世田谷リウマチ膠原病クリニック

世田谷リウマチ膠原病クリニック

吉田智彦院長

頼れるドクター

医療トピックス

病気の未来を希望に変える
進歩する「関節リウマチ」治療

世田谷リウマチ膠原病クリニック

13233 mt 1 title 1448356114

関節リウマチは、遺伝や体質が原因と考えられているが、そのメカニズムはまだほとんど解明されていない。一度発症したら、一生病気と付き合っていくイメージから「不治の病」と考えている方も多いだろう。しかし、治療薬の飛躍的な進歩により、今では「治る病気」になったという。関節リウマチと膠原病に特化した、オーダーメイドの治療に定評のある「世田谷リウマチ膠原病クリニック」で、院長の吉田智彦先生に詳しく解説してもらった。 (取材日2015年9月2日)

時代は「治る病気」のその先へ。夢を諦めず、人生を楽しむための寛解へ向けた治療

どのような症状が起こるのですか。

13233 mt 1 q1 1452215496 ▲リウマチ専門医の診療。セカンドオピニオンも対応している 関節リウマチとは、なんらかの原因で自己免疫の異常が関節の滑膜に起こる、原因不明の慢性の疾患です。滑膜とは、関節の内側にあり、関節の動きを滑らかにする組織のこと。進行すると軟骨も侵していき、関節の変形や破壊を引き起こします。関節リウマチが疑われるのは、関節の痛みと腫れが1週間以上続き、さらにこわばりが生じる場合です。ペットボトルのふたが開けられない、ドアノブが回せない、重いものが持てない、料理するときにかぼちゃが切れないなどの症状が現れます。また、まず手に症状が出ると思われがちですが、実は足の症状から始まることが多いのも特徴。「朝、フローリングを歩くと足の裏が腫れぼったい感じがする」といった症状は、初期の関節リウマチの可能性があります。足の症状も、手と同様に注意が必要です。

リウマチにかかりやすい年齢層や男女比を教えてください。

13233 mt 1 q2 1448356114 ▲リクライニングソファでリラックスできる点滴室 お年寄りの病気のようなイメージがあるかもしれませんが、実は30〜50歳が発症のピーク。さらに、80%強が女性です。結婚や妊娠・出産・子育て、更年期、親の介護など、女性のライフスタイルが目まぐるしく変化する時期に起こりやすい、生活に直結した病気なのです。原因は不明ですが、患者さんの8割以上が女性なので、女性ホルモンが関係しているのではないかといわれることも。また遺伝性疾患ではありませんが、今のところ何らかの遺伝的な要素が影響していることも否定できません。

治療をしながら、妊娠をめざす方法もあるそうですね。

13233 mt 1 q3 1452215496 ▲各分野の専門医と専門看護師が在籍している 今のリウマチ治療の主流は、手術せずに健康な生活を継続し、痛みや腫れのない状態である「寛解」をめざす、生物学的製剤を使った治療。リウマチ患者さんは妊娠率が低いとされていましたが、体に痛みがなく、健康な状態に近くなることで、女性の体は妊娠しやすくなるのです。また、これまでの治療薬で危惧されてきた、胎児への影響、出産後の母乳への影響も、生物学的製剤の誕生で限りなく軽減されました。また、昔は20代で妊娠・出産を経験し、30歳前後でリウマチを発症したことから、産後に発症することが多い病気でしたが、最近は晩婚化などの影響もあり、リウマチを発症してから結婚、妊娠、出産を考える方が増えています。そのため、近年のリウマチ治療では、薬と妊娠の関係が重要なポイントとなっているのです。

薬の副作用は心配ありませんか?

13233 mt 1 q4 1448356114 ▲大学病院並みの設備と丁寧な診療が評判の同院 生物学的製剤は免疫を抑える作用があるので、感染症に対して注意が必要です。感染症とは、結核やインフルエンザ、帯状疱疹など免疫力が低下したときにかかりやすい疾患のこと。ただ、感染症を予防する手段として、ワクチンを打つなどの方法は多くあるので、それほど過敏にならず治療に臨んでいただきたいと思います。また、内服薬のメトトレキサートはリウマチ治療に欠かせない薬ですが、おなかの子どもに奇形が生じる可能性があるため、妊娠を希望されている方に使用しません。生物学的製剤で治療を進め、疾患をコントロールしながら妊娠を待ちます。当院では、ここ2、3年特に妊娠希望の方の治療に力を入れてきました。少し前までは、リウマチの治療中に妊娠はもってのほかでしたが、今ではリウマチ患者さんの妊娠率も向上しています。

妊娠するための治療とは、具体的にどのような治療でしょうか?

13233 mt 1 q5 1448356114 ▲優しいスタッフやドクターがサポートしてくれる 妊娠を目指す治療も通常のリウマチ治療も、リウマチを発症するに前の生活に戻るために、痛みや腫れのない状態である「寛解」を実現することが最初の目標です。特に、妊娠の場合には胎児に奇形などを及ぼす薬や流産の危険がある薬を使わずに、そして鎮痛剤やステロイド剤なども極力服用せずに寛解となることが重要です。そのために投与されるのが生物学的製剤です。これを上手に使っていくことで、患者さんは寛解をめざすことができます。逆に言うと、寛解にならないと妊娠の確率は上がりません。赤ちゃんは、健康なお母さんの体に宿るものです。痛みや苦しみを抱えている状態では、妊娠できる環境とは言えないんですね。妊娠を希望する患者さんはぜひ一度ご相談いただき、寛解をめざす治療を一緒に行っていければうれしいです。

ドクターからのメッセージ

吉田智彦院長

新しい治療薬の登場で、リウマチ治療は飛躍的な進歩を遂げました。リウマチにより車いすで生活していた患者さんが、生物学的製剤による治療を受け、2ヵ月後には一人で歩いて来院できるようになった方など珍しくはありません。ただ、保険診療内の治療とはいえ、生物学的製剤は高額な薬です。私たちは、できる限りこの薬を使わない「バイオフリー」の治療をめざし、患者さんの経済的負担を少しでも減らしていければと考えています。また、妊娠・出産をお考え中の方の治療では、ご家族の理解と協力が必要不可欠です。当院では、患者さんにご主人やお母さまと一緒に来院していただき、皆さんの妊娠・出産へかける想いをお聞きし、病気の内容や薬の副作用などをご説明する時間をじっくり取らせていただいています。関節リウマチは、もはや「治る病気」と言っても過言ではありません。正確な知識を持ち、希望を持って治療に臨んでください。

Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
Access
ドクターズ・ファイルをご活用いただく皆様へ
使い分けよう!「総合病院」と「クリニック」
Promotion landing
外出先でもドクターズ・ファイル
Qr doctor

ドクターズ・ファイルの情報をスマートフォン・携帯からチェック!スマートフォン版では、GPS位置情報を利用した最寄りの病院探しができます。

書籍「頼れるドクター」のご案内

ドクターズ・ファイル特別編集ムック「頼れるドクター」を一覧で紹介します。 →全ラインアップを見る

Odakyu after
Musatama after
Chiyochu after
関連コンテンツ
採用情報『ドクターズ・ファイル』では編集部スタッフを募集しております。 詳細