全国のドクター9,201人の想いを取材
クリニック・病院 158,634件の情報を掲載(2024年4月24日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港北区
  4. 日吉駅
  5. 安藤歯科医院
  6. 安藤 友彦 院長

安藤 友彦 院長の独自取材記事

安藤歯科医院

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2023/05/12

安藤友彦院長 安藤歯科医院 main

日吉の町に根づいて50年近い歴史を持つ「安藤歯科医院」。父の安藤彰彦先生が築いてきた信頼をベースに、大学病院で培ってきた先端の技術を融合させ、より幅広い世代の患者に対応できる歯科医院づくりに取り組んでいるのが2代目となる安藤友彦院長だ。学生時代は慶應義塾高等学校に通い、まさに日吉の町と一緒に育ってきたという安藤院長。患者目線で居心地の良さを追求したという院内は、温かい木目の素材を生かした心地良い空間だ。患者が納得して治療を受けられるよう、患者の声に真摯に耳を傾け、丁寧でわかりやすい説明を大切にしているという。穏やかな笑顔で語る安藤院長に、地元・日吉への思いや同院ならではのかかりつけ医としての取り組みについて、じっくり聞いた。

(取材日2022年12月14日)

地域に密着したかかりつけ医として幅広い診療の提供を

この辺りでとても歴史のある歯科医院だと伺いました。

安藤友彦院長 安藤歯科医院1

当院は1976年に私の父が開院した歯科医院で、ここは私が育った実家です。開院当初からずっと通い続けてくださる患者さんも多く、中には私が小さかった頃のことをよく覚えていて、私が知らないことまでご存じの方もいるほどです。この町のかかりつけ医として、幅広い世代の患者さんに来ていただいていることが当院の特徴の一つ。生まれたばかりの赤ちゃんから100歳近いご年配の方まで、幅広い年齢層の患者さんを診療しています。今の建物は2002年に建て替えたもので、ベビーカーや車いすの方でも受診しやすいよう院内はバリアフリーにし、車いすやベビーカーのまま診察室まで来れるようにしました。木をふんだんに用いた落ち着きのある内装と、広めに造られた半個室の診療室でリラックスして診療を受けていただければと思います。

患者さんと接するとき、どのようなことを大切にしていますか?

まずは患者さんが何を望んでここへ来られたのかをしっかりと聞くことを大切にしています。そのために会話を重視しますし、難しい専門用語はなるべく使わず、わかりやすい言葉で説明するようにしています。歯科医師側は患者さんの話を聞いているつもりでも、患者さんからすれば「まだ大事なことを聞いてもらっていない」「本当は気になることが別にあるんだけど」という、もやもやとした思いを感じている人も少なくないと思います。ここに来る患者さんには、なるべくそういった思いをしてほしくありません。なぜその治療が必要なのかをご理解いただき、一緒に治療方針を決め、納得していただいた上で治療を始めるようにしています。

そもそも先生はなぜ歯科医師になろうと思ったのでしょうか。

安藤友彦院長 安藤歯科医院2

幼い頃から歯科医師として働く父の姿を見て育ったことと、父以外にも母方の祖父や叔父、叔母など親戚に歯科医師が多かったことが影響していると思います。私自身、子どもの頃はやんちゃで、じっと静かにしていられない子でしたが、小児の歯科医師をしていた叔母に手際良く治療してもらったことを覚えています。中学から慶應に通い、大学もそのままストレートに進む選択肢もありましたが、父の後を継ぎたいという思いが強く、東京歯科大学へ進みました。卒業後、東京歯科大学大学院で歯科補綴学を専攻し、東京歯科大学千葉病院に勤務。難症例を含め、さまざまな臨床経験を積み、ここへ戻ってきました。具合が思わしくなかった祖父に、3代目として歯科医師の国家試験合格の報告をできた時は、感慨深かったですね。

「また来たい」と思える納得の治療で、信頼関係を築く

幅広い診療に対応していますね。

安藤友彦院長 安藤歯科医院3

こちらで診療するようになって17年になりますが、今では虫歯や歯周病などの一般歯科から、入れ歯治療、インプラント治療、審美歯科、レーザー治療、歯列矯正の相談、小児歯科、予防歯科など幅広く対応しています。よく「かかりつけ医を持ちましょう」といわれますが、それは医科だけの話ではなく、歯科も同じです。困ったときや、何かお口の中に違和感を覚えたときに、気軽に相談できるかかりつけの歯科医師がいると安心ですよね。そのためにもさまざまなケースを診断できる歯科医院でなければいけませんし、幅広い診療に対応できる環境が必要です。当院では地域の歯科医院の先生方や病院との緊密な連携を深め、矯正に関しても専門の先生をご紹介します。「ここへ来ればなんとかなる」「また来たい」と思っていただけるよう、精度の高い診断と適切な治療を心がけています。

ホワイトニングに力を入れているとお聞きしました。

長いお付き合いの患者さんが多く、メンテナンスのために定期的に通ってくださる患者さんから、虫歯や歯周病以外のご相談、例えば歯をもっと白くしたいというご相談が増えてきています。当院ではホワイトニングの勉強にも力を入れてきており、院内で行うオフィスホワイトニングと、ご家庭でできるホームホワイトニングをご用意しています。オフィスホワイトニングでは、専用の機械を使用して、ホワイトニング薬剤を塗布した後にライトを照射し、安全性に配慮した効果の期待できるケアの提供に努めています。また、口臭の悩みを持つ患者さんも増加傾向にあるので、ご納得していただけるような対応を心がけています。

先進の設備も充実しています。

安藤友彦院長 安藤歯科医院4

歯科用CTは早くから導入していて、すでに更新もしています。CTを撮るためだけにわざわざ他の医療機関を受診していただくのも大変ですし、より確実で精度の高い検査治療のために歯科用CTは欠かせないと思っています。また、肉眼では見えない部分まで口腔内を鮮明な高画質で捉えることのできるデジタルマイクロスコープも導入しています。感覚に頼らず、狭い根管の深部までしっかり確認しながら治療できるので、治療の精度向上、再発のリスクを抑えることにつながります。場合によっては抜歯が必要と思われたケースでも、抜歯以外の治療法を提案できることもあります。院内感染防止対策としては、クラスBの高圧蒸気滅菌器などを使い、滅菌の徹底に努めています。

10年後、20年後のために、「今」できることを

訪問診療にも対応されているそうですね。

安藤友彦院長 安藤歯科医院5

日吉・綱島・高田を中心に、基本的には体を動かすことのできない患者さんに訪問診療を実施しています。当院を選んでずっと通ってくださっていたものの、途中で体が不自由になってしまい、通院できなくなって困っている高齢の患者さんへの対応として行っています。院内での診療を終えてからの訪問なので、訪問診療を専門としている歯科医院と同等のケアとまではいきませんが、お口のケアをしたり、入れ歯を作ったりするくらいなら対応可能です。

どのようなときにやりがいを感じますか?

例えば、入れ歯を作った患者さんから、「ありがとう、先生のおかげで食事をおいしく食べられるようになりました!」と目を輝かせて喜んでいただけたりしたら、やはりうれしいですね。しっかり噛んで食べられるということは、心身の健康に直結するだけでなく、認知症の予防にもつながることがわかってきています。また、訪問診療でも「先生に会えてうれしい」と言っていただけたら、お口のかかりつけ医としてのやりがいと責任を感じますね。子どもの頃から知っている、身内のような大切な患者さんに喜んでいただけるよう、これからも地域に密着したかかりつけ医として診療に取り組んでいきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

安藤友彦院長 安藤歯科医院6

最近は介護スタッフとの連携も進み、高齢の患者さんの嚥下に関するご相談も増えてきました。特に多いのが、食事の際、むせるようになってしまった患者さんに関するご相談です。もちろん対応させていただきますが、今後はむせることのないよう、早めにケアを開始するなど予防にも力を入れていきたいですね。また、働き盛りの若い方の中には歯科医院は痛くなったら行くところと思っている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、何ともない状態の時から定期的に通うことで、今ある歯を良い状態で長持ちさせられる可能性が上がります。10年後、20年後の健康な歯のために、まずはお口の状態のチェックを受け、自分に合うメンテナンスを受けていただければと思います。気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/4万4000円~、インプラント治療/27万5000円~

Access