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篠原 範行 院長の独自取材記事

スマイルオン矯正歯科

(伊丹市/伊丹駅)

最終更新日:2021/12/07

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科 main

阪急伊丹線・伊丹駅より徒歩1分。公園に隣接した日当たりのいい立地にある「医療法人社団 スマイルオン矯正歯科」は、1階に広々とした待合室、2階に診療スペースを設け、訪れる患者がリラックスできるようにと開放的で居心地の良い内装が魅力のクリニックだ。院長の篠原範行先生は、1995年の開業から非抜歯矯正治療の実践を中心に、講演や執筆などの活動も積極的に行うなど、矯正治療のエキスパートの一人でもある。「矯正は長いお付き合いになるので、気軽に来院してほしい」と穏やかな笑顔で優しく語りかける篠原院長に、診療で大切にしていることや同院の特徴などを聞いた。

(取材日2019年3月12日)

親戚の家に遊びに来る感覚で、楽しく来院してほしい

先生が診療で大切にされていることを教えてください。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科1

当院は、痛みに配慮した矯正治療に取り組んでいるということ、そして小学校低学年から矯正を始める場合は、経過観察の期間も含め、20歳くらいまで長いお付き合いになりますので、楽しく通ってもらうことを願っています。それには院内の雰囲気も大切だと思いますので、スタッフ一丸となりチームとしてみんなで楽しく仕事ができるような環境づくりに励んでいます。また、僕自身が患者さんのお悩みをはじめとするお話を聞くことがとても好きなので、お気持ちを最優先した丁寧なカウンセリングを心がけていますし、治療法についてはメリットはもちろん、リスクを含めたデメリットも詳しく説明をした上で患者さん自身に後悔のない選択をしていただくようにしています。

貴院の「歯を抜かない矯正」というのは、どういった考えなのでしょうか。

筋肉とのバランスをとりながら奥歯の位置を真っすぐに立て直すことで、長期的に安定する噛み合わせを獲得していこうというものです。そのため結果的に歯を抜くことが少ない矯正につながっていくのです。また、歯を抜かないことによって、歯列が狭くならないため、口角から口角まで歯が見える魅力的なスマイルをめざすことができます。つまり、はじめから「抜かない」ことを提唱しているのではなく、歯を抜く必要が結果的になくなるケースが増える、ということです。とはいえこれはあくまで結果であり、状況によっては歯を抜かなければならない患者さんもいらっしゃいますが、その際はしっかりとご納得のいく説明をした上で、矯正に入るようにしています。

矯正治療はどのタイミングでスタートするものでしょうか。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科2

最適な時期は歯並びが気になったときです。歯を積極的に動かす本格的な治療は小学校高学年以降になりますが、大人の方も多くいらっしゃいます。お子さんの場合は小学校に上がる頃、前歯が生え替わる時期に口内チェックから始めます。すぐに治療が必要な場合は、症状にもよりますが、1年から1年半の治療を行い、その後は3ヵ月から半年おきに経過観察を行います。この時期は下ごしらえをして、親戚のおじさんの家に遊びに来る感覚で時々経過を観察に来てもらい、高学年から中学生に差しかかる頃に、最終的に矯正するかどうか自分で選択してもらいます。治療期間がダラダラと長引くと一番大切な時期に飽きてしまうことがありますし、反抗期が重なると継続が難しくなります。ですから、本人が納得して「強制的」でなく矯正治療を選んでもらうことが大切です。子どもの成長とともに進行することで、ストレスが少ない、ハッピーな矯正治療をめざしています。

「歯を抜かない」「痛くない」矯正治療をめざす

院内はとても明るく、オープンな雰囲気ですね。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科3

リラックスして治療を受けていただけるよう、オープンなつくりにしています。個室にしてしまうと、目が届きにくくなってしまうことも考えられますから。一方で成人した大人にとっては、プライベートが守られる環境のほうがいい場合もありますから、奥にカウンセリングルームを兼ねた個室を用意しています。僕自身、明るく楽しくオープンな雰囲気で診療をしたかったので、淡い色合いの優しい印象のインテリアを選び、中央にある大きな窓からは景色が見えるよう、広々とした空間づくりをめざしました。働くスタッフも伸び伸び仕事ができるほうがいいなと思ったのも理由です。

他にもお子さんが楽しく通えるための工夫をされていると伺いました。

診察券は毎回新しいカードにしており、そこに次回の来院予定日を記載してお渡ししています。なお、予約の時間どおりに来院できたら受付前にある歯ブラシ型のオブジェにこのカードを入れることができ、ご褒美としてプレゼントが当たる抽選の権利がもらえる仕組みです。他にも歯磨きがきちんとできている、矯正装置をきちんと装着している、といった頑張っているお子さんも同様です。また待合室にあるキッズスペースでは、ゲームや絵本、映画などを楽しめるようにしているため、お子さんのほうから「行きたい」と言い出してくれるといったエピソードをよく患者さんから伺うのですが、それは当院としてとてもうれしいですね。

一方で大人の方の矯正も増えているそうですね。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科4

20代の成人の方も増えています。そのような方には目立ちにくい装置をお勧めしています。一度お口の中の環境をリセットしたい、と思われる方も少なくないです。「この年齢で……」とおっしゃる方もいますが、まだまだ人生は長いですから。中には60歳以上の方もいらっしゃいますよ。矯正治療をする・しないに限らず、気になった時はしっかりとチェックすることが大切だと思います。なお大人の場合は補綴やかぶせ物が必要だったり、歯周病などの症状が進行していたりする場合もありますので、その際は僕が信頼している連携する専門のクリニックをご紹介し、口内環境を整えながら矯正治療を行っていきます。

歯科医師同士の連携治療で理想の結果へ導く

複数の歯科医師による連携医療をめざしているそうですね。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科5

歯科医師一人ですべての分野において特化した技術を身につけるには限界があります。そのため、専門知識をもった歯科医師同士の連携が必須であると僕は考えているのです。パートナーシップをより強めるためにも、近隣の矯正、補綴、歯周病の専門の歯科医師たちとお互いの専門知識を共有する報告会を月に1回開催しています。各分野から3~4人ずつスペシャリストが来られるので、歯科医師同士の連携を深めることでとても勉強になりますし、クリニックという枠組みを超えて歯科医師として共通のゴールを一緒にめざす、インターディシプリナリー的な考え方は今後も欠かせないと考えています。

お忙しい日々だとは思いますが、先生はどのようにプライベートの時間を過ごされていますか?

小説を読むのが好きなので、休日は読書タイムを設けてゆっくりしています。また、わが子が高校生に上がるくらいまでは、冬はスキー、夏はダイビングを家族で楽しんでいました。僕の若い頃は世間もスキー全盛期で、子どもを1歳くらいから託児のできるスキー場に連れて行っていました。しかし子どもたちが中学生になった頃には、もう腕前は抜かされていましたね(笑)。そんな息子たちですが、長男は歯科医師となり、現在は歯科矯正学講座の大学院に在籍していますが、いずれは当院を継いでくれるつもりでいるようです。矯正は長いお付き合いになりますから、その点も安心して通院いただけたらと思います。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

篠原範行院長 スマイルオン矯正歯科6

矯正治療と聞くと身構えてしまう方も多いかもしれませんが、歯の大事さを改めて感じられた方や、歯並びが気になる方はぜひ一度ご来院いただきたいですね。当院では無理強いというのは絶対にしませんし、気軽に歯に関するお悩みなどをお話しにいらしてください。なお当院では、専門的な立場から責任ある提案やアドバイスをご提供したいという考えから、“あえて”カウンセリングは有料です。当院では、苦しい型採りを必要としない光学式口腔内スキャナーや、被ばくの少ないデジタルレントゲン、3次元で骨格や歯の状態を調べるCTも備えております。セカンドオピニオンも真摯に対応しますので、遠慮なくご相談いただけるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

早期矯正(幼児から10歳頃まで)/44万円~
本格矯正(11歳以降)/100万円~
早期矯正から本格矯正への移行:早期矯正と本格矯正料金との差額
※金属のブラケット装置、透明なブラケット装置、マウスピース型装置のいずれも費用は変わりません。
初診料(カウンセリング)/2000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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