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中村 ちの 院長の独自取材記事

なのクリニック

(横浜市港北区/妙蓮寺駅)

最終更新日:2022/11/11

中村ちの院長 なのクリニック main

妙蓮寺駅から徒歩約5分、住宅街の一角で10年以上も地域の健康を見守ってきた「なのクリニック」。クリニック名の「なの」は、院長を務める中村ちの先生のフルネームから2文字をとったもの。「ほかにない名前ですし、ひらがなで親しみを感じていただければと思いました」と中村院長は語る。内科・消化器内科・糖尿病内科を掲げ、よろず相談所のように何でも話せる場をめざして開業した中村院長の診療スタイルは、患者一人ひとりの話を丁寧に聞くこと。さまざまな話の中から患者のバックグラウンドをつかみ、それを治療に役立てているという。中村院長に、得意な診療や今後の展開、プライベートなどさまざまなテーマで話を聞いた。

(取材日2019年1月22日)

地域にとって身近な「よろず相談所」をめざして開業

一般住宅のような親しみやすい建物のクリニックですね。

中村ちの院長 なのクリニック1

住宅街の中にあるので、普通の一軒家と間違われることもありました。あえて医療施設らしくない外観にしたのは、身近なクリニックにしたかったからです。ちょっとした困り事でも気軽に相談できるよろず相談所。ご近所の方にとってそんな存在でありたいという思いから、親しみやすい建物にしたつもりです。リラックスして通っていただけるよう、院内もアットホームな雰囲気づくりを心がけています。その効果なのか、腰を落ち着けてゆっくりお話しされていく方は多いですね。特にお母さん世代の患者さんからは、育児の相談も時にはありますね。

どんな患者さんが多いのですか?

ほとんどは近隣にお住まいの方で、幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。近隣に女性の医師が少ないこともあり、「女性の先生に診てもらいたい」とおっしゃる女性の患者さんも多く目立ちます。

診療にあたって心がけていることを教えていただけますか?

中村ちの院長 なのクリニック2

患者さんお一人お一人の「話をよく聴く」ということです。お一人ずつじっくり会話するのでどうしても診療に時間がかかってしまいますが、いろいろな話をすることで、その方の生活背景なども見えてきてそれが治療のヒントになったりするんです。お一人お一人に合った最善の治療法を心がけております。

消化器内科が専門、女性特有の病気も見逃さない

先生のご専門についてお聞かせください。

中村ちの院長 なのクリニック3

消化器内科出身なので、おなかの症状がある方は必ず触って状態をチェックするなど、特に消化器系の所見で見落としがないよう努めています。当院では、近隣の設備が整った病院と連携をとり、見落としがないように努めております。設備がない検査に関しては、連携病院に行き、検査のみを行っていただきます。連携病院で行われた検査後の結果説明、フォローはこちらで行いますので、継続して診察を行い、経過診察もしっかりみていくシステムです。

印象に残っている患者さんについてお聞かせください。

特定のお一人ではありませんが、「おなかが痛い」とおっしゃるので診療したところ、腹水があるので大きな病院に送ったら卵巣がんや卵巣腫瘍が見つかった、という方がこれまで何人かいらっしゃいます。腹痛があると胃腸の病気だと決めつけがちですが、実はいろいろな原因が考えられるんです。特に女性は婦人科系器官もありますから、気をつけて診療しなければいけないと常に思いながら診察しています。近年は2人に1人ががんにかかるといわれる時代。治療のためには早期発見が何より重要ですから、健診を受けたことがないという方には定期健診の大切さをお話しし、受診をお勧めしています。幸いこの地域の方は定期健診に積極的で、健康への意識が高いなと感じます。

今後の展望を教えていただけますか?

中村ちの院長 なのクリニック4

開業から11年目に入って今さらですが、やっと少し余裕ができてきたので、以前から取り組みたかった訪問診療について考えているところです。この地域は比較的若い方が多いとはいうものの、ご高齢の方がいないわけではありません。当院にも実際、お年寄りの患者さんは珍しくありませんし、ご年齢とともにこちらに通えなくなったというケースもあります。せっかくご縁ができた方ですから、最期までサポートして差し上げるのが開業医の務め。医師は私一人なので診療に回れる人数には限界がありますが、お昼休みの時間や休診日など一定の時間枠の中で、できるだけご要望にお応えしていければいいと考えております。

女性ならではの視点から美容の面でも地域を支える

美容的な施術も行っていると伺いました。

中村ちの院長 なのクリニック5

開業当初から美容については興味があり、きちんとした技術を習得するため講習などを受けて勉強してきました。大々的に宣伝しているわけではありませんが、当院の2階に専用室を設け、美容面をサポートするため、IPLを用いた施術のための設備など各種機器を調えています。当院で提供しているのは、フェイシャルケアを中心としたお肌のケア。内科診療に来られた時に初めて知る方が多いのですが、もちろん美容目的だけでいらっしゃる方も、最近は多くなってきました。施術を希望されるのは、20代から80代まで幅広く、お子さんが幼稚園や学校に行っている間にちょっときれいに……いつまでも美しさや若さを保とう!というような感じで皆さん気軽にご利用されているのだと思います。

プライベートはどのように過ごしていますか?

以前はまとまった休みを取って娘と海外旅行に出かけることもごくたまにありましたが、どちらかというとインドア派。開業してからは特に健康面に気をつけるという意味でも、疲れをとるため家でゆっくり体を休めることが多いですね。休日といっても、娘もお陰さまで大きくなり、家族3人の生活時間がばらばらですから、最近は一人家で海外ドラマなどを見てのんびり過ごしています。趣味らしい趣味はほとんどありませんが、強いて言えば料理でしょうか。パン作りなどに熱中することがストレス発散になっていますね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

中村ちの院長 なのクリニック6

当院では、病気に限らず患者さんが抱えているさまざまな不安や悩みについて、何でも気軽に頼っていただけるクリニックであることをめざし、これからも努力していきたいと思っています。体調面で気になることがあっても、自分だけは大丈夫と思っていたり、「時間がないから」「面倒だから」と言ってクリニックに行くのを避けていると、病気の発見が遅れて重症化し大変なことになったりする可能性があります。症状がなくても、できれば年に1回くらいは血液検査などでご自身の健康チェックをお勧めします。特に、子育てで忙しいお母さん世代などはご自身の体のことを後回しにしがちなので、「誕生日の月は健診」などと決め、定期的に検査を受けていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

フェイシャルケア/5000円~

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