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顔、目の周りが痛いのは副鼻腔炎のサインかも
手術で治癒をめざす

医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック

(大阪市城東区/新森古市駅)

最終更新日:2021/06/08

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  • 保険診療

鼻水や鼻詰まりなどの症状が出る、いわゆる「鼻風邪」がなかなか治らない場合は、副鼻腔炎を発症している可能性があるという。慢性化すると、粘りのある色のついた鼻水が出ることから、かつては蓄膿(ちくのう)症状ともいわれていた副鼻腔炎。薬の服用で改善が見込めない場合は手術による治療が有用だそう。大学病院や基幹病院で鼻を専門に研究、臨床を重ね、開業して20年以上、副鼻腔炎の日帰り手術を多数手がけている「川村耳鼻咽喉科クリニック」の川村繁樹院長に、副鼻腔炎の治療や手術について説明してもらった。(取材日2021年2月6日)

日帰り手術や1泊2日の短期手術で治癒や症状改善をめざす。治らないとあきらめず専門の医師に相談を

Q副鼻腔炎とはどういう疾患でしょうか。
A
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▲副鼻腔炎の症状などについて語る川村先生

副鼻腔炎は、鼻や目の周りにある副鼻腔と呼ばれる空洞内が炎症を起こす病気で、年齢や性別に関係なく発症します。発症してから1ヵ月未満のものを急性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎が治らずに慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。同じ鼻水や鼻詰まりの症状があるアレルギー性鼻炎と違い、慢性副鼻腔炎になると膿のような黄色や緑色のドロっとした粘りのある鼻水が出ることが特徴で、鼻水そのものに臭いが出たり、嗅覚障害が発生したり鼻の奥を中心に顔面や頭部に痛みや重さを感じたりするなどの症状が出ます。

Q副鼻腔炎の種類や治療について教えてください。
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▲模型をもとにわかりやすく説明をする

副鼻腔炎には細菌やウイルス、真菌の感染によるものと、感染を原因としない好酸球性副鼻腔炎があります。前者は早期であればマクロライド系抗生物質の投与や、鼻腔の処置により改善がめざせますが、炎症が高度になると、手術が必要となります。後者は白血球の一種である好酸球が増えるという特徴のある疾患で、当クリニックで手術した副鼻腔炎患者さんの約6割が好酸球性です。当クリニックの場合、手術は日帰り手術のほか、提携医療機関での1泊2日の短期入院手術も可能です。

Q副鼻腔炎の手術はどのように行われますか。
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▲清潔感があふれる診察室

内視鏡による手術となり、基本的にすべて保険適用となります。副鼻腔炎の手術では、鼻の中の炎症や形態に問題がある粘膜のみを摘出します。当クリニックでは、内視鏡下副鼻腔手術を実施しており、「副鼻腔自然口開窓術」「副鼻腔単洞手術」「選択的(複数洞)副鼻腔手術」「汎副鼻腔手術」の4種類の方法があります。病変の程度により局所麻酔で対応可能な場合は日帰り手術で行っています。重度の副鼻腔炎の方、全身麻酔が必要な方、他の手術も必要な方は、提携の医療機関で私が執刀し、1泊2日の手術となります。全身麻酔や重症の方の手術時は、大学病院や基幹病院などで導入されているナビゲーションシステムを用いて手術を行っています。

Q手術のリスクや、手術後について教えてください。
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▲待合室は広々としている

全身疾患がある方、心臓が悪い方、抗凝固剤を服用されている方などは、リスクが高いため手術を受けられないケースもあります。しかしそのような方でも、術前検査で対応可能と診断される場合もあり、お薬のコントロールをしながら手術を行えるケースも多いです。手術後は、当クリニックでは、手術時に鼻に詰め物をしていますので、翌日に半分、4〜5日後に残りを除去します。その後は投薬や処置のために数週間おきに受診を続けていただいています。

Q副鼻腔炎の治療について先生のお考えを聞かせてください。
A
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▲安心して手術を受けてほしいと川村先生は語る

副鼻腔炎は、治癒することが難しいとされています。特に好酸球性副鼻腔炎の方は喘息を合併されている方も多く、抗生物質があまり役に立たず、長期間、慢性的な症状に悩まれている患者さんもいます。しかし、現在は手術で症状の改善をめざせることも多く、もし手術後に症状が再発した場合でも再手術まで必要なケースは多くはなく、ほとんどが保存的治療で日常生活に支障のない状態までコントロールできます。

ドクターからのメッセージ

川村 繁樹院長

副鼻腔炎(蓄膿症)というと、昔はなかなか治らず、手術も何週間も入院が必要な病気でした。今は内視鏡で、局所麻酔による日帰り手術も可能な病気です。手術後に症状が残る場合も、さまざまなお薬や処置で、少ない通院回数で良好な状態を保っていくこともめざせます。クリニックを選ぶ場合は手術の実績や学術活動などで専門性を確認することも重要だと思います。当クリニックでは、全身疾患がある方でも、提携するクリニックで術前検査を行い、手術ができる患者さんもたくさんいらっしゃいます。遠方にお住まいの方も地元の医療機関との連携が可能ですので、もう治らないとあきらめている方も、ぜひ一度、ご相談いただければと思います。

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