短期間で美しい歯並びをめざす
前歯の部分矯正
ひまわり歯科矯正歯科
(横浜市港北区/新横浜駅)
最終更新日:2021/10/12


- 自由診療
前歯のガタつきやすきっ歯など、歯並びにコンプレックスがあるものの、「何年も装置をつけるのは」と矯正治療をためらっている人も多いのではないだろうか。そんな人の選択肢として挙げられるのが気になる部分だけをピンポイントで治療する「部分矯正」。極力歯を抜くことなく短期間で美しい歯並びを手に入れることをめざす方法だ。そんな「部分矯正」を多く手がけているのが、新横浜にある「ひまわり歯科矯正歯科」の小屋敷英樹先生。全顎矯正に比べ手軽さと費用が抑えられることが特徴だという部分矯正について詳しく話を聞いた。
(取材日2019年12月27日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q治療を始めるきっかけはどのようなことが多いですか?
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A
結婚式や新たな就職を控え、長年気になっていた歯並びを直したいとご相談を受けるケースが多いですね。部分矯正を受ける患者さんは20代から40代の女性が多く、「気になる前歯だけを何とかしたいが長期にわたって装置をつけるのには抵抗がある」という方がほとんどです。前歯や下の歯の歯並びは笑った時や話す時に目につきやすく、コンプレックスに感じてしまう方が多いようです。目立ちやすい歯列だからこそ、ピンポイントに整えることで、表情に大きな違いが表れやすいと考えています。治療を完了すると皆さん明るい表情をお見せくださいます。歯列矯正には、メイクなどを超えるほどガラッと印象を変える力があると感じますね。
- Q他の矯正法との違いやメリット・デメリットを教えてください。
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A
部分矯正は気になる前歯をピンポイントで矯正する方法です。歯と歯の間を削ることはありますが、ほとんどのケースでは非抜歯で行うことができます。気になる部分のみに器具をつけるので歯の負担が少なく、歯を抜かない場合は健康な歯を残すことができるのがメリット。ワイヤーブラケットを使う場合とマウスピース型装置を使う場合がありますが、いずれにしても期間が短く費用も全顎矯正に比べて抑えられます。デメリットとしては、まれに歯列の乱れが激しい方や顎の骨が小さい方では実施が難しい場合もあることが挙げられるでしょうか。
- Q治療期間について教えてください。
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A
ケースバイケースではありますが、器具をつけての治療期間は半年程度の方がほとんどです。3〜4週間に1度、器具の交換のためにご来院いただく必要がありますが、期間が短いため全期間を通しても通院は7〜8回程度。治療完了後は元に戻ってしまって再治療にならないよう、歯の裏側にリテーナーをつけたり、マウスピース型装置をセットしたりすることで後戻りを防いでいきます。装着による痛みや違和感については個人差がありますが、あったとしても長くは続かず2〜3日で慣れる方がほとんどだと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングと口の中をチェック
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まずは歯並びに対する悩みを聞き、どのような歯並びにしたいかをヒアリング。口の中の状態を確認し、部分矯正が可能であるのかや、動かす歯に虫歯がないかなどを確認する。虫歯が見つかった場合、緊急性のあるものは治療を優先するが、そうでないものは応急処置をしてそのまま矯正治療に進むことも可能。短期間での矯正終了後に、噛み合わせや審美面を考慮しながら改めて虫歯治療に取り組む。
- 2歯型採取とエックス線撮影で分析
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目視による状況把握で部分矯正が可能と判断されれば、口腔内写真撮影とエックス線撮影、型採りを行い、得られたデータをもとに治療計画を策定する。詳細なデータをもとに治療計画を策定することで、歯の大きさや形、傾斜具合、骨格や顔つきなど、個性に合わせた矯正につなげていく。
- 3治療の詳細について説明を受ける
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治療計画に基づき、詳細の説明を受ける。おおよその治療期間や予算のほか、治療によりどの程度の結果が見込まれるのか、抜歯や歯を削る必要はあるのかなど。見た目への影響に加え、歯列を整えることで虫歯や歯周病の予防につながるといったメリットだけでなく、多少の痛みや違和感が発生する場合があることなどのデメリットも包み隠さず話す。費用の支払い方法にもデンタルローンなどにも対応し、始めやすい環境を整えている。
- 4いよいよ装置を装着し治療スタート
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見た目はもちろん、噛み合わせも考慮しながら器具を装着し、動的治療を開始する。治療期間内の装置交換のための受診は月に1〜2回が目安。ワイヤーはオプションで白いものを選ぶこともでき、金属ワイヤーに比べて目立ちにくい。治療中の見た目を気にする人もいるが、短期間ということもあり意外に気づかれないというケースも多いという。
- 5定期検診とメンテナンス、クリーニングで経過を観察
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治療終了後は装置を外し、歯列が元に戻らないよう、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着。上から取り外し可能なマウスピース型装置をつけることで、二重に後戻りを防止していく。リテーナーは歯の裏側に装着するため、目立ちにくい。1ヵ月後にチェックとクリーニングを行い、その後3ヵ月、半年と繰り返しチェックを受けることが望ましい。同院では1年間の保証期間を設け、万一歯列が戻ってしまった場合の再治療にも対応する。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた部分矯正/30万円~、全顎矯正/65~90万円、前歯の部分矯正/20~50万円、白いワイヤー/1本 2000円