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高齢化が進む透析治療患者にとって
早期受診&治療開始は最重要

くろだ明大前クリニック

(世田谷区/明大前駅)

最終更新日:2016/01/24

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「身体的にも時間的にも負担を強いられる」というイメージが強い透析治療。特に、体力や筋力が低下している高齢者にとっては悩ましい問題だ。ただし、実は早期受診&治療を開始することで、その負担をだいぶ軽減することができるのだ。今回は30年前から人工透析治療に携わってきたという黒田重臣先生が院長を務める「くろだ明大前クリニック」にお邪魔して、患者層の高齢化が進む今後の透析治療のあり方を聞かせていただいた。 (取材日2013年9月9日)

「一日でも早い治療開始」が、負担軽減への大きな一歩に。発見が早ければ、投薬治療や週一回の外来治療で済む可能性も。

Q近年、透析治療を受ける患者の年齢層に変化が生じているそうですが?
A
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▲世の中の高齢化が進むと共に、透析治療患者の平均年齢も上昇傾向に

私は約30年前から透析治療を行っていますが、昔は20〜30代の患者さんが多かったのに対して、現在は平均年齢が65歳くらいまで上昇しています。数十年前は、子どもの頃に発生した急性腎炎がきっかけで、20〜30代頃に慢性腎不全が発症するというケースが多く見られました。しかし現在は学校や会社の検診がしっかりしているため、若年層での腎炎の早期発見が可能となり、早期治療ができています。その一方で、高齢者の動脈硬化や糖尿病による透析治療患者が増えているのです。透析治療は、場合によっては入院が必要となることもあります。若い世代なら退院後スムーズに普段の生活に戻ることができますが、高齢者は入院中に筋力や足腰の機能が低下してしまい、これまでのような生活が送れなくなる可能性もあるので注意が必要です。

Q透析治療を行う理想的なタイミングはありますか?
A
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▲くろだ明大前クリニックには11人が同時に受診できる人工透析室が完備

ほとんどの人は透析治療を嫌がりますので、「命に関わる状態でなければ、できるだけ先延ばしにしたい」と考える傾向があります。しかし透析治療も他の病気と同じで、少しでも早い段階で始めるのことが得策なのです。特に高齢者の方は筋力や体力の低下が少ないうちにスタートさせること、そして入院せずに外来で済ませるのがベターです。患者さんの中には早期に開始したことによって、本来週3回ペースで行う必要がある透析治療を、週1回程度で済ませることができる人もいます。早期に始めておけば体力的にも時間的にも負担を軽減できますし、水の制限が不要になる可能性もありますよ。

Q患者に早期治療を薦めるために、どのような工夫をなさっていますか?
A
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▲「患者さんの意識を変えるためにも、根気強く向き合う姿勢が大切」と語る黒田院長

透析治療は「苦しい、時間がかかる」「一度始めたら止められなくなる」というイメージが強く、そのため治療開始を躊躇している患者さんも多いと思います。そういう患者さんたちに、早く透析治療を始めることがいかに大切か理解していただくために、できるだけたくさんの情報を与えることが重要だと考えています。単に患者さんの求める治療を提供するだけではなく、ときには患者さんを説得するというのも、ドクターの腕の見せどころではないでしょうか。特に高齢者の場合は家族も含めて相談をして、肉体的・精神的機能を低下させずに早期に透析治療を導入する方法を提案しています。

Qこちらのクリニックならではの、透析治療の特徴はありますか?
A
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▲黒田院長は長年腎臓に関する研究を続けてきた大ベテラン

日本透析医学会認定専門医・指導医による、患者さんひとり一人に適したきめ細かい透析医療を提供させていただきます。最近は透析治療を受けることのできるクリニックの数が増えていますが、残念ながら担当するドクターのレベルにはバラつきがあると感じています。中には「以前勤務していた病院で、少しだけ透析治療を経験した……」という程度のドクターが治療を行っているケースもあります。私は長年に渡り人工透析療法に力を注いできましたから、病気の原因、治療に最適なタイミング、患者さんにとって最も負担の少ない治療方法などを的確に判断せていただきます。また、当クリニックでは一人のドクターが一貫して担当しますので、患者さんの体のことをきちんと理解できますし、何でも安心して相談いただける環境を整えております。

Q「腎疾患の危険性があるので要注意!」というのはどんな人でしょうか?
A
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▲生活習慣病が拡大している現在は高血圧や高脂血症などの患者も増加

今は24時間美味しいものが手に入りますので、昔に比べると飽食の時代になっていますよね。その分、健康を維持するために食事内容をコントロールすることも難しくなっていると思います。透析治療を始める人の多くは、過食気味の傾向にあります。糖尿病の方は必ずしも全員が透析治療が必要というわけではありませんが、食事制限が上手くいかない人は透析治療を行うことになるのです。特に仕事の接待等で暴飲暴食が続いていたり、喫煙している男性は注意してください。会社の健康診断などで異常を通告されたら、放置せずにすぐにドクターに相談することをおすすめします。

ドクターからのメッセージ

黒田重臣院長

症状が悪化してから透析治療を始めたことによって、身体的・時間的な負担が大きくなってしまったり、今まで通りの生活が送れなくなってしまう患者さんも見てきました。その上で、「透析治療は元気で体力のあるうちに、一日でも早く始めていただきたい」と願っております。早い段階で受診すれば、透析治療を受けずに、生活習慣の改善や進行を遅らせる薬の服用のみで済む場合もあります。腎臓病・人工透析療法以外にも、心筋梗塞や脳卒中の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風などの生活習慣病をはじめとした内科の病気全般の診療にも長く携わってまいりましたので、どんな病気のことでもご相談ください。

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