全国のドクター9,122人の想いを取材
クリニック・病院 161,398件の情報を掲載(2020年4月05日現在)

  1. TOP
  2. 千葉県
  3. 柏市
  4. 北柏駅
  5. 医療法人社団天宣会 北柏リハビリ総合病院
  6. 杉原 浩 病院長

杉原 浩 病院長の独自取材記事

北柏リハビリ総合病院

(柏市/北柏駅)

最終更新日:2020/03/11

130062 df 1 main 1443695026

生命力と元気を象徴する新生児の肌の色がシンボルカラーの「医療法人社団天宣会 北柏リハビリ総合病院」は、「感謝な心を持って人々や社会に貢献すること」を理念として、医療サービスの提供をめざす病院だ。急性期治療後の患者に回復期リハビリテーションを行って自宅復帰を支援する役割をメインとし、認知症患者が入院する精神病棟、障害者病棟、血液透析室なども備えている。特に、同じ館内に介護老人保健施設があり、自宅復帰がすぐにはかなわない患者が入所できることも大きな特徴。施設からの入院も数多く受け入れる。外来にも力を入れ、内科、脳神経内科をはじめ、眼科・整形外科・リハビリテーション科・精神科・脳神経外科・泌尿器科・歯科・人工透析・睡眠時無呼吸症候群検査など幅広い診療を行っている。内科は曜日替わりで消化器や循環器などを専門とする医師の診察を受けることが可能。「私の天職は現場での臨床」と言い切る杉原浩病院長にたっぷりと話を聞いた。
(取材日2015年9月17日/再取材日2018年7月5日/情報更新日2020年3月3日)

充実のリハビリ医療ときめ細かな患者支援

まずは、病院の成り立ちを教えてください。

20180720 1

当院は医療法人社団天宣会のヘルスケアシステムの一つとして2000年に開院しました。天宣会は医療・福祉サービスを通じて健康だけでなく、生活の質の向上を図ることで社会に貢献することを法人の基本理念とし、当院開設前から千葉県野田市にある介護老人保健施設「梅郷ナーシングセンター」や、柏市の人間ドック専門施設「柏健診クリニック」を運営していました。そうした背景から、当院は病院と介護老人保健施設の複合施設としてスタートしました。現在では、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、透析部門、障害者病棟、精神病棟、そして介護老人保健施設と、多種多様な入院入所機能を持ち、総合的なリハビリテーションと幅広い医療を提供しています。上階の介護老人保健施設の入所者の具合が悪くなればすぐに入院でき、元気になればまた上の施設に戻るという連携体制は、当院の大きな特徴と言えるでしょう。

地域の中で、どんな役割を担っているのですか?

20180720 2

急性期病院で治療が終わった患者さまを受け入れ、スムーズに自宅に戻れるよう橋渡しをすることが重要な役割です。このための回復期リハビリテーション病棟が66床、リハビリ専門スタッフが約70人おり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がチームを組んで治療にあたっています。一般病床では当院の外来から内科疾患などの患者さまを受け入れますが、例えば肺炎で入院しても治療に併せてリハビリも行っており、この点が急性期病院にはない特徴です。ご高齢の方は入院生活により筋肉が落ち、「病気は治ったものの、足腰が弱って歩けない」ということが起こりうるので、それを防ぐために一般病棟でも早くからリハビリができる体制を整えています。通所リハビリテーションにも力を入れています。パーキンソン病でも、薬とリハビリテーションを併用した治療を行っていますが、とても喜んでいただいています。

リハビリだけでなく、外来診療にも力を入れておられるとか。

20180720 3

はい、そうです。外来では、内科をはじめとして脳神経内科、整形外科、眼科、歯科、人工透析など、高齢者に多く見られる疾患に対応した診療を行っています。リハビリテーションに特化した病院と思われがちなのですが、リハビリテーションが必要な患者さまの割合は全体の4割弱ぐらい。内科では脳神経内科のほか循環器、消化器、血液、腎臓とそれぞれの専門の医師による診察も行っています。「いつでもどんな方でも診る姿勢」をとても大事にして、予約の必要もありませんので、近所の診療所に行く感覚で気軽に来院ください。外科はありませんが、大多数の病気の検査や診断はできますので、必要なら急性期病院に送ります。もともと東京慈恵会医科大学にいた医師もいるため、隣の東京慈恵会医科大学附属柏病院との結びつきが強いことも特徴です。両方で診療している医師もいますが、当院なら待ち時間が少なく、じっくり診ることができると思います。

認知症の病床も100床あるのですね。

20180720 4

認知症だけで100床ある病院は少ないので、近隣はもちろん遠方からも相談があり、外来の患者さまも多いです。外来では脳神経内科をはじめ、内科、精神科で診察をしています。症状が軽度な方は通院で大丈夫な場合が多いですが、進行していくと精神科の先生にもお手伝いしてもらいます。さらに進行すると施設入所や入院になることもあります。暴力、妄想、幻覚などの周辺症状がある場合は、グループホームでも介護が難しい場合もあり、このような方は当院の認知症病棟に入院していただいています。当院のモットーは、一言で言えば「患者さまに優しく」。具体的には「手厚くきめ細かな医療とケアを提供する」ことです。治療だけでなく患者さまの希望に沿った転帰先に行けるよう支援することもとても重要なポイントです。当院には医療職のほかに退院支援や地域連携の専門職がいて、介護保険の利用や自宅のリフォーム工事などもアドバイスしています。

今後の展望について聞かせてください。

20180720 5

2017年1月より「認知症初期集中支援チーム」に参加しています。これは、「認知症施策推進大綱」の一環として厚生労働省が推進しているものです。認知症の早期診断と早期対応をめざし、認知症が疑われる地域住民の自立生活のサポート体制を築くことを目的として、医師や保健師など複数の専門職で結成されるチームです。また同年7月からは千葉県の指定する「認知症疾患医療センター」として、認知症疾患が疑われる方への鑑別診断の実施や、認知症に対する理解を深めるために市民公開講座を実施しています。これらの組織をより強化し、今後ますます増加する高齢化社会に対応し、地域社会へ貢献していきたいと考えています。

Access