全国のドクター8,884人の想いを取材
クリニック・病院 161,496件の情報を掲載(2020年1月18日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港北区
  4. 妙蓮寺駅
  5. 東整形外科クリニック
  6. 東 航 院長

東 航 院長の独自取材記事

東整形外科クリニック

(横浜市港北区/妙蓮寺駅)

最終更新日:2019/10/16

14190 df 1 main 1448008495

東急東横線・妙蓮寺駅より徒歩8分。綱島街道沿いにある「東(ひがし)整形外科クリニック」は、運動療法を主体としたリハビリテーションに力を入れているクリニックだ。院長の東航(ひがし・わたる)先生は、地元出身で医療を通じて地域に貢献していきたいと常に考えている。「電気を当てたり温めたりするだけでは、なかなか回復は見込めません。運動療法を主体としたリハビリテーションで、しっかりと歩ける体をつくる必要があります」と東院長。本来の治療とはどのようなものなのか、詳しく話を聞いた。
(取材日2015年10月22日)

自分の足で歩けるようにすることが健康づくりの第一歩

歴史のあるクリニックと伺いました。

14190 df 1 1 1446638124

1976年に父が開業しました。当時は手術室や入院施設がある有床診療所としてスタートし、20年後に現在のような診療中心のクリニックとなりました。私がクリニックに赴任したのが2008年で、2015年8月に、父の後を継いで正式に院長に就任しています。有床診療所だった頃の建物の広さを生かして2階、3階と運動療法を主体としたリハビリテーションの充実を図っています。腰痛など痛みでまったく動けなくなる方もいるので要望があれば積極的に往診依頼を受けるようにしています。

なぜリハビリテーションを強化しようと思われたのですか?

14190 df 1 2 1446638124

整形外科診療所の治療として一般的に電気治療、温熱治療、けん引治療などが知られています。これらは物理療法といわれ、当院でも加齢性変化に伴う関節痛などの治療として取り入れています。しかし、物理療法だけ漫然と受ける場合の問題点もあります。整形外科疾患全般にいえることですが、慢性疾患やスポーツ外傷は、これらの物理療法と運動療法(リハビリテーション)を組み合わせることで社会復帰や再発予防の対策を講じないと、その場しのぎの治療に陥ってしまいます。私は学生時代、膝のケガで手術を受けました。手術はうまくいきましたが、その後のリハビリテーション不足の中でスポーツに復帰したため、膝の加齢性変化が進行してしまい、膝への負担が強い運動ができないほどになってしまいました。自分の経験でもってリハビリテーションの大切さを痛感しているのです。

整形外科のリハビリテーションは高齢の患者さんが多く通っておられますね。

はい。整形外科診療所では、ご高齢の方が毎日治療に通う姿が当たり前の光景になっています。しかし、医療本来の観点からすると、通院頻度を少なくしてシンプルに治療を行い、早く社会復帰させるべきだと考えています。一方で、治療が半永久的に必要な方もおられますので、そのような方には週1回程度のリハビリテーションと自宅での自主訓練が理想だと考えています。治療レベルを卒業しても自主訓練が難しい方には、体操教室も開催し体力維持の手助けを行っています。年齢を重ねると、健康を維持しながら自立した生活を送るのは難しいかもしれませんが、歩ける体、歩ける脚力を維持することが必要です。その手助けをするのが私たち整形外科の医師の役目だと思っています。

スタッフの成長が医院全体のステップアップにつながる

診療にあたり大切にしていることは何ですか?

14190 df 1 3 1446638124

自分が勉強して当たり前に感じていた知識でも、医療の進歩とともに違う見方や新たな治療法が確立されたりします。ですので、自分の知識や認識を過信せず、常に新しい情報を取り入れていくために勉強を欠かさないように心がけています。時間を見つけて勉強会やほかの病院でのカンファレンスに参加したり、手術見学や勉強会に出席したりして、新しい知識を得るようにしています。そして、その知識を患者さんに還元しています。

スタッフも一緒に勉強会に参加しているそうですね。

当院では、受付、事務、看護師も含めて30人以上のスタッフが交代しながら勤務しています。コメディカルでも参加できる勉強会があれば声をかけて一緒に行くようにしています。当院では勉強熱心なスタッフが多く、いつも誰かしらが私の横について一緒に参加しています。私もスタッフも、知識や情報を常に更新していかないと治療に生かせませんし、それがクリニック全体のステップアップにつながると思っています。資格を持っていないスタッフたちには、メーカーの方に来てもらって説明会を行うなど、それぞれが、それぞれの持ち場で力を発揮できるようにしています。私1人でできることには限界があります。スタッフあってのクリニックだと思います。幸い熱心なスタッフが多く、助けられています。

ところで、先生が医師を志したのはお父さまの影響ですか?

14190 df 1 4 1446638124

やはり父の影響が大きいです。私は4人兄弟の長男です。私以外はすべて文系に進みましたし、小学生の頃から、父の後を継いで医師になるしかないと思っていました。もし長男でなかったら、サッカー選手になっていたと思います(笑)。これだけ地域に根づいて患者さんの信頼を得たクリニックをつくってくれた両親には感謝しかありません。

感謝の気持ちを忘れずに地域貢献を続けたい

お忙しいでしょうが、休日はどのように過ごされているのでしょうか?

14190 df 1 5 1446638124

趣味というか、自分磨きのために茶道をやっています。ここで勤務を開始した7年ほど前から始めました。きっかけは、ものを見るセンスや知識が少ないので、旅行先などであまり感動しない自分がいることに気づいたことです。まずは日本をもっと知るために総合芸術である茶道を始めました。死ぬまでに10回感動するより、100回感動したほうがいいですから(笑)。茶道を始める前はサッカーをやっていたのですが、手術を受けた膝が悪くなったので今は少ししかやりません。ほぼ引退ですね(笑)。運動は、ジムに行って泳いだりしている程度です。手術を受けたり、膝痛に悩まされたりすることで、少し患者さんの気持ちがわかるようになったと思います。

地域における役割など、今後の展望についてお聞きします。

14190 df 1 6 1446638124

当院の成り立ちは携わった職員や地域の方々なしで考えることはできません。熱心なスタッフに支えられ、患者さんからいただく感謝の声がなければ医業を続けられません。感謝の気持ちを忘れずに地域の人たちに医療を中心にして貢献していきたいと思っています。先日は消防署員に来ていただき、AEDの講習会も行いました。参加したのはスタッフがほとんどだったので、次回は地域の人たちだけで行おうと思っています。また、イベントなども企画して、さまざまなことを発信していく予定です。例えば、子どもたちに看護師や医師の職業を体験してもらうなど、クリニックが地域の人たちにとって身近な存在となれるようにしたいと思います。

診療についてはいかがですか?

診療については、スタッフと協力しながら目の前にいる患者さんにベストな対応ができるよう治療にあたるだけです。その中で整形外科治療の本質をもっと世間の方にわかってもらえるよう努力していきたいです。大きな医療機関では、医師は大勢の患者さんを診察しなければならないので、過剰な治療は行いません。ある意味、時間やお金のかからないシンプルな医療を行っているといえるでしょう。私は、医療行為についてはそれと同じことを開業医の現場で行いたいと思っています。それに加えて介護保険サービスのアドバイスや、家族で困っている人がいないか相談に乗ったり往診したりしてホームドクターとしてのサポートができればと考えています。漫然と毎日通院するのは本来の治療の姿ではないということも、ぜひ知ってほしいですね。

Access