全国のドクター9,025人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月29日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 経堂駅
  5. 世田谷リウマチ膠原病クリニック
  6. 勝山 直興 院長、秋山 陽一郎 先生

勝山 直興 院長、秋山 陽一郎 先生の独自取材記事

世田谷リウマチ膠原病クリニック

(世田谷区/経堂駅)

最終更新日:2020/02/28

13233 %e4%b8%96%e7%94%b0%e8%b0%b7%e3%83%aa%e3%82%a6%e3%83%9e%e3%83%81%e8%86%a0%e5%8e%9f%e7%97%85%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

大学病院で行っているような水準の医療の提供をめざし、リウマチ膠原病に特化した患者主体の治療を実践する「世田谷リウマチ膠原病クリニック」。最近でこそクリニック名に「膠原病」と入った医療機関が徐々に増えているが、リウマチ膠原病に特化したクリニックが浸透していなかった2006年に開業。以来、専門性にこだわった診療を提供してきた同院だが、スタッフは明るく和やかで、院内は温かい雰囲気に包まれている。今回、昨年秋に院長に就任した勝山直興(かつやま・なおおき)院長と、同時期に診療に加わった秋山陽一郎先生に、これまでの経緯や診療にかける思いについて、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2019年7月9日)

リウマチ膠原病の先進治療をオーダーメイドで提供

初めに、医師をめざしたきっかけを伺えますか?

1

【勝山院長】祖父、父と医師で、その背中を見て育ってきた影響が大きいですね。リウマチ・膠原病内科を専門に選んだのは、この分野の医師が不足していたからです。それだけでなく、独立した診療科として標榜している大学も少ないのが現状です。そこで、少しでもその患者さんの助けになりたいと思いました。
【秋山先生】小学生の時に人の役に立ちたいと思い、医師をめざしました。医学部に進学して疑問に思ったのが、人間はさまざまな機能が互いに作用して成り立っているのに、医学の世界では各臓器に焦点を当てて研究が行われる、ということでした。私は、患者さんの全身を総合して診療できる医師になりたいと思っており、そんな私の性格にリウマチ・膠原病の診療は合っていましたね。

勝山院長は、昨年院長に就任されましたが、これまでのクリニックの歩みをどう見られていますか?

【勝山院長】当院に勤務する以前は、大学病院で入院患者さんも診療してきた経験から、クリニックでリウマチ膠原病の診療をするなんて大変なことだと思っていました。ところが、実際にやってみると、わざわざ入院しなくても、医療環境が整ってさえいれば、外来でもしっかり治療を行えることがわかりました。大学病院の診療レベルを維持しながら、患者さんに少ない負担で治療できるのは、患者さんにとってうれしいことだと思います。かつ、患者さんと近い距離で接することができるのは、クリニックの良さですね。当院の常勤となって4年になりますが、患者数も年々増加しています。それをありがたく思いますし、それだけ皆さんに必要とされているのだと実感しますね。

あらためて、クリニックで行っている診療についてお聞かせください。

2

【勝山院長】当院の特徴として、リウマチ膠原病のベテランドクターの在籍が挙げられます。昨年8月から当院に加わった秋山先生は診療経験が豊富ですので、難しいとされていた治療も新たにこちらでできるようになり、診療の幅が広がりました。現在、各ドクターが、すべての診療を行いながらも、私はシェーングレン症候群、秋山先生は脊髄関節炎、統括院長の吉田先生は妊娠希望の方に特化した外来と、それぞれ得意分野を生かした専門性の高い診療を行っています。

患者の話に丁寧に耳を傾け、体全体を総合的に診療

診療する際に心がけていることは何ですか?

3

【秋山先生】パッと見てわからないこともある病気ですので、患者さんの全体を把握して治療を行う必要があります。そこでまず、患者さんが何を伝えたいのか、何がつらいのか、じっくりと話を伺うように心がけています。当院は完全予約制なので、大学病院に比べて診察時間が確保されているため、家族や仕事、生活スタイル、持病の有無など深い部分までお話を伺うことができますね。患者さんの情報をいかに正確に深くキャッチできるかで、その後の治療の効果も変わってきます。

リウマチ・膠原病治療のどんなところにやりがいを感じますか?

【秋山先生】やはり、患者さんを全身から総合的に診るところに、診療の面白さを感じています。外科手術のように切って取り除くことのできる病気ではないので、病気も自分の体の一部として捉えるのが、治療を続ける上での一つの秘策だと考えています。病気を好きになるのは簡単なことではありませんが、嫌いになってしまうと、余計につらくなってしまいます。病気と仲良く付き合っていこう、というスタンスで治療を続けていくのが、回復の手助けにもなりますね。
【勝山院長】「一生治らない病気」というイメージが強かったリウマチも、今では痛みも腫れもない状態、つまり「寛解」を維持することで、日常生活を不自由なく送ることが可能になりました。その時代に診療できるわれわれは医師として恵まれていると実感しています。ですが、まだまだ、解明されていないことが多くある分野なので、研究のしがいがありますね。

また、クリニックの雰囲気の良さも特徴ですが、スタッフ間で共有されていること、思いはありますか?

4

【勝山院長】患者さんがお話になりたいことをすべて出し切ってお帰りいただけるように、その環境づくりに努め、受付、看護師も真摯に診療に向き合ってくれています。例えば、私が患者さんにお話をしている時の患者さんの表情を看護師が読み、あとで患者さんをフォローしてくださっています。それぞれに役割があり、互いを尊重しているからこそ、お互い気持ち良く働けるし、それがクリニック全体の雰囲気として表れているのかもしれませんね。また、私が診療で大事にしているのはしっかりと鑑別診断をすることです。同じ薬を100人投与して99人が安全だから大丈夫ではなく、残りの1人がなぜダメだったのか考える医師でありたいと思っています。悩んだ時にすぐに相談できる仲間がそばにいるので心強いですね。

研究機関としての役割も果たし、経堂から世界へと発信

そのほか、来院する患者さんに伝えたいメッセージはありますか?

5

【秋山先生】リウマチとなると、整形外科にかかる方もいらっしゃるかもしれませんが、内科的な観点から全身を総合的に診て判断し、治療を進めていく必要もありますので、専門の診療科を設けた医療機関での治療をお勧めします。
【勝山院長】痛いのに、ほかの診療科にかかっても診断をつけてもらえず、自分が何の病気かわからない方は、一度当院へお立ち寄りください。話を伺えば、解決できることが必ずあるはずです。リウマチでない場合も、なぜそういう診断に至ったのか丁寧にご説明しますので、安心いただくためにも診療をお勧めします。また、今、自分の受けている治療が果たしてこれでいいのか、と疑問に思う方や、特に妊娠をされている方は治療に対して口にしにくいこともあると思うので、不安のある方は、お気軽にご相談ください。来院が、患者さんにとって今一度ご自分の病気について考えていただくきっかけになれたらいいな、と思っています。

続いて、診療時間外の過ごし方を伺えますか?

【勝山院長】体力をつけようと思い、週1回はフットサルに行っています。最近、私の子どももサッカーを始めたので、一緒にできるのが楽しみですね。ランニングも日課です。秋山先生がこのクリニックのある東京と、系列施設のある長野、大学のある栃木の3ヵ所で診療をしているのを見ると、私も負けていられないなって思いますね。
【秋山先生】現在、3ヵ所を周って診療しているので、ほとんど家にいる時間がないですね。逆に患者さんから「先生、大変ですね」とねぎらいの言葉をいただくのですが、私自身、実はまったく苦ではないんです。それぞれの場所に私の診療を待っていてくださる患者さんがいらっしゃるのは幸せに思いますし、今は仕事がとても楽しいですね。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

6

【秋山先生】膠原病については、大学病院で治療するケースが多いですが、当院ではその治療を行えるのも強みです。これからも、大学病院で行っていることができるクリニックとして、より発展させていきたいですね。また、個人的に、海外の学会の参加も好きなので、積極的にここから世界へと研究成果の発表をしていきたいと思っています。
【勝山院長】新しい医療にアンテナを張り、スタッフの知識も随時更新していきたいと思います。そして、より専門性の高い診療をお届けしたいですね。生活習慣病など、一般内科の診療とクリニックを使い分けていただいて構いません。今後も、リウマチ・膠原病でお悩みの患者さんを救っていきたいと思っております。

Access