おな耳鼻咽喉科

おな耳鼻咽喉科

小名 愛 院長

13293 df 1 main 1448501976

「おな耳鼻咽喉科」の待合室のひときわ目立つところに、小名愛院長が耳や鼻、のどを痛めた動物たちを治している様子を描いた水彩画が飾られている。それは小名院長の友人童話作家が開業祝いに描いたものである。そのほか、飾られている絵や傘立、看板などのほとんどはスタッフや友人の手作りだ。そして診察室には古流松藤会の最高指導者である女性ボランティアによって、いつもお花が生けてあり、患者さんをなごませている。「うちはお金のかかっていないクリニックなの」と小名院長は笑う。しかし、それは院長が人々から慕われ、大切にされていることのあらわれ。院長自身が患者やスタッフに対して、愛情深く温かい気持ちで接しているからこそである。取材日当日も診察時間外の患者に対して丁寧に対応していた。そんな人間味あふれる小名院長に治療方針や患者とのエピソードなどを伺った。

(取材日2011年8月3日)

大学医局では最先端の神経耳科学を学ぶ

―先生は世田谷の出身でらっしゃいますね。


子どもの頃は今の豪徳寺、昔の世田谷1丁目に住んでおり、父はそこで開業医をしていました。後に世田谷駅のそばに自宅とクリニックは移転しました。父の医院は現在「世田谷クリニック」として義理の兄が継ぎ、姉も一緒に診療に当たっています。今でも私の自宅は世田谷クリニックの近くで、大学は京都でしたがそれ以外はずっとこの近辺に住んでいます。そんな感じですから、地元である世田谷以外の場所での開業は考えられませんでしたね。

―京都府立医科大学に進学されたのはどうしてですか?


単純に京都が好きだったからです。高校の修学旅行で関西に行った際、奈良の薬師寺にいらっしゃった若き日の高田好胤という有名な高僧が仏教などについて説明してくださったんです。高田さんは普段見られないような裏側を見せてくだりながら、興味深いお話しをしてくださいました。その時に京都に関心を持つようになり、京都府立医科大学に進学しました。大学では、ESS(英語聖書研究会)と茶道部に所属していました。京都に観光に来た外国の方と一緒なら、桂木離宮や修学院など一般では入れないところを見学できたんですよ。また、京都の学生の茶道連合が開催していた春と秋のお茶会で、普段めったに入れないお寺で行われたので、それも楽しみでしたね。なんだか、お寺巡りのためにESSと茶道部に入ったみたいですね(笑)。

―耳鼻咽喉科を専攻されたのはどうしてですか?


耳鼻咽喉科は視覚以外の脳神経をすべて守備範囲としています。例えば、めまいは内耳、顔が曲がるのは顔面神経、声が出なくなるのは反回神経が関係しています。ですから、耳鼻科の領域では内科的な診断過程が大切で、診断時には的確な知識が要求されて面白いのです。内科的な要素に加えて、耳鼻咽喉科は外科の一分野ですから手術もします。体の中で一番小さい耳小骨と呼ばれる骨や顔面神経をミニチュアの特別な器具で扱う耳の手術では顕微鏡を使います。今でこそ、脳外科が顕微鏡を使いますが、当時は耳鼻科ぐらいでしたから、やりがいがありました。医局は慶応義塾大学耳鼻咽喉科教室に進み、電子顕微鏡を使って内耳を研究していました。内耳にある前庭神経節細胞(ぜんていしんけいせつさいぼう)は、めまいと関係があります。コウモリの実験から入り、最終的には人間の前庭神経節細胞を研究し博士号をとりました。その時代のめまいの神経学の先端を勉強できたのはとても貴重な体験でした。

記事更新日:2016/01/24


Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
クチコミ&アンケート回答で毎月5名様に1,000円分のQuoカードプレゼント!!
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Dento a1
Toshima a1
Taito a1
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細