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治療や入れ歯製作、口腔ケアも
全身疾患から捉えた訪問歯科診療

雨宮歯科医院

(横浜市神奈川区/片倉町駅)

最終更新日:2021/09/09

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  • 保険診療

寝たきりなどで通院が難しい人に対し、自宅や施設を訪問して診療する訪問歯科診療。医療制度充実により、近年訪問診療を実施する歯科医院も増加傾向にあるという中、横浜市神奈川区の「雨宮歯科医院」では早くから取り組みをはじめ、培ったノウハウを惜しみなく共有してきた。「介護予防の観点からも、健康寿命延伸のためにも、訪問診療を利用して歯科受診を継続していただくことはとても大切です」と語るのは同院の雨宮和則院長。多角的視野からの訪問診療を実践するため介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格も取得し、他業種連携による充実した訪問診療を継続してきた雨宮和則院長に、訪問歯科診療について詳しく話を聞いた。(取材日20210年8月4日)

生活の質向上と健康寿命延伸のために、通院が難しくなっても訪問診療で歯科受診の継続を

Q訪問歯科診療とは? なぜ始められたのでしょう?
A
1

▲介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格も取得する雨宮院長

病気で寝たきりの方や足が不自由となり移動が困難になった方など、歯科医院を訪れての受診が難しい方に対し、ご自宅や施設などを訪問して診療を行う医療サービスです。現在少子高齢化が急速に進んでいます。しかし、虫歯(う蝕)や歯周病などの疾患を放置してしまうと歯を失う原因になりますし、口腔清掃が不十分になると、繁殖した細菌を唾液や食べ物などと一緒に誤嚥した際、気管支や肺に入ってしまうことで「誤嚥性肺炎」を引き起こすことも。何より、健康な歯としっかり噛む機能を保つことは、食事への意欲につながり、高齢者の生活の質、及び健康寿命の延伸を大きく左右するのです。

Qどんな方が対象となり、どのような症状の方が多いですか?
A
2

▲介護する上で口腔ケアに悩む家族からの相談にも対応

認知症、難病や高齢により寝たきりの方、足が不自由な方などで通院が困難な方が対象となり、介護保険と医療保険の適応となります。エリアは特に限定していませんが、保険が適用できるのは法律で医療機関から半径16km以内の訪問診療と決まっており、それより遠方の方は自由診療での対応となります。症状としては、虫歯(う蝕)、歯周病で痛みがある方、食事がうまく噛めない、飲み込めないといった方や、入れ歯が壊れた、入れ歯が合わないとおっしゃる方が多いでしょうか。脳梗塞後のまひや認知症により、歯磨きがうまくできないという方もいらっしゃいます。介護する上で口腔ケアに悩むご家族からのご相談も多いですね。

Q訪問診療でも歯科受診を続けていくべきなのでしょうか?
A
3

▲訪問診療を活用して口腔の健康を保つことが大切

咀嚼・嚥下機能の低下は栄養状態の悪化につながります。また、高齢者の誤嚥性肺炎は死につながるもので、実際死因で上位にあるものでした。しかし、介護保険の改正により、月に4回の歯科衛生士による訪問口腔ケアが保険適用となり、誤嚥性肺炎で亡くなる高齢者の数が減少しているというデータもあります。訪問診療を活用してお口の健康を保つことは、食事への意欲を上げて生活の質を向上するだけでなく、全身の健康と長寿をかなえるための大切なものなのです。長く寝たきりの患者さんでは、ヘルパーさんが近寄れないほどの口臭がある方も。適切なケアを継続的に受けることは、ご自身に加えて、関わる周囲の人にもメリットがあるのです。

Q訪問診療で大切にしていることを教えてください。
A
4

▲外来と同等の診療を行えるよう機材も充実

外来と同等の診療を行えるよう、訪問診療に使用する機材も充実させています。ポータブルユニットやエックス線に加え、全身の状態を把握しながら治療できるよう、全身モニター装置や血中酸素濃度測定器なども携帯して訪問します。また、口腔内の水分や舌圧、咀嚼能力などを数値化して把握できる検査機器も用意しています。ご高齢の方では口腔ケアの大切さをなかなかご理解いただけない方もいらっしゃいますが、わかりやすく、繰り返し、丁寧にお伝えすることを心がけています。機能維持に役立つ「健口体操」をイラストで解説したものを洗面所に貼るようお勧めしたり、ご家族に食事の際の注意点をまとめた資料をお渡ししたりもしています。

Q訪問診療を受けるまでの流れについても教えてください。
A
5

▲生活の質向上と健康寿命延伸のために受診は大切、と語る雨宮院長

当院では訪問診療をご希望の方向けに申し込み用紙と費用などをまとめた資料をご用意しており、介護施設などを通して配布しているほか、ホームページからもダウンロードしていただけるようにしています。ご希望の方は用紙にご記入の上、ファクスなどで当院までご提出いただき、訪問日などの詳細を調整させていただきます。初診の際にはお口の中の状態を確認して今後の方針をご相談するのと同時に、必要な書類のご確認とご署名もお願いするためお時間をいただくことになります。その後は必要に応じた治療を行い、一通り治療が完了すれば週に1度の歯科衛生士による訪問と2〜3ヵ月に1度の歯科医師の訪問を継続していくことになります。

ドクターからのメッセージ

雨宮 和則院長

おいしく食べることは栄養摂取により全身の健康につながるだけでなく、生活に潤いを与えるものでもあります。しかし、歯が痛い、よく噛めないといったお口のトラブルを抱えていては、しっかり噛んでおいしく食べることが難しくなります。外来での受診が難しくなっても、訪問診療で歯科受診を継続することが重要なのです。当院では介護保険制度開始以前より、通院が難しくなった高齢の患者さんへの訪問診療を行ってまいりました。医師や看護師、介護士、薬剤師など多様な職種の方たちと連携し、歯科医師としての視点からそれぞれの患者さんに必要なケアをご提案しています。お口の健康維持でお困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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