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健康な口腔は両親からの贈り物
予防に重点を置いた小児歯科

佐々木歯科医院

(大阪市阿倍野区/大阪阿部野橋駅)

最終更新日:2020/01/27

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  • 保険診療

将来、歯のことで悩まない健康な口腔に育てたいと、子を持つ親なら思うもの。しかし、正しい予防の知識を知らないばかりに、気づかないうちに虫歯になりやすい口腔環境にしてしまっていることもある。子育て世代の親たちに「知っていたらやっていたのに」と苦い思いをさせないためにも歯科教育に力を入れる、「佐々木歯科医院」の佐々木光諒理事長。将来、ストレスなく自立して予防管理ができる子どもに育てるには、小さい頃から歯科医院に慣れてもらい、歯科医院と家庭の両面から成長を見守ることが重要だと言う。「歯科は治療する場所ではなく歯を守る場所。これからの時代、それが当たり前になってくるでしょう」と話す佐々木先生に、予防に重点を置いた小児歯科、親たちに気づきをもたらす歯科教育について聞いた。(取材日2019年7月11日)

子どもの歯を予防で守っていこう。マイナス1歳から取り組む歯科教育

Q貴院が行っている「歯科教育」とは、どのようなものですか?
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▲佐々木歯科医院は早期からの歯科教育に取り組む

生後、お口の健康はどんな菌が定着するかで大きく変わってきます。口腔内細菌の多くは親子感染によって1歳半頃までに定着するといわれており、3歳頃から虫歯をつくる子がちらほらと出てきます。乳歯は抜けてしまうので虫歯になっても問題ないのでは?と聞かれることがありますが、1つの歯が虫歯になるということは口腔全体に虫歯菌が住み着いていることを意識する必要があります。口腔内を完全に除菌することはできません。なぜなら良い菌まで殺してしまうからです。子どもの歯を守るには、菌が悪さをしない口腔環境を保つことが大切です。歯科教育ではこうした話をし、子どもの歯を守るのはご両親なのだと意識してもらうようにしています。

Q小さいうちから歯科医院に通うメリットとは?
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▲歯科医院は怖い場所ではないと認識させることが大切だ

菌が悪さをしない口腔環境をつくるには、バイオフィルムという細菌のすみかを増やさないことです。そのためにも日々の歯磨きでしっかりケアし、定期的に歯科でクリーニングを受けることが必要です。ただ子どもの場合はそこまでバイオフィルムが定着することは多くなく、むしろ小さい頃から歯科に通ってもらいたい理由は、歯医者さんは怖い所ではなく歯を守ってくれる所といった認識を持ってもらいたいからです。習慣化していれば「口腔ケアをしなきゃ、歯医者さんに行かなきゃ」と負担に感じることはないでしょう。大人になっても、お口の悩みがないストレスフリーの状態にしてあげることは、ご両親からの最高のプレゼントではないでしょうか。

Q予防歯科には何歳頃から通うべきでしょうか?
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▲なるべく早期の通院が理想的

できればマイナス1歳、おなかの中にいる時から始めるのが理想的です。良い菌も悪い菌も、一番身近にいるお母さんから感染する確率が高いといわれています。お母さんの歯科予防の知識やお子さんの歯のお手入れの知識、食育、口育などの知識量によるので何歳から通うべきとは言えないですが、小さいうちから慣れるほうがいいのは間違いありません。3歳までは慣れてもらうだけでなくお子さんの口育、食育、予防の口腔ケアの方法などをお母さんにお伝えすることが重要です。希望としては、初めての歯医者さんが治療目的にならないようにしてほしいと思います。応急処置からのスタートでは、歯医者さんが嫌いになってしまうかもしれませんからね。

Q定期的な歯科検診では、どのようなことをするのでしょうか?
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▲歯磨き練習などで小さいうちから歯を大切にする意識を与える

口腔のチェックと年齢に応じた歯磨き練習を行い、うがいができるようになったらフッ素塗布をします。検診時には舌の動きや顎の発育、咀嚼や嚥下が正しくできているかなど口腔機能の発達をチェックして、お口のトレーニングも行っています。また歯並びは見た目の問題だけでなく、唾液の流れや質にも影響する場合がありますので、永久歯が生えそろったら歯並びや噛み合わせも重要な確認ポイントとなります。その子の成長を見守りながら、専門的な視点でアドバイスが受けられることも、小さいうちから歯科に通うメリットと言えます。

Q子育て中のお母さんが、普段から気をつけてほしいことは?
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▲親へのサポートも欠かさない

食生活ですね。虫歯菌が悪さをするのは、お口の中が酸性に傾いた時です。物を食べると口の中は30分ほど酸性状態になるのですが、お菓子をダラダラ食べたり、ジュースをこまめに飲み続けたりすると、口の中が常に酸性に傾いた状態になってしまい、虫歯のリスクが高まります。だからと言って厳しく制限すると、親子ともにストレスになりますよね。時間を決めておやつを食べる、スポーツドリンクの代わりにお茶で水分補給をするなど、無理なく始められる生活改善で十分だと思います。こうしたアドバイスは主に歯科衛生士が行っています。お母さんたちのモチベーションを高め、良き相談相手となるべく、親身になってサポートしてくれています。

ドクターからのメッセージ

佐々木 光諒理事長

歯医者さんは決して、治療をしたり歯を削ったりしたいわけではありません。「歯を残したい」というのが本心です。そのためにも虫歯にならないように、また虫歯になっても最小限の処置で済むように、前もって手を打つことが大切です。当院が小児矯正を行っているのもそのためです。歯並びが悪いと磨き残しが多くなり、虫歯になるリスクが高くなります。歯並びの良い歯に比べてガタガタな歯は虫歯の治療も難しく、削る部分が大きくなることや、歯並びを整えてから治療することもあります。負担の少ない成長期に矯正を行うなど、将来的に予想されるリスクを減らしながら、健康な口腔となるように子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

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