医療法人社団理元会 中村クリニック

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中村 理英子院長
頼れるドクター掲載中

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自分の体を理解するために基礎体温のチェックが重要

―どういった症状でこちらに来る患者が多いですか。

生理がこない、出血が止まらないなどといった生理不順のお悩みが多いです。問診や検査を経て飲み薬やホルモン注射を処方することもありますが、それはあくまで対症療法にすぎないものです。根本的に治療するには患者さん自身の認識や生活を改めなくてはならないこともあります。たとえば、問診で「最後に生理がきたのはいつですか?」と伺うと、すぐに答えられない方が驚くほど多いです。最近は携帯電話のツールを使ってご自身の生理周期を記録している方も多いです。便利な機能ですが頼りすぎはよくありません。女性の体は生理周期がものさしとなっていますから、なるべくご自分で管理をすることをお勧めします。そのために基礎体温を毎朝測るようにアドバイスします。基礎体温が生理周期のバロメーター、つまり女性ホルモンの動きを知るための指標となっていて、根気よく記録しているとその人の生活までわかってくるんです。

―基礎体温を毎朝測るのは、最初は大変そうですね。

そうですね。でも基礎体温を付けてみて、重要性がわかったとおっしゃる患者さんはとても多いです。健康な状態ですと低温相が14日間、高温相14日間の計28日が生理周期となります。患者さんに基礎体温を記録してもらうと、不正出血や無排卵がどういうタイミングで起きているのか、患者さんご自身にもより深くご理解いただけると思います。基礎体温からその人の生活がわかると言いましたが、産婦人科の診察をしていると、時代の背景と共に疾患の内容や、症状が現れる時期が変わりゆくことを感じることもあります。細身のファッションが流行ったときは若い女性たちは皆、過激なダイエットをし、それによる無月経でクリニックに来る方がすごく多かったんです。最近はそういう方は減ってきましたね。また、晩婚化、未婚の女性の増加、少子化など、世間で騒がれている社会問題も、診察室で間近に感じています。

―女性の健康は、時代や社会を反映するのですね。

女性も男性と同じように働くことが一般的になってきましたが、女性には生理周期があり、男性とは体の構造が違うんです。現代社会において女性が男性と同じように働くことは難しく、そのしわ寄せは女性の健康に表れてしまいます。みなさんお忙しく夜遅くまでお仕事をされてますから、生理周期を狂わせ、不正出血や無月経といった症状が出てきます。診察では、患者さんに無理をしないようにお話しして、たとえば毎朝30分早く出勤する代わりに早く帰れるように会社に相談してもらうようにしています。本当の意味で男女共同参画社会を実現するためには、働き方の仕組みなど、社会の枠組みから変えることが必要です。そうは言っても現状をすぐに変えるのは難しいですから、患者さんには年に1度は検診を受けてもらい、また、女性の体のしくみや基礎体温を記録することの重要性を知るきっかけになればと思います。



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