社会福祉法人恩賜財団 済生会横浜市東部病院

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三角隆彦院長
頼れるドクター掲載中

早期の治療ほど効果が期待できる
保険適用の青あざレーザー治療

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保険診療

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生後間もない乳児にしばしば見られる青あざは、成長とともに自然に消失するのが一般的だ。しかし中にはいつまでもあざが消えないこともあり、不安に感じる保護者は多いのではないだろうか。太田母斑や異所性蒙古斑などの青あざは健康に害を及ぼすものではないが、見た目の問題から治療を希望する人は多いという。「済生会横浜市東部病院」の西本周平先生は、乳児にも使用可能な麻酔を用意し、子どもの年齢に合わせた痛みの少ないレーザー治療を実施。青あざのレーザー治療には保険が適用されるケースが多く、正常な部位にほとんど影響を与えずに青あざを薄くすることが期待できるそうだ。「あざは早期に治療するのが望ましい」と話す西本先生に、レーザー治療の話を詳しく聞いた。(取材日2018年12月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

顔や腕などにある青あざは自然に消えていきますか?

青あざには太田母斑と異所性蒙古斑があります。太田母斑は1000人に1人に生じるといわれており、顔の片側に現れ、成長とともに濃くなるケースもあります。異所性蒙古斑は、通常おしりや腰の辺りに見られる蒙古斑が、顔や手足といった他の場所にできているものを指します。薄いものであれば時間とともに自然に消えていくケースもあり経過観察は必要ですが、目立たないところで気にならないのであれば、必ずしも治療をする必要はありません。

レーザーを照射する際に痛みはどのくらいありますか?

例えるなら、輪ゴムで皮膚を弾いたくらいの痛みです。我慢できない痛みではありませんが、照射する面積によっては数十発、多ければ数百発程度当てなければならないので、痛みを緩和するために麻酔の使用をお勧めしています。塗るタイプの麻酔は乳児にも使うことができ、幅広い年齢のお子さんに対して痛みを抑えた照射が可能です。また、目の近くにレーザーを照射する際には専用の眼鏡を装着し、ある程度大きなお子さんでしたら、コンタクトレンズのようなもので眼球を保護します。

何歳くらいから始めれば良いか、治療開始の目安はありますか?

早ければ早いほど、効果を期待することができます。その理由は、乳児期のほうが皮膚が薄いため、レーザーの光が通りやすいからです。太田母斑の治療では数回の照射が必要な場合が多く、照射の間隔を3ヵ月~半年ほど空けながら治療を続けるので、乳児期に始めても濃いものだと3、4歳までかかるケースもあります。異所性蒙古斑が数ヵ所ある場合は、まず濃いものから先に治療を開始して、薄いものは経過を見ながら治療が必要かどうかを見極めていきます。

検診・治療START!ステップで紹介します

レーザー治療への適応を診断

あざの種類によってはレーザー照射が効かないものや、治療の必要がなく自然と消えていくものなどもあるため、治療を始める前にしっかりと診察を行い、治療の適応可否を慎重に見極める必要があるとのこと。治療に適応していると診断され、その上でレーザー治療を希望する患者には、医師から治療についての詳しい説明がなされる。

照射の痛みを和らげるための麻酔を実施

レーザーを照射する前に、痛みを和らげるためのクリーム状の表面麻酔が塗られる。上からラップで密閉し、その状態で1時間ほど置く。同院では、クリームタイプの麻酔の他にテープ状の貼るタイプの麻酔も用意。幼児期以降の患者で広い範囲への照射が必要な場合には、全身麻酔を実施するケースもあるそうだ。

レーザーを照射

眼球の近くに照射する際は、専用の眼鏡やコンタクトレンズを装着して黒目を保護する。1発の照射でレーザーの照射範囲は直径3mmほどであるため、あざの面積が大きければ、その分照射回数は多くなる。多いときには100発単位で照射することもあるそうだ。

熱を持った照射部の冷却

あざの黒さの原因は、皮膚の内部にある過剰なメラニンなのだそうだ。このメラニンをレーザーの熱で破壊するため、照射後は軟こうを塗ってもらい、ガーゼを当てて、照射部を保冷剤で冷やす。熱によって正常な組織が炎症を起こしたり、やけどしたりする恐れがあるので、2時間ほどかけてしっかり冷却する。

経過を確認しながら継続的に治療を受ける

治療の翌日〜1週間後を目安に、レーザー照射によってやけどや水膨れ、赤みが出るなどの症状が現れていないか医師が診察を行う。1、2ヵ月後には、治療後の患部の経過を見てもらうために再受診。様子を確認しながら、さらに一定期間を空けて数回照射しあざを目立たなくしていく。

ドクターからのメッセージ

西本 周平先生

青あざによって身体機能に直接的な影響が出るわけではないため、絶対治療すべきというわけではありません。しかし、外見に大きく関わるものですので、あざで悩んでいるという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。早い段階で治療を始められれば、その分だけ効果が見込めます。また、太田母斑や異所性蒙古斑のレーザー治療は保険の適用範囲内となるレーザーがあり、経済的な負担が比較的少ないこともメリットです。もしお子さんのあざを治療すべきか迷われている親御さんがいらっしゃいましたら、ぜひ一度、小児へのレーザー治療を行っている医療機関を受診されることをお勧めします。

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