全国のドクター9,097人の想いを取材
クリニック・病院 161,401件の情報を掲載(2020年3月30日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 目黒区
  4. 目黒駅
  5. 西郷歯科クリニック
  6. 家泉 育子 院長

家泉 育子 院長の独自取材記事

西郷歯科クリニック

(目黒区/目黒駅)

最終更新日:2019/08/28

13929

目黒駅からバスで7分ほどの場所にある「西郷歯科クリニック」。1937年の開業以来、地域に根差した診療を続ける同院は祖父から母へ引き継がれ、現在は3代目の家泉育子先生が院長を務めている。南国風のユニフォームを着たスタッフが出迎えてくれた院内はアロマの香りが漂い、リラックスできる雰囲気だ。診療では予防歯科に重点を置き、家族ぐるみで長年通う患者が多く、障害がある人への治療も行っている。自身が子どもの頃から病院が苦手だったという家泉院長は、「歯医者さんが怖い」という人のための配慮を欠かさない診療スタイル。常に患者の気持ちに寄り添い、治療は必ず声をかけながら進めていくという。そんな家泉院長に、医院や診療のことからプライベートの話までたっぷり聞いた。
(取材日2017年11月22日)

3代続く地域密着型の歯科医院

外観や内装など南の島のような雰囲気が感じられてリラックスできますね。

1

このような雰囲気にしているのは、患者さまに和んでいただきたいという想いからです。3人いる子どものうち、真ん中の子が1歳の時にかかった病気のために障害がありまして、私たち家族もなかなか自由に旅行などに行けなかったものですから、気分だけはハワイにいたいと思ったということもありますね。当院は祖父が80年前に開業し、祖父から母、私と引き継ぎ、3代目なのですが、以前はこのすぐ近くに医院がありました。この場所に移転したのは16年前です。元の場所がマンションになるということで移転しなければならなくなり、通ってくださっている患者さまにすぐ説明できて、わかりやすいこの場所に移転しました。

アロマの良い香りや、スタッフの皆さんのユニフォームにも癒やされます。

当院は子どもの患者さまも多いので、恐怖心を感じさせないようにと気をつけています。スタッフのユニフォームもその一つです。このハワイ風のユニフォームは、実は患者さまが作ってくださっているのです。アロマは、虫を除けるといわれているユーカリの香りを使っています。また、お子さんが緊張しないようにとキッズルームも作りました。私自身がお医者さん嫌いで、医院に入っただけで血圧が上がるくらい苦手なものですから、当院に来てくださる人がなるべくそうならないようにと配慮しています。

地域の特性や患者さんについてお聞かせください。

2

子どもの時からずっと住んでいる場所ですから、私にとっては本当になじみのある所です。当院は今も昔も、地域に根差した歯科医院です。患者さまはご家族でいらっしゃる方が多いですね。かかりつけとして、ご家族で何代も通ってくださっている方も多く、私が小さい頃からいらっしゃっている患者さまもいます。小学校・中学校は地元の学校に通っていましたので、その時に教えていただいた先生が患者さまとして来てくださると、私は頭が上がりません(笑)。

患者の気持ちに寄り添い、「怖くない歯医者」をめざす

お母さまの姿を見て、小さい頃から歯科医師になろうと決めていたのですか?

3

そうですね。母の歯科医師としての姿を見て育ちましたので、自然と医療の道をめざすようになりました。小さい頃から歯科医院はとても身近な場所で、特に治療室に行くのが好きだったんです。小学校に上がる頃には、器具を触ったり、手伝いたがったり、カルテをめくってみたりしていたようです。また、私は小さい時から体の仕組みに興味があって、解剖なども好きでした。そういうことからも、医療方面に進みたいとは思っていましたね。

患者さんとのエピソードなどありましたらお聞かせください。

この辺りに障害者施設が多いこともあり、障害のある患者さまの治療もしています。障害のある方は、いろいろなことに敏感なことが多いので、彼らと接したり、治療をする中で、どういうことに不安や恐怖を感じるのかなどを学ばせてもらっています。例えば、スタッフが変わるのを嫌がることが多いのですが、ずっと同じスタッフということはなかなかできません。慣れてもらうために、いきなり新しいスタッフが担当するのではなく、最初はそのスタッフに私のそばについてもらって顔なじみになってもらったり、同じスタッフと接する回数を増やしたりして、慣れてもらいます。治療に不安や恐怖を感じるのは小さい子どもも同じで、親しくなってからじゃないと治療ができません。大人でもすごく怖がりの人がいますので、やはり徐々に慣れていただくようにするなど、どんなときもなるべく患者さまの気持ちに寄り添うように心がけています。

予防に力を入れておられますが、どのようなケアを行っていますか?

4

当院は、虫歯予防に限らず、口の中全体の健康をめざしています。お子さんの場合は、おやつを含む食生活や、指しゃぶりや頬づえなどの悪習癖がないかを親御さんにお伺いしています。私たち歯科医師にできることは、フッ素の塗布やシーラント、歯磨き指導など。成人した方であっても食事の内容についてお聞きしてアドバイスし、正しいブラッシングの徹底をめざします。歯のお掃除をする道具は歯ブラシだけではないですから、デンタルフロスなども含めてその人に合った大きさ・固さを選んで指導するようにしています。私は幼稚園の園医もしているのですが、今は歯磨きの指導のときに、歯ブラシだけでなくデンタルフロスの指導も行っています。フロスも小さい頃から使い慣れていると、そんなに難しいものではありません。

セルフケアとプロフェッショナルケアで予防の習慣を

ご自身の健康に関して、普段から気をつけていることなどありますか?

5

家が歯科医院だったということもあると思いますが、お菓子を食べさせてもらえず、3食の食事が一番大事という環境で育ったものですから、それを大切にしています。大学を卒業してからこれまで、インフルエンザと1日熱を出した以外は休んでません。産後も5日入院し、6日目から仕事に戻りました。そうせざるを得ない環境だったのですが、それでもやってこれたのは、やはりきちんとした食事を取っていたおかげでしょうか。やはり小さい頃の食生活がベースになるというか、20~30年先までそれが生きていくのではないかと思います。どんなに忙しくても、朝と夜は必ず自分で食事を作ります。買ってきた物で済ますというのは、よほど忙しいとき以外はないですね。その代わり凝ったものは作りません。簡単な物だったり、手抜き料理のときもあります。

食事は、歯や体の健康と深く関連しているのですね。

食事内容はもちろん、噛む回数も大切ですね。噛む回数が増えると、唾液の量も増え、脳の血流も良くなりますし、唾液と混ぜて飲み込むと胃腸への負担が少なくなります。また、睡眠も大切です。睡眠不足や疲労が続いたりすると、必ず口の中に信号が出ます。お口の中から全身状態がわかると言ってもいいくらいです。糖尿病や高血圧症、内臓に異常がある場合、歯肉の状態や口臭が通常とはまったく違ってきます。口臭については、歯周病によるものと、内臓の異常からくるものでは、臭いの種類が違うのです。当院に来院された方でお口の状態から体の異常が推測され、病院に行くように勧めたケースが何件かあるのですが、中には命に関わる事態を引き起こしかねない状況の方もいらっしゃいましたので、見逃すことがなくて良かったと思います。

休日はどのように過ごしていますか?

昔は空手やボディーボードをしていましたが、今は外にはあまり出ないで、家の掃除をしたりしています。夏は代診の先生に来てもらい、2週間ほど休みを取るようにしています。それが年に1回の自分の時間ですね。家や医院にいると、何かが気になって仕方がなくなり、それをやらないと気が済まない性分なので、この休みのときは、それができない状態に自分を持っていくように海外などに出かけて、子どもたちとゆっくり過ごすようにしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

6

お子さんがいらっしゃる場合は、小学校を卒業するくらいまでは夜の仕上げ磨きがとても大切なので、しっかり磨いてほしいです。大人の方は、自分でちゃんと歯を磨いているようでも、完全ではない部分が出てきますから、セルフケアとプロフェッショナルケアの両方を取り入れていただきたい。80歳になっても20本以上自分の歯を残そうという8020運動では、当院にかかってくださっている患者さまも例年何人か表彰されるのですが、今年はご夫婦で表彰された患者さまがいます。そこまで健康でいらっしゃることも、そして、20本以上自分の歯があるということも素晴らしいことですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザー治療/550円~ 

Access