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五味 明良 院長の独自取材記事

五味歯科医院

(名古屋市東区/千種駅)

最終更新日:2020/04/13

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千種駅からすぐの場所にある「五味歯科医院」。多くの患者が頼りにする五味明良院長は、愛知学院大学歯学部に長年在籍し、虫歯などの歯の疾患に関わる治療法を研究する保存修復学に専念。その知識と経験をもとに、「自分の歯」の大切さを地元名古屋でより多くの人に伝えたいと開業。ホームページ上にQ&Aを開設したり、虫歯予防のためのパンフレットを自ら制作するなど予防歯科の啓発に意欲的で、誰にでも伝わりやすいようになるべく平易な言葉を使って丁寧に説明をする様子が印象的だ。スタッフは全員が歯科衛生士。マイクロスコープや先進のチェアを導入し高いレベルの院内ケアをめざす。そんな五味明良院長にクリニックでの治療方針や、予防治療に対する思いなどを聞いた。
(取材日2020年3月12日)

保存修復学を基軸になるべく削らず抜かない治療を志す

どんな患者さんが来院されますか?

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大学病院時代からの患者さんなど、長いお付き合いになる方もいて、以前名古屋に住んでいた方が東京や横浜、長野などから今でもお見えになるケースがあります。当院は予防治療に力を入れていますので、長年定期的に通っていただく方が多いですね。「入れ歯が得意な歯医者さんを探していた」という患者さんもいらっしゃいます。特に宣伝をしているわけではありませんが、患者さんのご家族やお知り合いの方々をご紹介いただける機会もあり、ありがたく思っています。

先生は保存修復学がご専門とのこと。どんな学問ですか?

私は大学病院に19年在籍していまして、保存修復学の研究・治療・教育をしていました。保存修復学とは歯科保存学の一分野で、簡単に言うと虫歯の治療方法を研究する学問です。一言で虫歯治療といっても、歯を削って詰め物をしたりかぶせ物をするだけでなく、虫歯の部分を薬液で溶かしたり、痛みが少ないように装置を使って微細な粉末を虫歯の部分に噴射して取り除いたり、レーザーで蒸散するなどさまざまな方法があり、どの治療法にも一長一短があります。保存修復学では、歯をなるべく抜かずに、いつまでも自分の歯で食べることができるように治療を行い、本来の歯を保存し機能させることを目的としています。その考えは私の治療のベースになっていて、保存修復学に出合えて良かったなと思っています。

クリニックの治療方針を教えてください。

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一生自分の歯で食べるために、“なるべく削らず、できれば抜かない”ということです。早く治すために、歯を削って人工物に置き換える治療法もありますが、人工物がもともとの歯より優れているということは決してありません。虫歯になってしまった原因が取り除かれていないのに歯を修復すると、修復物の周囲からまた虫歯になるという悪循環に陥ってしまうこともあります。また、歯周病になったら歯を抜くしかないと考える人も多いようですが、そんなこともありません。以前、歯周病が進行して、他の歯科クリニックで、すべての歯を抜いて総入れ歯にしなさいと言われた患者さんが相談にみえましたが、歯周組織は再生能力が高く、根気よく取り組んでいけば治療の期待ができることもあります。通院と日々の食生活やブラッシングなどのホームケアを頑張っていただければ、1本も歯を抜かずに済む場合もあるんですよ。

同じベクトルを持った歯科衛生士と予防に力を注ぐ

虫歯の予防に重点を置くのはなぜですか?

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歯周組織は再生能力が高いと言いましたが、歯自体は人間の体の中で治癒能力が極めて低い組織ですので、予防がとても重要なんです。口の中にいる常在菌のうち主にミュータンス菌が、食事をエサに酸を作り、歯のカルシウムやリンを溶かしてしまいます。しかし、しばらく食事をしなければ唾液の中のカルシウムやリンが歯の表面に戻ってきて再石灰化されることがカリオロジーの研究によってわかってきています。この再石灰化能力には個人差があって、早い人は20分~30分、遅い人でも2時間ほどで再石灰化が始まるとされています。また、糖分や酢酸を過剰摂取すると歯のエナメル質が溶けて虫歯になりやすくなります。そのため、一人ひとりの体質や食生活を把握することも予防においては大事な要素です。

スタッフは全員、歯科衛生士だとお聞きしました。

当院のスタッフは全員、歯科衛生士の資格を持っており、特に予防に重点を置いています。食生活へのアドバイスや一人ひとりに合った歯ブラシの選び方・ブラッシングの仕方などをアドバイスしようと思うと、スタッフが知識と経験を持ったプロでないと難しいと思っています。現在5人のスタッフがいまして、受付もすべて歯科衛生士がやっています。患者さんからの相談のお電話も受付の歯科衛生士が応対し、丁寧にご説明させていただきます。また、スタッフ全員のベクトルが同じ方向を向いていることを大切にしていますので、私からはこうしてほしいという方向性だけしか伝えません。それぞれの歯科衛生士のやり方に任せて、器具などは得意なものを使いつつ、高いレベルでスケーリングやクリーニングなどを提供できるように心がけていますね。

スタッフの働きやすさも重視されているのだとか。

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当院では長く勤めてくれているスタッフが多いですから、その間には結婚や出産などいろんな環境の変化があります。それに合わせて、フルタイムやパートタイムなど勤務形態も変えていく必要が出てくるんです。歯科衛生士としてやりがいを感じて生き生きと活躍してもらいたいので、スタッフが働きやすい環境を提供していくことはとても大事ですね。例えば今回、午後の終了時間を早めるという診療時間帯の変更を試みました。スタッフも私もやはり良いコンディションで患者さんと向き合い、ずっと続けていけたらと思っていますので。今まで午後遅く会社帰りに来てくださっていた患者さんには、なるべく通院の回数を減らすなどの工夫をして、引き続き通院していただけるよう努力をしていきたいと思っています。

患者の口腔内管理を密に行い生涯にわたりサポート

虫歯予防のためにクリニックではどんなことをしていますか?

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予防のためにもっとも必要なことは、患者さん自身が自分の口の中の状態を把握して、それぞれに合った方法で予防、管理することです。そのために、まず虫歯の度合いを測るレーザー光のペンを診察に用いています。このペンを使うとレントゲンではわからない隠れた虫歯を発見したり、脱灰の程度を数値化することができますので、患者さんに口の中の状態を理解してもらった上で、どのような自宅でのケアが必要かをアドバイスできます。また、フッ化物製剤がエナメル質の再石灰化の促進や細菌の合成阻害などに期待できるため、患者さんの定期的なメンテナンスでは、希望に応じてフッ化物製剤を用いて予防処置をしています。

新型の治療チェアを備えるなど設備面も充実していますね。

先日、3台すべての治療チェアを新しいものに変えました。開業して20年を越え、2回目の入れ替えです。10年を一つの節目としてまだまだ頑張っていきたいと思っています。機能的には、バキュームに逆流防止装置がついていたり、においの問題も解消できるようになっています。また、ヘッドレストの周りに器具が設置されていて、口の中を見たままその器具を取ることができますし、手をかざすとスイッチが入る非接触型になっているため、スムーズに治療が進められるようになります。患者さんにとっても、シートがやわらかく、長時間でも疲れにくく心地良い環境で治療を受けていただけると思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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かかりつけとして、患者さんを生涯にわたりサポートしていくには、年代に合わせてクリーニングやブラッシング方法も変えていくことが理想です。そういう努力をしていくと、1年に数回のペースでメンテナンスだけの通院で済んでいくことが多いです。何年も付き合っていくと患者さんの口の中を見ただけで、歯磨きの癖や薬の服用による唾液量の変化など、その人の習慣や体調の変化がよくわかり健康維持につながる指導ができます。まず歯周ポケットの深さを測るのですが、歯肉からもいろんなことがわかってきます。それをずっとチャートでつけていることが患者さんに対しての1つの財産かもしれません。年齢によって口の中の状態はどんどん変わっていきます。その時々にあったメンテナンスを的確にアドバイスしてもらえる歯科医師や歯科衛生士を見つけてほしいと思います。最後まで自分の歯で食事ができる方が増えるといいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック修復 5万~7万2000円/ラミネートべニア 6万円/ゴールド修復 3万~6万円
矯正(部分) 3万5000円/矯正(上下顎・全体)~7万円/金属床 8万~30万円
漂白(ホームブリーチ) 3万5000円/インプラント(含修復物) 27万円

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