医療法人社団裕美会 門司歯科医院

鹿瀬直樹 院長

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さいたま市や東京北西部への通勤通学に便利な、埼玉県戸田市。もともと町工場の多かった地域で、古くからの住人と再開発地域に転居してきた若い家庭が混在する町だ。そんな戸田市の住宅街で長年親しまれてきた「門司歯科医院」。この地に開業した初代院長亡き後を引き継ぎ、3代目院長として入職したのが鹿瀬直樹先生。自ら開業し順調に診療を続けていた都心のクリニックを、入居ビルの再開発計画で閉めざるを得なくなった鹿瀬院長に、先輩歯科医師がつないだ縁で当院の院長を引き受けることになった。都心部と郊外の患者の口腔内意識の違いに、強い衝撃を受けたという鹿瀬院長。閉院したクリニックから新しい設備を、そして自らの腕に蓄えた高い技術を持ち込んで、新旧両方の患者に充実した治療を提供している。
(取材日2015年10月19日)

専門をあえて押し出さず、地域で優先すべき治療を提供する

―どのようないきさつで院長に就任されたのでしょうか。

当院に入職する前、実は僕は築地で開業していたのですが、そのビルが再開発をする計画になり、住宅だけのビルに変更になったのです。それで、開業するか勤務するかと考えていた頃、ちょうど当院勤務のお話を頂きました。僕は日本歯科大学を卒業後、日本矯正歯科研究所に入ったのですが、当時の先輩に当たる方がこちらで代診を勤めていた時期があり、その縁です。僕自身は、当院を開設された門司先生とはお会いしたことがないのですが、大変お優しい方だったと伺っています。入職したのは2014年で、門司先生は2013年に亡くなられていますが、当時からの患者さんも多くて、地域で親しまれていたのがよくわかります。僕一人では到底手が回らないので、他に歯科医師2名と、歯科衛生士さんや助手さんなど6人のスタッフがいます。

―先生のご経歴とご専門を教えてください。

大学を卒業してからずっとやっていたので基本は矯正が専門ですが、ここでは一般歯科を中心に行っています。大学を卒業後は日本矯正歯科研究所に入り、矯正一本でいこうかなと考えていました。両親も歯科医師なのですが、うちは母と父が別々に開業をしていて、父は一般診療、母は矯正をやっていました。僕は日本矯正歯科研究所を離れて最初に母の歯科医院を手伝い、その後は自分で開業しつつ両親の歯科医院の手伝いもしていたので、父が亡くなった後は一般診療に一層力を入れないといけない状況になりました。虎ノ門は土地柄、企業の経営者の方が患者さんとして見えるため、自由診療が多かったですね。当院では保険の使える一般診療がメインです。また、矯正はここでは力を入れて宣伝していません。必要のある方にはお声掛けする程度です。

―この地域についてどんな印象をおもちですか。

僕自身は都内の出身で、この地域には縁がなくて詳しくないのですが、古くからいるスタッフに聞くと、このあたりは工場が多かった場所で、近年の再開発で宅地になったようですね。患者さんは小さい子からご老人までまんべんなく来られます。以前から通われている患者さんは戸田市内や、隣の蕨市が多いようです。僕が虎ノ門で治療していた患者さんも見えますが、都内からは遠いので恐縮しています。近隣の患者さんは、やっぱり虫歯の痛みで来院される方が多いです。着任した頃は、都内に比べて口腔内環境の悪い方が多いのにちょっと驚いていました。若いのにちゃんと噛めている歯が数本しかない方は、僕の働いていた都内西南部ではほとんど見かけなくなっていましたので……。「んー、どこから手を付けようか」と衝撃的ではありましたが、1本1本どの歯もやることは一緒ですから、根気よく治療をしながら、時間をかけて口腔内への意識を高めてもらえればと思って取り組んでいます。

記事更新日:2016/01/24


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