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徳永 祐二 院長の独自取材記事

徳永整形外科

(世田谷区/喜多見駅)

最終更新日:2021/10/12

徳永祐二院長 徳永整形外科 main

喜多見駅前の「徳永整形外科」には、院長の徳永祐二先生の治療を求めて、他県からもたくさんの患者が足を運んでいる。同じビル内のMRIをはじめとする検査機器やさまざまな治療機器が充実し、質の良い医療が受けられそうだ。何よりも徳永先生の穏やかで明るい人となりに元気づけられる患者も多いのではないだろうか。人の役に立ちたいと願う、徳永先生の医療への思いを聞いた。

(取材日2009年9月2日/更新日2018年3月9日)

この世で一番いい仕事は何か

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

徳永祐二院長 徳永整形外科1

まだ小学校に上がる前でしたが、両親に「世の中で一番いい仕事は何?」と質問しました。人を助けて、人の役に立てるお医者さんが一番いいよという答えが、ずっと心に残っていたことが医師になった最大のきっかけです。今でも患者さんを助けて、役に立ちたいという気持ちが診療のモチベーションになっています。

なぜ整形外科をご専門にされたのでしょうか。

整形外科は痛みを取り除き、身体機能の回復を手助けすることで、患者さんの生活レベルを元にまで戻すことを目的としています。例えば、10あったレベルが5まで下がったとしても、また10まで戻せる場合もある治療ができるのが整形外科の最大の魅力です。元のレベルまで、あるいはそれ以上をめざそうという患者さんの前向きな気持ちにふれた時や、痛みが取れた時の患者さんの喜ぶ表情を見ていると、強いやりがいを感じますし、これからももっともっと患者さんの役に立とうという気持ちが湧き上がってくるんです。それと、整形外科はスポーツとの関連が深いことも理由の一つです。私自身、スポーツが大好きでさまざまなスポーツを経験してきました。スポーツに励む方たちを医療でサポートしたいという思いもありました。

開院にあたって喜多見を選ばれた理由をお聞かせください。

徳永祐二院長 徳永整形外科2

以前勤務していた登戸病院や至誠会第二病院で担当していた患者さんが来院しやすい場所がいいだろうと考えていました。電車で来院される患者さんのことを考えると、絶対に駅から近い場所がいいので、そこはこだわりですね。自宅からも近い今の場所に決めたのは1997年のことです。当時の喜多見駅は、今のように高架になっておらず、駅前の人影もまばらで寂しい印象がありましたが、開発が進み駅の周囲もにぎやかになってきました。ご近所の皆さんもとても気さくで、下町のような温かみがあるのでたいへんに気に入っています。

健康的な生活を送るための意識づけとは

開院されて20年目を迎えますが、変化を感じることはありますか。

徳永祐二院長 徳永整形外科3

骨粗しょう症に悩まれる方や、予備軍の方が増えました。高齢化が進んでいる証のひとつでしょうし、骨粗しょう症が一般的に知られるようになったことで、検査を受ける患者さんが増えたことも一因といえるでしょう。当院では、腰椎で骨密度を測定する機器を設置しているので、手や足で測定するよりも高い精度で結果が出ます。骨粗しょう症は早めに治療を開始したほうが治療効果が出やすいですから、気になる方は早めに検査を受けていただきたいです。検査はとても簡単ですし、保険適応で受診できます。このほかには、スポーツ整形外科にかかる患者さんの低年齢化が進んでいるのを実感しています。ひとつに、スポーツ整形外科が認知されてきた結果だと考えています。スポーツ傷害は、パフォーマンスを落とさない治療をすることが肝心です。その競技を熟知した専門の医師の治療を受けるのがベストではないでしょうか。

先生ご自身が健康のために実践されていることはありますか。

早寝早起きですね。だいたい6時前には起床しています。診療中はクリニック内を忙しく歩き回っているので、かなりの運動量になっていると思います。体力を使っているので、ぐっすりと眠れます。だから毎朝早起きができるんです。体を動かすことと、快眠が健康の秘訣でしょうか。あとは定期健診を欠かさないように意識しています。意外と自分の健診は二の次になっているドクターも少なくないんですよ。

休日はどのように過ごされていますか。

徳永祐二院長 徳永整形外科4

一番の趣味は仕事です! でも、やはり休日も大切です。ここ6〜7年は毎週ゴルフに行って、心身ともにリフレッシュをしています。いろいろな職業の方とご一緒するので、ちょっとした会話でも知らない世界が垣間見れて、とても勉強になることが多いです。

治療には信頼関係が不可欠

診療の際にはどのようなことを心がけていますか。

徳永祐二院長 徳永整形外科5

治療は医師が行いますが、患者さんのご協力も必要です。患者さんとの信頼関係がなくてはなりません。週1回の来院でも、患者さんは毎日、痛みと向き合っている。信頼関係がなければ、私の治療もアドバイスも信じられないまま、毎日を過ごすことになりますよね。私がいなくても、完治をめざして治療に励んでいただくためにも、信頼関係は絶対に必要です。同じゴールを見据えて一緒に歩む関係を築けるよう心がけています。治療が長期間に及ぶと、患者さんもゴールを見失い諦めてしまうので、クリアしやすいハードルを設定することも大切です。次の目標を持てるように私から働きかけます。例えば、膝が痛くて外出が困難な患者さんですと最初は近所まで買い物に行くのをめざします。できるようになったら日帰り旅行に行けるように、それができたら海外旅行もいいですねと、具体的に目標を思い描いていただき、治療に前向きに取り組めるようお手伝いしています。

具体的な目標があれば、前向きに治療ができそうですね。

どなたでも治ったらあれがしたい、これがしたいというのは必ずあるはずです。それを引き出すことがとても大切です。ドクターによっては、海外旅行なんてとんでもないとおっしゃるかもしれないし、教科書どおりにいけば家の中で大人しくしていてくださいということになるんでしょうが、あれも駄目、これも駄目では気持ちはしぼんでしまう一方です。さらには、痛みがなくなったり、機能を回復するだけでなく、若返っていただきたいと思っています。実際に痛みが取れれば、表情も穏やかになるし、機能が回復して行動範囲も広がって、若さを取り戻す患者さんがとても多いんです。患者さんの楽しそうな姿を見ていると、私まで若返るような気持ちになりますよ。

今後の展望についてお聞かせください。

徳永祐二院長 徳永整形外科6

当面の目標は、すべての患者さんにさらによくなっていただくことです。そして、皆さんに若返っていただきたいです。整形外科では私どもの治療やアドバイスだけでは完治は望めません。完治には患者さんの協力が不可欠で、ご自身の治そうという思いがなければ成功しないんです。治したい思いを強く持てば、必ず良い結果が出ると知っていただけるように啓発していけたらと考えています。もうひとつの目標は、医師が素晴らしい職業であることを子どもたちに知っていただきたい。かつての幼い頃の自分のように、医師に憧れる子どもが増えてほしいです。そのためには、もっと自分を磨き、さらに皆さんの役に立っていけるよう努力していきたいですね。

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