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矢島 保道 院長、渡部 有希子 先生の独自取材記事

矢島眼科医院

(横浜市神奈川区/片倉町駅)

最終更新日:2019/08/28

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「うちは親子の相性も良く、今まで意見が衝突したこともないんですよ」と笑顔で話すのは「矢島眼科医院」の院長、矢島保道先生。その傍らでニコニコと相づちをうつ娘の渡部有希子先生とともに毎日100人前後の診療にあたっている。順天堂大学卒業後、旧ソ連やアメリカにて先端の白内障治療について学んだという矢島先生は、常に患者のことを気遣う心優しきドクターとして地域で多くの信頼を集めている。その矢島先生が、人柄も眼科の医師としても信頼しているという有希子先生。多くの患者から慕われる2人のドクターに、診療のことから今後の展望までじっくり聞いた。
(取材日2017年11月24日)

地域で評判の日帰り白内障手術に特化した眼科医院

まずは医院の成り立ちと特徴を教えてください。

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【矢島院長】もともとはここからほど近い松本町で開業していたのですが、たまたま医師仲間を通じてこのビルのオーナーから眼科の医師を紹介してくれと話が来て、手術室のスペースが十分とれるとても魅力的な物件だったので、私が移転開業させていただくことになりました。当院は日帰りの白内障手術に力を入れていることから高齢の患者さんが多めですが、お子さんから高齢の方まで、開業以来毎日100人前後の患者さんにお越しいただいています。娘は白内障の手術を専門的に行ってきましたので、現在私は手術には携わらずに任せています。娘以外に来ていただいている順天堂大学の教授も白内障の手術を専門としており、困難な症例にも対応してもらっています。

お互いのことをどのような眼科医師と思いますか?

【有希子先生】父はとにかく真面目で優しいんです。白内障手術をした患者さんに対しては、「何かあったらすぐに電話して」と自分の電話番号を渡したり、患者さんのために労を惜しまずあちこちの知り合いの先生に電話したり、ずっと大学病院にいた私にとっては「町なかのお医者さんって患者さんのためにここまでやるのが当たり前なんだ」と、驚きの連続でした。自分のところへ来てくださる一人ひとりの患者さんに対する責任感や、患者さんの性格や生活環境など多くのことを把握しながら診療する姿はまさに「病でなく人を診る」で、本当に素晴らしいなと思いました。
【矢島院長】順天堂大学の理念は「名医であるより良医であれ」。でも、良医であるためには名医でなければならないわけで、その点、この子はまず眼科医師としての努力をしますので、信頼ができます。そして誰に対しても優しい、いい医者だと思いますよ。

患者と接するときにどのようなことを心がけていますか?

【有希子先生】患者さんは自分の病気について現状と将来の見通しを知りたいと思うので、まずはその2点についてわかりやすく説明するようにしています。また、白内障は高齢の患者さんが多いので、大きな声でゆっくり話したり、できるだけ専門用語は使わずに患者さんにとってわかりやすい説明を心がけています。保護者の方はお子さんの目が悪くなったらどうしようととても不安に思われることが多いので、「通いながら様子を見ていくものなので大丈夫ですよ」と、まず安心していただけるような声掛けをしています。

患者だけでなく医師仲間からも慕われ、信頼を集める

そもそもお二人はなぜ眼科の医師になったのでしょうか。

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【有希子先生】小さい頃は「女の子だし、結婚したら旦那さんに付いていくよね」みたいなことを言われていたので、ああ、自分は後を継がなくていいんだなと、なんのプレッシャーも感じることなく自由に育ちました。進路をどうしようか考えていた時に、「どうせ理系に進むなら、医学部も考えてみたら?」と初めて父に背中を押してもらったことがきっかけで、医療の道に進むことになりました。
【矢島院長】私は幼い頃からとにかく本が大好きで、大学は文系に進みたいと思っていましたが、眼科の医師だった叔父から「まずは生活基盤を整えてから自分の好きなことをやってみたら?」と言われ、それもそうだなと納得し、眼科の医師になりました。今はその選択でよかったと思っています。

どのような検査ができるのでしょうか。

【矢島院長】診断力を支えるのは精密な検査です。当院でもOCTを使った検査や斜視の検査など一通りの検査ができますし、視野検査は視能訓練士によって機械を使って測るだけでなく、動的視野も測ることができます。一般のクリニックでは少ないのではないでしょうか。また、患者さんの中には眼科だけでなく内科的疾患や脳神経外科的な疾患をお持ちの方も少なくありません。急にCTやMRIを撮らなくてはならないような場合、大きな病院は予約だけで数週間先となってしまいますが、開業医なら即日対応も可能な場合があります。私は医師会の活動をしていることから、開業医の中にも素晴らしい専門性を持った先生がいらっしゃることを知っています。「こういうときはこの先生」と自信を持って紹介できる人脈も当院ならではの自慢の一つです。

患者に言われてうれしかった言葉はありますか?

【有希子先生】治療後の患者さんに「よく見えるようになった」と目を輝かせて喜んでいただけたときはこちらまでうれしくなるし、「先生の一言のおかげで不安が吹き飛びました」と保護者の方に言っていただけると、同じ親として私もほっとします。
【矢島院長】今まで多くの患者さんと接してきましたが、「一人ひとり患者さんはみんな異なる」という気持ちで接してきたつもりです。直接お礼を言われたときもうれしいものですが、地域のパン屋や寿司屋に立ち寄った時に、「先生のところを受診したお客さんが、いい眼科が見つかったって喜んでましたよ」なんて言っていただけた時は本当にうれしいですね。本人のいないところでこのように言っていただけたということは、本当に患者さんに喜んでいただけたんだろうなと、喜びもひとしおです。

患者の不安を取り除き、心からの笑顔に

休日はどのように過ごされていますか?

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【有希子先生】休日はひたすら育児に明け暮れています。普段も午前の診療を終えて家に帰るまでの間に気持ちが“お母さん”に切り替わりますね。眼科を選んだ理由の一つは、結婚や出産をしても続けられること。子育ての経験も生かしながら、女性ならではのきめ細かな配慮のできる診療を心がけていきたいですね。
【矢島院長】昔は家内と山に登って、帰りにその近くでおいしいものを食べてくるのを楽しみにしていましたが、最近、出歩くことはめっきり少なくなりました。娘が孫を連れてしょっちゅう遊びに来てくれるので、今は孫の顔を見るのが最大の楽しみですね。

今後の展望をお聞かせください。

【有希子先生】私自身、ここでずっと眼科の医師を続けていきたいと思っていますので、来てくださった患者さん一人ひとりとの関係を大切にしながら、父のように地域で信頼される医師になりたいと思っています。今はセーブしながら仕事をしているので、子育てが落ち着いてきたら少しずつ仕事量を増やしていきたいですね。今は父から多くのことを学ぶとともに、地域の皆さんとともに歩みながら成長していきたいと思っています。
【矢島院長】ゆくゆくは娘に全面的にこの眼科医院を任せたいと思っていますが、いきなりすべてを任せるのではなく、少しずつ娘に任せながら自然にシフトしていこうと思っています。前は院長の私目当ての患者さんが多かったのに、最近は娘を指名する患者さんも多いんですよ。当院に来てくださっている患者さんだから私が診て当然だろうとお呼びしたら、「先生じゃないんですけど……」なんて言われたこともありました(笑)。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

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【有希子先生】眼科の医師としても人としても、私はまだまだ修行の身。患者さんや父に学びながら、一人でも多くの方の気持ちに寄り添い、不安を取り除いて笑顔になっていただけたらいいなと思っています。この先もずっと地域の皆さんとともに歩んでいきたいと思っていますので、些細なことでもどうぞお気軽にご相談くださいね。
【矢島院長】当院はホームページもないし、特にこれといった宣伝もしていないのですが、ありがたいことに患者さんのクチコミやご紹介でちょうどいい人数の患者さんにお越しいただいています。これからは娘のペースで、無理なく、来てくださった患者さんとの関係を大切にしながら、今まで以上に一人ひとりの患者さんを大切にしていきたいと思います。

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