ケン歯科クリニック

ケン歯科クリニック

大熊 健司院長

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大宮駅から歩いて10分の「ケン歯科クリニック」は開院して11年、周辺に住む主婦や高齢者を中心に患者が訪れる。大熊健司院長がめざすのは「患者さんと長く付き合い、口の状態を良好に維持できるクリニック」。「口下手」と自分を評す通り、口数は多くはないが、飾り気のない発言が信頼に結び付くのだろう。開業以来から通い続ける患者もいるという。「時間をかけて徐々に関係を築き、その中で患者さんが伝えにくいことも打ち明けれてくれるようになったら」と大熊院長。院内にはCTや、セラミックを製作できるセレックシステムなどの先端的な機器がそろい、インプラントや審美的な治療にも力を入れている。診療への思いや取り組みについて聞いた。
(取材日2017年6月20日)

患者の治療経過を辿れるのが開業医の醍醐味

―開院して11年が経ちます。まずは患者層についてお聞かせください。

当院は大宮駅から少し離れていて、大通りからも1本入ったところにあるので、近くにお住まいの主婦の方やご高齢の方が多いですね。家族ぐるみで受診されることもあり、まずはお母さんが来て、おじいさん、おばあさんをご紹介いただき、そしてお子さんもという流れが目立ちます。立地柄、飛び込みは少なく、8割はご紹介経由。主訴としては虫歯や歯周病、入れ歯の治療のほか、先端的な設備を備えているのでインプラントや審美的なご要望もありますね。

―開業以来、どんなクリニックをめざしてこられたのでしょうか。

改めて聞かれると難しい質問ですね。一番は、患者さんを長く診ていくクリニックでしょうか。勤務医時代はなかなか患者さんの治療経過を追えなかったんです。大学病院は治療分野が細分化していて、例えば、矯正治療をやりたくても患者さんには矯正科をご紹介することになります。また、非常勤医だと診療日は限られるので同じ患者さんを継続して診られない。その点、開業すれば患者さんをずっと診られます。インプラントの手術をした患者さんに対しても予後に問題がないかしっかりとチェックできる。ですから、治療して終わり、ではなく、治療の経過を辿って必要があれば適時調整しながら、患者さんの口の状態を良好に維持していくクリニックでありたいと考えています。

―「先端的な設備」というのは、CTやセレックシステムのことですよね。

そうです。CTは平面画像に留まるレントゲンとは違い、患者さんの口を3次元で確認できる優れた機器で、安全なインプラント治療を行うためには必須です。セレックシステムは一般の方が聞いたことのない機器かもしれませんが、セラミックを作る際に通常だと数週間かかるところを、半日という短い時間で作ることができるものです。セレックシステムがあることによってもう一つ言えるのが、費用を抑えることができるという点があります。詰め物やかぶせ物に使われるセラミックは陶器の材料で、見た目が良く、表面がツルツルと滑らかであるため、食べかすや歯垢がつきにくい素材。セレックシステムがないクリニックだと、歯科技工士に外注します。それを外注でなく、クリニック内でセレックシステムを使って作ってしまうので、結果的に費用を抑えることもできるんです。僕は新し物好きで、設備投資を積極的に行っているのもクリニックの特徴です。

記事更新日:2017/07/13


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