咲江レディスクリニック

咲江レディスクリニック

丹羽 咲江院長

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個々の患者に寄り添うことが開業医としてのやりがい

―中には、つらい思いを抱えて来院する患者もおられると思いますが。

例えば、人工妊娠中絶を受ける女性はとても悲しい気持ちであり、望んでそうなったわけではないので決して責めないようにしています。また10代で妊娠し、育てられる環境にないのに「どうしても生む」と言い張る子には、生まずに自分を大切にする生き方もあると時間をかけてお話していきます。非常に困難な状況ではあるのですが、中絶は人殺しではない、今回のことは学びであり、繰り返さないために自分の体を守る方法について一緒に考えよう、と伝えています。時間をとって、お昼休みに来ていただくこともありますね。患者さんは不安を抱えて来られる方がほとんどなので、スタッフも皆、患者さんに優しく、苦痛をなるべく与えないように、早く、正確に、効率よく、ということを心がけてくれています。

―これまでを振り返って印象に残っていることはありますか?

医師になって26年、カルテを見ると患者さんの数が4万人を超えました。産婦人科の医師になってよかったなと思うのは、生まれてから高齢になるまで、1人の女性をずっと診ることができるということです。今では「私は、先生に取り上げてもらいました」と言う方や、親子で来院してくださる方もあります。印象に残っているのは、10代の頃に中絶し、斜に構えた態度だった子が、成人して「お母さんになれたよ」と子どもを連れてきてくれたことです。開業した時はお産にも手術にも携わることがなくなるので少し寂しい気持ちもありましたが、私自身、子育てや離婚を経験し、体調が悪い時期もあったので、患者さんの悩みに共感できる部分もあり、開業医の自分にしかできないことがたくさんあるのではないかと思うようになりました。今の立場が自分に与えられた使命であり、やりがいのある仕事だと思っています。

―時代の変化を感じられることはありますか?

未婚の女性が増え、妊娠、出産の年齢が上がりました。また、結婚して子どもが欲しいけれどセックスができない、という女性が驚くほど増えました。それは例えば、厳しい親や学校教育の下でセックスはいけないものだと言われ続けてきたとか、虐待や暴言を受けて育ち、自己肯定感が著しく低くなって他人、特に異性に心を開けない、あるいは性暴力被害にあったという原因もあります。また体調が悪くてストレスがひどいと、実際に外陰部に痛みが出やすくなることもあるんです。現代の女性は労働時間が長くて睡眠時間が短く、食べ物が偏っていたりもするので、その影響も考えられます。

記事更新日:2017/08/01


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