全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 千歳船橋駅
  5. 村田歯科クリニック
  6. 村田 満 院長

村田 満 院長の独自取材記事

村田歯科クリニック

(世田谷区/千歳船橋駅)

最終更新日:2023/05/01

村田満院長 村田歯科クリニック main

小田急線千歳船橋駅から徒歩1分。駅から近い場所に1991年に開業した「村田歯科クリニック」は夜8時まで診療を行い、子どもから高齢者まで幅広い年代の患者の口腔内の健康をこの地で30年以上支えている。特に子どもに行う床矯正や大人の審美面に配慮した治療、インプラント治療、 歯周病治療に注力している。「患者さんが自分を頼って来てくださる以上、できる限りのことをしたい。さまざまな治療法の中から相談してベストな方法を決めていきます」と語る村田満院長。常に研鑽を怠らず、先進の機器や治療法の導入も積極的に行っている。優しい笑顔が印象的な村田院長に日々どういった考えのもと診断・治療を行っているのか、また忙しい中での気分転換方法などを聞いた。

(取材日2023年3月30日)

歯を抜くことなく進める子どもの床矯正に力を入れる

歯科医師を志した動機からお聞かせください。

村田満院長 村田歯科クリニック1

私が子どもの頃は虫歯が多い時代だったので、歯科医院に行くといつも混んでいましたし、先生も厳しくて怒られることもありました。そのため、歯科医院は喜んで行く場所ではなく、怖かったですね。現在もそう思っている人は多いのではないでしょうか(笑)。この経験をきっかけに「自分が治す立場になって患者さんに優しくしよう」と思い、歯科医師をめざすようになりました。歯科医師以外の選択肢として、家業の繊維業を継ぐことも考えましたが、繊維業の状況が厳しくなってきた時でしたし、親戚に医師がおり、姉が薬剤師でしたので、高校1、2年生ぐらいには歯科医師の道に進もうと決めました。

患者さんはどういった年代の方が多いですか?

近隣に住んでいる方が多く、年齢層は子どもからお年寄りまで幅広いですね。最近はマンションが増え、若い世代のファミリーが増えたようにも感じます。私は保育園の園医もしていますが、昔に比べて子どもの虫歯は少なくなりました。来院される方も虫歯より歯並びの相談が多く、親世代の意識が高くなっていると実感しています。当院では小学生の間に行う床矯正に力を入れていますので、お子さんの歯並びで気になることがあったら気軽に相談してください。また、私はサッカーチームの歯科検診も担当しており、一般の歯科治療のほか、ボールや肘がぶつかって折れた歯の処置にも対応できます。歯の状態が悪いと体のバランスが崩れたり、ケガが多くなったりすることも考えられます。きちんとケアをして、選手生命も長くなるようサポートしたいと思っています。

子どもの床矯正についてもう少し詳しく教えていただけますか。

村田満院長 村田歯科クリニック2

床矯正は骨がまだ成長段階の子どもの時に行う簡単な矯正で、一番のメリットは歯を抜かずに進められるということ。学校に行く時や食事の時は矯正装置を外し、家にいる時と寝ている時のみつけてもらいます。早く始めたほうが期間短縮につながり、遅くなると時間も費用もかかってしまいます。私は6歳か7歳頃から始めて9歳くらいまでに終わりにするのが理想だと考えています。口周りの筋肉を鍛えたり、物を飲み込むときに舌を正しい位置に持っていくことを指導したり、笑い方のトレーニングなどもします。それによって歯並びへ悪影響を及ぼしかねない癖の改善につなげ、きれいな口元をつくることをめざします。

患者の負担軽減のため先進システムや有用な治療を導入

CAD/CAMシステムという先進のシステムを導入しているそうですが、それはどのようなものですか。

村田満院長 村田歯科クリニック3

CAD/CAMシステムというのは先進のコンピューター技術を用いて詰め物やかぶせ物を作るためのシステムです。こちらを用いた治療では口腔内スキャナーを使うため、従来の方法で型を採る必要はありません。長時間口を開けて型が固まるのを待たなければいけないということもなくなり、型を採るときに嘔吐反射がある患者さんには負担の軽減になると思います。感染リスクも減ると思い、当院では感染症の流行をきっかけに導入を決めました。石こうを使わず機械で削り出すので廃棄するものがなく、環境に優しいのも良い点。場合によっては技工物を院内で作ることもでき、最短1日で仕上げることも可能です。ですから、何より「早く仕上がる」という点が患者さんへのメリットかと思います。マウスピース型装置を用いた矯正にもこのスキャナーを使えて便利になりました。導入している所はまだ少ないので、気になる方は質問していただければ詳しくご説明します。

インプラント治療のニーズも高まっているでしょうか。

ある程度の年代になって歯を失った場合、昔ならブリッジで対応していましたが、今はインプラント治療がファーストチョイス。それができなければブリッジか義歯かという選択に変わってきました。患者さんにはどういった治療があるかすべて説明して、選んでいただきます。最近ではインプラント治療がどういった治療か認識している方も増えましたし、実際取り入れている方も増えました。自分の歯で食べているという感覚を得やすいため、全体的にニーズが高まっているのかもしれません。昨年からCTを導入したので、これまでインプラント治療の際に外部に撮りにいってもらっていたものが院内で可能になりました。データが届くまでのタイムラグもなくなり、よりスムーズに治療を受けていただけます。

歯周病に関して、位相差顕微鏡を用いた治療を行っているとお聞きしました。

村田満院長 村田歯科クリニック4

当院では20年以上前から行っています。歯周病の治療の基本は歯磨きなのですが、きちんと行っても症状が進んでしまうことがあります。重度の歯周病の場合、麻酔をして歯茎を剥がして中を掃除する外科的処置をしますが、この方法を行っても半年から1年で再発してしまう人もおり、痛みも伴うため途中でやめてしまう人もいるのが現状でしょう。もっと良い治療法があれば取り入れたいと考えています。また、歯茎を剥がしてその中に薬液を入れて骨の再生を促す再生療法も取り入れています。

治療法や費用をしっかり説明し、患者の不安をなくす

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

村田満院長 村田歯科クリニック5

基本は「自分の家族と同じ」と思いながら、診断、治療をすることです。事前にわかりやすく説明することも大切だと思っています。治療法を動画で説明するソフトも活用しながら、保険の場合、自費の場合、それぞれがどんな治療方法なのか、どれくらいの費用がかかるのかをしっかりと説明して、選んでいただきます。後になって「こういう方法もあったのでは?」と患者さんが不安にならないよう、事前にさまざまな可能性を提示することが必要だと考えています。また、当院ではだいぶ前からCCDカメラを導入し、初めて来院された方の口腔内を撮影するようにしています。この写真を見ながら説明をするとわかりやすいですし、定期的に口腔内写真を撮ることによって患者さんのデータとなり、以前との状態と比較することもできます。写真や動画を使ったわかりやすい説明は、歯科医師と患者、お互いにとってメリットがありますからね。

お忙しい日々の中で、リフレッシュ法は何でしょうか?

一番は中学の頃からやっているテニスでしょうか。健康のためにも続けています。子どもができてからはやっていなかったゴルフも数年前から再開して楽しんでいます。旅行も好きで月に1回は飛行機を使って国内のあちこちに行っておいしいもの食べたりしています。最近は宮崎、高松などに行きました。あと、母校である昭和大学の東京支部の副会長になったので、同窓会関連の仕事も増えてきました。定期的な集まりで先輩や後輩、先生方と交流するのは楽しみでもあり、仕事をする上での刺激にもなっています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

村田満院長 村田歯科クリニック6

千歳船橋の地で開業して30年以上がたちました。喜んでいただいたり感謝されたりしたら、何よりうれしく思いますし歯科医師冥利につきる瞬間になります。先進の機器も導入しながら、患者さんにとって一番メリットのある治療を提案できるよう努めています。そして、無理強いすることなく納得していただいた上で選択していただき、治療を進めていくことを心がけています。どんなことでも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正/6万6000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/22万円~
インプラント治療/(1歯)41万8000円~
ホワイトニング/1万6500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access