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治療後のリハビリもスムーズに
医療と介護の連携「併設デイケア」

亀井整形外科医院

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2019/10/08

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  • 保険診療

超高齢社会が現実となり、ニュース報道などによって、医療や介護に伴うさまざまな問題が広く知られるようになった。それによって、多くの人々が、自分や自分の家族に「いずれ訪れる問題」として、医療や介護に関心を持ち始めている。しかし、医療はともかく、こと介護に至っては、その現実・現状について当事者以外に理解されているとは言い難い。そんな中、医療と介護の連携に着目した展開を行う医療機関が増え始めている。「亀井整形外科医院」もその一つ。リハビリテーションに力を入れる同院では、敷地内にデイケア施設を併設し、患者が治療後もスムーズにリハビリを受けられる環境を整え、地域の人たちをサポートしている。同院が連携して取り組むデイケアについて、理事長の亀井滋先生に話を聞いた。 (取材日2019年8月21日)

医師や理学療法士、スタッフが連携し、プログラムを通してチーム全体で「できるようになる」をサポートする

Qクリニックにデイケアを併設しようと思った理由から伺います。
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▲地域の人々のトータルサポートを行う亀井整形外科医院

私はかねてから整形外科の医師として、機能改善における運動療法に注目しており、2000年に当院を開院後も、整形外科診療と並行してリハビリテーションに積極的に取り組んできました。そして、当院で治療を終えた患者さんが、スムーズにリハビリに移行できるよう、デイケアを併設したのが2011年。当院では理学療法士を中心に、患者さんの運動機能回復に努めていますが、デイケアでも引き続き、クリニックの理学療法士、クリニックのスタッフがリハビリやケアなどシームレスなサポート行っています。「個別リハビリ」などのさまざまなノウハウを介護分野でも生かしながら、地域社会に貢献していくことが私たちの目標です。

Qまず、デイケアとデイサービスの違いを教えてください。
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▲スタッフが明るく丁寧に対応してくれる

「デイサービス」は、入浴や食事、レクリエーションを行いながら昼間の時間帯を過ごすもので、通所介護とも呼ばれます。一方、「デイケア」は、当院のような医療機関や介護老人保健施設が提供するサービスで、理学療法士によるリハビリテーションで運動機能の改善を図ることが主な目的となり、地域のケアマネジャーが、その人の介護度や生活状態などから運動機能の改善が必要と判断した場合には、介護プランにデイケアでのリハビリテーションが組み込まれます。当院では敷地内にデイケア施設を併設し、治療を終えられた患者さんがその後、スムーズにリハビリテーションへと移行できる連携体制を整え、シームレスなサポートを行っています。

Qクリニックにデイケアを併設することのメリットとは何ですか?
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▲医院とデイケアの連携により安心・安全に努めている

医療機関に併設しているので、利用者の心身機能を医療情報に基づいて詳しく把握できることです。リハビリテーション中に気分が悪くなった場合にも、適宜医師が状況を確認しますし、緊急時の素早い対応も可能です。また、多くのスタッフがクリニックとデイケアの両方に携わっているのも、私たちの取り組みの特徴です。職場や職種の枠を超え、スタッフ同士が互いに連携し合うことで、例えば、リハビリの時間内だけでは正確な状態をつかむことが難しい時、そのほかのスタッフからも利用者の様子や問題点を聞き取り、その方に適したトレーニングを行うことができるのです。

Qこちらのデイケアのリハビリの内容、特徴について伺います。
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▲個別や集団などその人に合わせたリハビリを行える

当院の理学療法士がメニューを組み立てる「個別リハビリテーション」です。利用者ごとに異なる条件を考慮し、エアロバイクを使った有酸素運動や足腰の筋肉を鍛える筋力トレーニングなどのメニューを一人ひとりに合わせて、組み合わせていきます。運動機能改善での基本方針は「できないから助ける」ではなく「できるように助ける」こと。介護の現場ですとスタッフが手伝ったほうが早く済むのですが、それでは自立した生活につながりませんからね。また「活動と参加」に重点を置き、集団でのトレーニングや入浴、食事などの通所介護的なサービス、みんなで歌を歌うレクリエーションも大切にしています。歌うことは嚥下機能の訓練にも役立ちます。

Q医院での診療やデイケアにおける理学療法士が担う役割とは?
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▲理学療法士が一人ひとりの「自立」を手助けする

年齢を重ねると、どんな方でも運動機能は低下していきます。この体力の低下のスピードを緩やかにして、要介護度のレベルが上がらないようにすること、寝たきりを防ぎ、できる限り自立した生活を送れるように支援していくのが、理学療法士の役割です。理学療法士は、体が硬い、麻痺があって動きにくいといった運動機能にアプローチするほか、車いすをはじめとする装具を確認し、ご自宅にお邪魔して手すりなど環境的なことについてもチェックします。数は少ないですが、リハビリテーションを「卒業」して自立した生活を送っておられる方もいらっしゃいます。

ドクターからのメッセージ

亀井 滋理事長

当院では、理学療法士はじめ多くのスタッフが併設するデイケア施設でのサービスに携わっており、スタッフ全員で患者さんや利用者をサポートしています。利用者の状態は、毎日のミーティングを通じて共有し、メーリングリストですべてのスタッフに伝えます。また、医師や看護師、理学療法士、作業療法士など多くの職種で定期的な意見交換の場を設け、勉強会も開催。職種の垣根を超えて意見を出し合い、切磋琢磨しながら、各自レベルアップにつなげています。スタッフには、リハビリテーションはもちろん、ご自宅の環境のことや介護サービスに関すること、なんでも遠慮なくご相談ください。スタッフ一丸となってしっかりサポートいたします。

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