、とりわけ肥満を伴っている人に適しています。降圧作用や尿酸値を下げる作用も期待できるので、当院では早くから取り入れて積極的に使っています。一方、食事療法の際は理想的な食事の写真などわかりやすい資料を使い、「三食きちんと食べる」など、わかりやすい言葉で説明するようにしています。運動指導についても、時間が許す限り私が一緒にストレッチをしたり、実際に歩いてもらってウォーキングのフォームについてアドバイスしたりしています。

循環器疾患についてはいかがですか。

治療が難しいのは慢性の心不全です。診療の期間が開くと、悪化して入院が必要になることが多いからです。そういう患者さんの場合は、症状を可能な限り当院でコントロールして、入院の必要が生じないようにします。症状が不安定になると毎週診療することもありますが、大きな病院をそんな頻度で受診するのはかなり大変ですからね。また、循環器疾患に限定したことではありませんが、容態の変化などが不安な方のために、検査や薬の資料などをファイリングできる「健康管理ファイル」を作成しています。症状が急変した場合もこれを救急隊員や医師に示せば、速やかに適切な治療が受けられます。

先生のリフレッシュ法を教えてください。

クラシック音楽が好きで、院長室にもオーディオシステムを置いています。また、本も好きで、ありとあらゆるジャンルを読みます。飲んだり食べたりするのも好きなのですが、立場上、体重チェックは欠かしませんし、血液検査の数値を見ながら楽しんでいます(笑)。

読者にメッセージをお願いします。

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自分がかかりたいクリニック、家族を受診させたいクリニックを目標に診療してきました。開業12年を経ておよそめざすクリニックに近づけたと自負しています。できるだけ幅広いご相談に応えられるようにしていますので、気になる症状や不調があるときは遠慮なくご相談ください。当日でも電話予約が可能ですので、なるべく予約いただいたほうがゆっくりお話を伺えると思います。

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