医療法人社団慈友会 山田内科

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山田 充院長

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的確な診療と適切な治療で、患者の一生を支える

―人工透析を受ける場合、透析専門医に診てもらうことは大切ですか?

そうですね。透析を受ける患者さんは腎臓病だけでなく、さまざまな病気を合併していることがほとんどです。例えば透析導入に至る原因のトップは糖尿病で、患者さんの43%は糖尿病性腎症という病気といわれています。腎不全に伴って骨に異常が起きてくる腎性骨異栄養症という病気もあります。透析患者さんは、そうでない方よりも、骨折や皮膚のかゆみ、皮膚の潰瘍で悩んでいる方が多いんですよ。透析を行う医師は、こうしたさまざまな合併症にも目を配りながら治療を進めなければならないので、当然、高い専門性が要求されます。しかし日本の現状では、透析専門医は不足しています。また患者さんにも、専門医を選ぶことの大切さというものが浸透していないように感じることがあります。確かに近所にあって通いやすいというのも大切ですが、ご家族やご自分の体のためを思えば、専門医に適切な治療を受けることはとても大切だと思います。

―なかなか伝わりづらい部分なのでしょうか。

確かに、透析専門医が治療をしたからといって、今日明日にすぐに症状が良くなるというものではないので、患者さんにとって違いはわかりにくいかもしれません。しかし、症状を診てどんな薬をどれほど使ったら良いのかなど、そういったこまかい判断をきちんと重ねていかないと、長い目で見ると将来に影響が出てきます。「これだけ飲んではいけない」とか「あれを食べてはいけない」とか、専門医の指導は患者さんにとって時には「面倒だ」と感じることがあるのかもしれません。でもそれは、患者さんのためを思うからこそ。糖尿病の患者さんやその予備軍はとても多いのに、その危機感は驚くほど薄いと感じることがあります。だからこそ、専門医に診てもらうことの大切さを感じていただきたいと思います。

―最後に、今後のビジョンを教えてください。

これからますます高齢化が進み、透析が必要な患者さんや、糖尿病、高血圧、高脂血症といった病気を抱えて長い歳月を生きる高齢者は増えていきます。当院では、歩行が困難な透析患者さんのために通院用の送迎車を手配するなど、利便性も確保しつつ、患者さんの健康管理に一層の貢献をしてまいりたいと思っています。また、老人ホーム等の施設との連携も強めていきたいと考えています。そのために、複数の専門性の高い外来を設け、地域の基幹病院との連携をとりながら、質の高い医療を適切に提供していくよう努めている次第です。患者さんにはぜひ、専門の医師の価値を知っていただき、ご自分のニーズにあった医療機関選びをしていただきたいと思います。また、病気の早期発見・早期治療のためにも、定期的に健診を受けていただきたいです。どうぞ、ご自身の健康にも関心を持ち、ご自分の身体を大切にしてください。



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