医療法人みなとみらい 逗子金沢内科クリニック

谷 祐至院長

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内分泌疾患を管理・治療し、重篤疾患のリスクを下げる

―先生のご専門である「内分泌疾患」について教えてください。

内分泌という言葉自体、一般の人にはあまりなじみがないかもしれませんね。内分泌疾患とは簡単に言うとホルモンのバランスが乱れることによって起こる病気です。ホルモンは、体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きをしますが、血液の中に含まれる量はごく微量で、50mプールの中にスプーンで1杯分のホルモンを入れたくらい。こうした非常に少ない分量にもかかわらず、とても大きな影響力を持っているのです。ホルモンは脳下垂体や甲状腺、膵臓、副腎、卵巣、精巣、心臓、肝臓、腎臓などさまざまな臓器で産生されますが、これらの臓器の障害によってホルモン分泌が少なくなったり多くなったりしてバランスが崩れると、さまざまな疾患や症状が出てくるのです。甲状腺ホルモンの分泌低下や分泌過剰で起こる甲状腺疾患や、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの分泌低下で発症する糖尿病も、内分泌疾患に含まれます。

―この内分泌疾患を専門にしようと思われたのはなぜですか?

大学病院での研修では、私たち医師が専門用語で「心血管イベント」と呼ぶ心筋梗塞や脳梗塞などの、生命に関わるような重篤な疾患を診ることもありました。心血管イベントは動脈硬化によって引き起こされますが、その大本をたどると糖尿病や脂質異常症、高血圧など、いわゆる生活習慣病がきっかけであることがわかってきたのです。これら生活習慣病の多くが「内分泌疾患」です。内分泌疾患が動脈硬化を引き起こし、その結果、心筋梗塞や脳梗塞といった生命に関わる病気につながっていくわけです。なので、その最初の段階である内分泌疾患を管理、治療することで、大きな病気を予防していきたいと考え、内分泌疾患の分野を専門に研鑽を積んできました。

―糖尿病と同様に力を入れている甲状腺疾患について教えてください。

甲状腺疾患とは甲状腺ホルモンの病気で、代表的なものにバセドー病や橋本病があります。甲状腺ホルモンの分泌が低下すると代謝が悪くなるので、だるさやむくみを感じたり、コレステロール値が上昇したりします。反対に分泌過剰になると代謝が活性化し過ぎて、動悸や手の震えといった症状が出てきますし、理由なく痩せることも。ただこうした症状は、特に高齢になると「年のせいかな」「更年期障害かしら」と思うことも多いため注意しなければなりません、だるさが続く、食欲があるのに痩せてきたとか、逆に食欲がないのに太ってきたなど、理由がわからない心身の不調がある場合は、専門の医療機関で検査を受けたほうがよいでしょう。当院の甲状腺検査では、視診・触診、超音波検査に加え、私が自ら穿刺(せんし)吸引細胞診も行っています。各種検査だけでなく、腫瘍細胞を採取して良性か悪性かの病変診断まで一貫して行える点も当院の特色ですね。

記事更新日:2017/07/10


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