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まきこどもクリニック

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牧貴子院長
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医療トピックス

乳幼児期に受ける予防接種
重要性を正しく理解し病気を防ぐ

まきこどもクリニック

保険診療

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さまざまな病気から子どもを守るために欠かせない予防接種。種類が非常に多く、接種が義務づけられている「定期」と、受けるべきかが患者側にゆだねられている「任意」がある上に、複数回受けないといけないものもある。その複雑さに頭を悩まし、時には「すべてのワクチンを接種する必要があるのか?」と考えてしまう親も少なくないのではないだろうか。予防接種に関する多くの疑問や不安は、もしかしたらその“意味”をきちんと理解する場が少ないからなのかもしれない。今回は長年にわたり地域の子どもたちの健康を支えてきた「まきこどもクリニック」の牧貴子院長に、予防接種を受ける必要性や担う役割、予防接種をきちんと受けてもらうための同院での取り組みについて深く語ってもらった。 (取材日2017年10月2日)

予防接種の重要性を理解し、子どもの健康を生涯にわたって守っていく

さまざまなワクチンを、長い期間かけて接種するのはなぜですか?

1 ▲牧院長。予防接種について常に新しい情報を取り入れている 予防接種はおよそ生後2ヵ月から開始しますが、効果や副反応から受けるタイミングや回数が非常に重要だと言われています。受けるべき年齢の期間も決まっているので、時間をかけて年代ごとに良いタイミングで受けることが求められてくるのはこのためです。これはこれまで積み重ねてこられた、ワクチンの研究によって導き出されたもの。ワクチンごとに決められた範囲の中で、上手にやりくりしていく必要があります。もちろん複数種類の同時接種を受けることはできますが、すべてのワクチンを一回で接種できるものではない、ということです。

予防接種は定期と任意がありますが、どちらも受けるべきですか?

2 ▲医院入口にはスロープとベビーカー置き場がある 「任意」という言葉の印象から「どちらでもいいもの」と考えられがちですが、医師としては定期・任意ともにどちらも受けるべきものと考えています。費用がかかりますのでもちろん無理強いはできませんが、定期や任意に関わらずそれぞれのワクチンの意味を知っていただいた上で、必要なものとして受けていただくことが大切です。また予防接種を受けているお子さんがたくさんいることは、社会全体で病気の流行を防ぐ“集団免疫”の機能を保つためにも重要です。卵アレルギーを心配して接種をためらわれる方もいらっしゃいますが、インフルエンザワクチン以外の一般的なワクチンは卵アレルギーに関係なく、安心してお受けいただけます。

予防接種に関する貴院の取り組みについて教えてください。

3 ▲やさしい色味の院内。スタッフにベテラン看護師がいるなど心強い お母さんの理解を深めるために、お子さんが生後1~1.5ヵ月のときに診察とは別に予防接種の必要性や安全性について説明する機会を設けています。その場で質疑応答も行い、説明後は看護師と接種の予定表を作成するのですが、その時にも看護師から再度予防接種の必要性に関するお話をさせてもらい、より理解を深めていってもらいます。また予防接種の種類は以前にはなかったものが定期になって増えていることもあり、2人目3人目のお子さんへのご説明の際に、後からでも上のお子さんが接種しておくべきものについてはお話しすることもあります。このように機を逃さずお話しするためにも、機会を設けることは大切だと思います。

予定通り接種を受けられなかった場合、どうすればよいですか?

4 ▲ワーキングママだった院長の厳しくも愛のある言葉は魅力の一つだ 突然の発熱など、必ずしも予定通りに事を運べるわけではありませんよね。やむを得なく予定がずれてしまった場合は調整も対応いたしますので、ご相談いただきたいです。時には親御さんのご都合で予定がずれてしまうというケースもあるかと思います。予定通り実施していくことは大切ですが、臨機応変に対応しながら、予定、予定とこだわらずにやっていきましょう。接種時にはこちらで毎回必ず母子手帳を確認し漏れ防止に取り組んでいますし、接種時の副反応などのトラブルにも迅速に対応できる点もクリニックで予防接種を受けるメリットと言えるでしょう。

予防接種を受ける意義を、牧先生はどのようにお考えですか?

5 ▲隔離室設置で院内感染予防にもきちんと対応 私は、予防接種は生涯にわたる健康を守る手段の一つだと考えています。副反応を気にされる方もいますが、当院であった重いものはじんましん程度で、接種時にできてしまったしこりは成長とともに消えていきます。乳幼児期にきちんと予防接種を受けることは、その時の病気だけでなく将来的な病気を防ぐためにも欠かせません。それにお子さんが将来留学や海外勤務を希望した時、予防接種の履歴は必ずチェックされることになります。接種漏れが将来のつまずきにならないためにも、計画的に予防接種を受けるべきだと思います。お子さん自身が接種の履歴を把握するためにも、母子手帳は大きくなったらお子さんが管理すべきだと考えています。

ドクターからのメッセージ

牧貴子院長

一人ひとりを病気から守り、社会全体で病気から身を守るためにも予防接種を受けることは重要と考えています。今は日本では珍しくなった病気の病原体が海外から入ってくることもあります。予防接種を受けずにいた場合、そのような病気からお子さんを守ることが非常に難しくなると言えるでしょう。私自身は、今のお母さんたちが珍しいと思う病気が身近にあった世代です。そんな私だからこそ、病気から身を守る大切さを伝えていかなければと思うのです。予防接種の副反応によってお子さんの命が危険にさらされることも、残念ながらゼロではありません。しかしそれ以上に、病気を防ぐ有効的な手立てです。このことを今後も伝え続けていきたいです。

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