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おおくら歯科口腔外科

おおくら歯科口腔外科

大倉一徳院長

高齢者に多い誤嚥性肺炎を防ぎ
健康維持に役立つ「訪問歯科診療」

おおくら歯科口腔外科

保険診療

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高齢になっても、なじみのある歯科医院で定期検診や治療を受けたい。そんな願いに応えるのが「おおくら歯科口腔外科」の訪問歯科診療だ。同院に通院していたが年齢や病気のため外出が難しくなった……という患者や家族からの依頼を受け、数年前から訪問歯科診療を本格化させた。「医師の訪問診療を受けている方も多く、在宅医療のクリニックとも連携して、患者さんごとに異なる症状や生活様式に合わせた口腔ケアや治療を行います」と大倉一徳院長。噛んだり飲み込んだりする口腔機能の低下を防ぎ、口の中をきれいに保つことは、高齢者の死因の一つである誤嚥性肺炎の予防にも役立つそうだ。「私たちの診療で近隣の患者さんの健康維持に努めたい」と語る大倉院長に取材し、訪問歯科診療について詳しくレポートした。(取材日2019年8月19日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

訪問歯科診療はどのような方が利用されるのですか?

ご自宅や施設からの通院が難しい方が主な対象で、年齢を重ねて足腰が弱くなった、脳梗塞などの病気で寝たきりになった、最期の時を迎えるまで療養されているなど、患者さんの症状はさまざまです。当院の場合、長く受診されていた方が通えなくなり、ご本人やご家族の希望で訪問歯科診療に入ることが多いのですが、もちろん当院は初めてというケースも対応しています。訪問先は当院から半径4kmほどのエリアで、現在は個人宅がほとんど。もし遠方からご依頼があった場合は、お住まいの地域の歯科医師会と連絡を取って訪問可能な歯科クリニックをご紹介するなど、在宅でもできる限り良質な診療を受けていただけるよう尽力しています。

依頼する方法や料金、診療にかかる時間などを教えてください。

訪問歯科診療のご依頼は当院に直接電話していただくか、担当のケアマネジャーさんに当院の訪問を希望される旨をお伝えください。どちらの場合も連絡をいただいた後、患者さん・ご家族と訪問日を相談してお伺いします。当院からの訪問の頻度は、患者さんの症状などによって3ヵ月に1回または毎月1回。診療時間は口腔内の検診とケアを合わせて40分程度とお考えください。料金については介護認定を受けた方であれば、基本的には介護保険が適用されます。検診やケア以外に虫歯や入れ歯などの治療を行った場合は医療保険の適用となり、治療内容や保険の自己負担割合によって料金も異なってきます。

訪問歯科診療を受けるメリットは何でしょうか?

定期検診で虫歯・歯周病の早期発見が期待でき、プロが行うケアで口の中をきれいにしていけるといったメリットは通院時と同様です。特に高齢の方は、噛んだり飲み込んだりといった口腔機能の低下、ご自宅での不慣れなケアによる口腔内の雑菌の繁殖などで、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。このため患者さんに合った口腔機能維持のトレーニング、口腔ケアのやり方も訪問時に指導しています。寝たきりだったり意識がなかったりする患者さんの場合は、ご家族に適切なケアの知識をご提供することも重要です。このほか虫歯や入れ歯の不具合で食事量が減った患者さんなどは、治療によって栄養状態の改善・健康回復をめざしていけるケースもあります。

検診・治療START!ステップで紹介します

患者に応じた機材を持ち訪問歯科診療へ

同院の訪問歯科診療では視認による口腔内検査のほか、虫歯の治療や入れ歯の調整など一般的な歯科診療に対応。このため当日訪問する患者の症状に合わせて機材を選び、同行する歯科衛生士との打ち合わせ後、車で訪問先に向かう。同院の訪問日は毎週金曜日午後で、1日4件ほどを回るという。

患者宅や施設への訪問は丁寧なあいさつを大切に

院内で患者を迎える通常の診療とは違い、部外者として患者宅を訪ねる訪問歯科診療では細かな気遣いも大切と大倉院長。たとえ意識がない患者でも、歯科医師と歯科衛生士が来たことをきちんと伝えてから診療に入るのがマナーだと考え、ドアを開けて、まずは元気良く声かけを行うという。家族にも患者の最近の様子などを尋ねるなど、情報収集も怠らない。

初診時は問診票をもとに症状などを詳しくヒアリング

患者自身で受け答えができる場合、初診時は問診票を記入した後に詳しくヒアリング。歯の痛みや入れ歯の不具合など困っていること・悩んでいることのほか、心身の病気・けがをはじめ健康面の情報、普段の食事や睡眠、部屋の中での移動手段、どのような過ごし方が多いかなど生活様式についても確認。すでに訪問を重ねた患者については、前回の訪問からの変化の確認などが中心。本人が話せない状態なら家族へのヒアリングとなる。

検査や歯科衛生士による口腔ケアを行う

口腔内の状態を細かくチェックし、虫歯・歯周病の兆候、入れ歯の不具合などがないかを確認。問診で聞いた患者の訴えや診療への希望も踏まえ、必要に応じて治療も行う。また歯科衛生士は口腔内の汚れを丁寧に清掃するクリーニング、口腔機能を維持・回復することを目的としたトレーニングなどを担当。

診療の結果報告のほか患者に合った口腔ケアも指導

口腔内の検査で問題がなかったかなど、家族を交えて本日の結果を報告。さらに治療が必要な場合は、在宅でどう治療するかなど今後の対応について相談する。次の訪問までの間、本人や家族が口腔内の状態を維持できるよう、本人に合った口腔ケアグッズの提案、磨き残しを防ぐためのブラッシングの指導も行っている。

ドクターからのメッセージ

大倉 一徳院長

患者さんが外出できなくなっても歯科診療を諦めなくて済むよう、当院では数年前から訪問歯科診療をスタートさせました。ご自宅で定期的に口腔ケアを受けることで、口の中をきれいにしていくだけでなく、高齢の患者さんに多い誤嚥性肺炎や口腔機能低下の予防も期待できます。また歯の治療によって栄養状態の改善がめざせ、健康回復に役立つケースもあるんです。ただ、ご自宅で診療を受けられるとご存じない方も多く、当院では在宅医療のクリニックと連携するなど、必要な患者さんに訪問歯科診療をご提供できる体制を模索中です。この地に生まれ育った歯科医師として、地域の皆さんの健康を守る訪問歯科診療にもっと力を入れたいと考えています。

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