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宮川 雄志 院長の独自取材記事

ミロデンタルクリニック

(横浜市青葉区/青葉台駅)

最終更新日:2024/04/19

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック main

憩いの場として愛される桜台公園の前にたたずむ「ミロデンタルクリニック」。自然豊かな静かな環境で、一人ひとりの患者と時間をかけて丁寧に向き合いたいとほほ笑む宮川雄志院長は、米国でマイクロサージェリーを学んだ経験をもつマイクロスコープの専門家。青葉台エリアで早くからマイクロスコープを導入した同院は、今では自由診療・保険診療の区別なく、すべての患者にマイクロスコープを用いた精度重視の診療を提供している。歯科医師として活躍する一方、アスリートとしても活躍する宮川院長。院内にはこれまで出場したマラソンやトライアスロンの道具などが飾られ、何事にも真摯に向き合い、研鑽を積むことを厭わない人柄がうかがえる。そんな宮川院長に、同院ならではのマイクロスコープを用いた診療についてじっくり聞いた。

(取材日2023年6月29日/情報更新日2024年4月15日)

すべての患者にミクロ単位の精度の高い診療を

まずはクリニックの特徴について教えてください。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック1

当院は2006年の開院と同時に歯科用マイクロスコープを導入し、今では自由診療・保険診療関係なく、すべての患者さんにマイクロスコープを用いた診療を提供しています。せっかく来てくださった患者さんを、時間に追われながら慌ただしく診るのは嫌なので、1人あたり30分から1時間ほど時間をかけて丁寧に診る診療スタイルでやっています。そのため1日の患者さんは10人程度。完全予約制で時間どおりに始まり、時間どおりに終わるので、子育て中の方や仕事をしている方でも、予定が立てやすいでしょう。実はここは私の実家だった場所なんです。診察室の窓の前には緑豊かな公園が広がり、春は桜、秋には紅葉と四季折々の美しい風景を楽しませてくれます。受付も会計も、すべて私一人で対応しているので、周囲を気にせず気軽になんでも相談していただければと思います。

遠くから来院される患者さんもいらっしゃると伺いました。

患者さんからの紹介や、インターネットで調べてわざわざ遠くから来てくださる患者さんは多いですね。最近は、セカンドオピニオンを求めて来院される方も増えてきています。虫歯や歯周病などの一般歯科から根管治療、口腔外科、予防歯科まで幅広く対応しています。当院では最初の診察時からマイクロスコープでお口の状態を確認させていただいています。患者さんの年齢層でいえば40~50代の働き世代、これからの人生を考え、本気でお口の健康を守りたい、しっかり治したいという方が多いですね。開院当初から通い続けてくださっている60~70代の患者さんは、メンテナンスのために通ってくださる方がほとんどです。

診療方針について教えてください。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック2

手指の感覚や勘に頼らず、マイクロスコープを用いて肉眼では見えない部分までしっかり確認しながら、保険診療、自由診療関係なくすべての患者さんに精度の高い診療を提供することです。治療にしっかり時間をかけるのもそのためです。虫歯や歯周病など基本的な治療を適切に行えるだけでなく、削る部分が最小限で済むので、患者さんの健康な歯をより多く残すことにつながります。私は2006年の開院以来、ずっとマイクロスコープを使っているので、マイクロスコープを使ったほうが早く、かつ精度にこだわった診療ができると思っています。当院では2台のユニットにそれぞれマイクロスコープがあり、今では治療や検査、メンテナンスなどすべてにおいてマイクロスコープを使っています。

適切に、精密に。できるだけ歯を長く残す治療を追求

精度にこだわった治療のためにはマイクロスコープが重要なのですね。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック3

マイクロスコープを使えば、0.1ミリ以下のミクロの単位で、神経が通っていた穴など肉眼では見えない部分まで鮮明に見えるようになります。患部を細部まで視認しながら治療を行うことで、精密な診断につながるだけでなく、悪くなった部分をピンポイントで削ることが可能になります。見落としや取り残しをしにくくなるため、再発のリスクが減ることも期待できます。このように精度の高い治療をすることで、トータルで見れば治療回数が少なく済む点も患者さんにとって大きなメリットだと思います。また、当院ではマイクロスコープで撮影した静止画や動画をモニターに映し出し、患部の様子や治療の前後の違いなどを丁寧にわかりやすくお伝えしています。マイクロスコープは治療のためだけではなく、検査・診断や説明のために欠かせないツールとして日常的に活用しています。

ラバーダム防湿について教えてください。

ラバーダム防湿とは、歯の治療をするときにゴムやシリコンでできたラバーダムを使って、治療する歯だけを露出させて、唾液や呼気などから細菌の侵入を防ぎ、感染を予防する方法です。当院では根管治療を安全に配慮し、かつ確実に行うために、ラバーダム保湿は必須の処置と考えています。どんなに良い治療をしても、再発してしまっては元も子もありません。また、当院では治療器具の滅菌のために、ヨーロッパで一番厳しいとされる基準をクリアしたクラスBの高圧蒸気滅菌器を採用しています。どちらも日本ではまだ一般的ではありませんが、精度の高い治療には必要な設備だと考えています。

セカンドオピニオンを求める患者も多いそうですね。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック4

他院で抜歯と言われたという患者さんからのセカンドオピニオンは多いですね。必要に応じて、当院で歯科用CTやマイクロスコープなど必要な検査を行って、抜歯しなくても大丈夫かどうかの診断を行うこともあります。もちろん、最初の見立てどおり抜歯せざるを得ないという診断になるケースもありますが、なぜ抜歯しなくてはならないのか、画像を見ながら丁寧に説明しています。セカンドオピニオンを求めて来られる方の中には、治療や診断の良しあしだけでなく、「自分が何の治療をされているのかわからない」「十分な説明がないことに不信感を抱いた」という声も多く、しっかり時間をかけて丁寧に説明することの大切さを改めて痛感します。

先を見据えた治療で、健康で豊かな人生をめざす

診療で心がけていることを教えてください。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック5

基本的な治療を精密に行うことを意識し、治しておしまいではなく、5年後、10年後も患者さんが歯で困ることのないよう、精度にこだわり丁寧な治療を心がけています。そのために、初診時にはより多くの時間を取って患者さんとしっかりとコミュニケーションをして、その方の背景などを踏まえた上で信頼関係を築くようにしています。

今後の展望をお聞かせください。

ゆくゆくは当院に通ってくださるすべての患者さんが治療する必要のない状態になってくれたらいいなと思っています。メンテナンスのために定期的に通い続けてくださる患者さんも多いのですが、定期検診やメンテナンスもすべて私がマイクロスコープを使って行っています。虫歯や歯周病などのほんのわずかな兆候も見逃さず、初期の段階で治療すれば簡単な処置で済みますし、磨き残しなどもマイクロスコープを使って説明するので、口腔ケアに対するモチベーションや予防への意識を高く保っていただけると思います。少しでも多く健康な歯を残し、より良い状態を維持できるよう、お口のパートナーとして長いお付き合いをしていけたらうれしいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

宮川雄志院長 ミロデンタルクリニック6

当院は「便利な」歯科医院ではないかもしれません。1日に対応できる患者さんの人数も決して多くはありません。けれど、予約していただいた時間はほぼ貸し切り状態で、その患者さんのためだけの診療を行うスタイルです。人目を気にせず納得できるまで歯科医師と話してみたい、時間はかかってもしっかり治したいという方は、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー/7万7000円~

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