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メンタルヘルスケアをより身近に
かかりつけとしての心療内科

とのやまクリニック

(西条市/伊予西条駅)

最終更新日:2020/12/25

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  • 保険診療

将来への不安を感じたり、何事にもやる気を失ってしまったり、なかなか眠れない日が続いたり。「もしかしてうつかも……」と思うことがあっても、精神科や心療内科を受診するにはハードルを感じている人が多いのではないだろうか。精神的な疾患は、体の病気とは違い目に見える症状が少ないため、どんなときに医師に相談すればいいのか、自己判断に悩むところでもある。そこで今回は、うつ病や社会不安障害、パニック障害などの診療を通して、患者の心の健やかさを取り戻すことに努める「とのやまクリニック」の殿山勇次院長に、心療内科との付き合い方や、最近、話題となる「コロナうつ」についても教えてもらった。(取材日2020年11月26日)

患者一人ひとりの個人史をひもとき、千差万別のアプローチによりメンタルヘルスケアに努める

Q心療内科はどんなときに受診すればいいのですか?
A
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▲経験を生かし、住宅や経済面に関しても親身に相談を受ける院長

仕事に行く気がせず、楽しみを感じることがなくなったり、同じことをグルグルと考えてしまい食べ物が喉を通らなくなったり、不眠の症状があらわれたり。このような精神症状は、自分で気づく場合と、人から言われる場合があります。最近では「おかしいな?」と感じたらインターネットで調べて、自分の症状がうつ病なのではないかと心配される方が多いです。ただ、インターネットの情報は玉石混交。自己判断は危うい部分がありますので、上記のような症状があり不安に感じているときは、お気軽にご相談いただければと思います。

Qでは、心療内科ではどのような診療が受けられるのですか?
A
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▲スタッフ一丸となり、苦しみの緩和をめざし、悩みの原因を探す

当院では、まずは看護師が予診としてお話を伺います。短ければ15分から20分ほど。長い方では1時間くらいかける場合もあります。どんな症状が出ているのか、どんなことに悩んでいるのか、丁寧にヒアリングをしますので、これだけでも楽になったという方もいらっしゃると思います。その後、私が診察をする二段構えで患者さんのお話を傾聴していきます。診療は傾聴を基本として、カウンセリングのようにお話を伺っていくことが中心になる患者さんもいれば、薬物療法を中心に進める患者さんもいます。当院には心理士がおりませんので、本格的なカウンセリングをお望みの方には心理士のいるクリニックや病院をご紹介しています。

Q診察の際に、先生が大切にしていることを教えてください。
A
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▲薬を変えることにも柔軟に対応。漢方も処方している

歴史にストーリーがあるように、患者さんにも個人の歴史や特性がありますから、そこをくみ取った上で最適な解決策を考えていくようにしています。精神症状を引き起こす悩みの根本への対策としては、例えば隣人トラブルであれば物件探し、経済的なお悩みであればローンや補助金などのアドバイス、はたまた肩こり解消法ですとか(笑)。自分の経験が少しでもお役に立てればと考えています。また、薬物療法に関しても、お薬の量を増やしてもいいから早く治したい方、あまりお薬は飲みたくない方など千差万別。患者さんのご希望を第一に、当院ではお薬を変えることにも柔軟に対応しています。また比較的緩やかな作用をする漢方の処方も行っています。

Q実際にはどのような悩みを抱えている方が多いですか?
A
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▲労働問題による疾患にも対応。疾患に対応した資料も作成している

労働問題の悩みは結構前から増えていますね。過重労働、責任が増えて悩んでいる。辞めたいけど辞められないなど、さまざまな原因でうつ病を発症する方がいらっしゃいます。うつ病のほかには、パニック障害も増えています。不安が大きくなって、動悸や息苦しさ、めまい、過呼吸に陥ることも。パニック障害は突然発症することがありますから、疑いを感じたときは早めにご相談いただきたいと思います。また地域性でいうと、当院の位置する西条・新居浜エリアは工場が多いので、交代勤務による睡眠障害を発症する例が多いです。

Q最近耳にすることのある「コロナうつ」について教えてください。
A
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▲患者のこれまでの歴史をふまえ、根本原因を探すアプローチをする

コロナうつというのは、新型コロナウイルスそのものが引き起こすうつではなく、コロナ禍によって変わった環境に不適応になること、つまり適応障害から起こるうつとその一連の症候群の総称です。リモートワークのストレスや、夫婦間の問題など、コロナうつはさまざまな原因を含んでいるので、患者さん個人のことを知らないことには治療にも進めません。やはり生活歴を知ることが重要となります。そして適応障害は環境を整えることが大切ですから、傾聴や薬物療法という精神科医師としての診療だけでなく、物事の根本にアプローチするよう努めています。

ドクターからのメッセージ

殿山 勇次院長

私は基幹病院の精神科を経て当院を開業しました。心療内科クリニックとしたのは、受診のハードルを下げ、悩みや不安を感じている方により気軽にご相談いただきたいと考えたからです。患者さんの生きてきた歴史、ライフスタイルは人それぞれですから、悩みや不安に感じていることも違って当然。ですから、治療方法も一つではなく、患者さん一人ひとりに最適なサポートができたらと考えています。さまざまなことが多様化している現代社会ですから、白と黒だけではハッキリしない部分も多々あります。そんな社会の変化に揺れ動く、グラデーションのような心の機微を感知していきたいと思っています。

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