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遠藤 隆介 院長、前田 隆秀 先生の独自取材記事

辻堂西口駅前歯科

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2023/03/29

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科 main

辻堂駅西口を出て海側への階段を降りると、目の前のビル2階にあるのが「辻堂西口駅前歯科」。1980年から40年以上にわたり診療を続けてきた「杉山歯科医院」を、遠藤隆介院長が引き継ぐ形で開院したクリニックだ。痛みに配慮した一般歯科に加え、根管治療や義歯、インプラント治療から歯周病治療、予防歯科まで幅広く対応する同院では、小児の咬合分野で豊富な経験を持つ前田隆秀先生を非常勤の歯科医師として迎え、早期の介入で負担を軽減しながら子どもの歯並びを整えていく咬合育成にも力を入れている。地域に根差し、患者の目線に立った診療をめざす遠藤院長は「赤ちゃんから高齢の方まで、広く頼られる存在でありたい」と語る。そんな遠藤院長と前田先生に、クリニックのこと、そしてめざす医療についてなど話を聞いた。

(取材日2022年12月14日)

幅広いニーズに大学病院レベルの高い専門性で対応を

歴史あるクリニックを継承されたそうですね。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科1

【遠藤院長】当院の前身である「杉山歯科医院」は40年以上にわたり地域に頼られてきたクリニックです。しかし、杉山先生が不幸にも事故に遭われて腕の自由が利きづらくなったことからクリニックの将来的な運営を模索され、前田先生のご紹介もあって私が引き継がせていただきました。2021年1月から診療に加わり、準備を整えた上で5月に継承。リニューアルしておよそ1年半がたちました。
【前田先生】旧知の杉山先生が後継者をお探しということで、血縁はないものの親戚にあたる遠藤院長にお声をかけて継承が実現しました。私自身、非常勤でこちらの診療に加わらせていただいていますが、継承から短い期間の中でも地域の皆さんと信頼関係を築いている遠藤院長の姿を見て、良いクリニック継承となったと改めて実感しています。

現在はお二人で診療されているのですか。

【遠藤院長】主に診療にあたっているのは私ですが、前田先生とそのお嬢さんであり私の兄の妻でもある遠藤佐知子先生にも、非常勤として診療に加わっていただいています。前田先生は長年にわたって日本大学松戸歯学部小児歯科の教授職を歴任した子どもの歯並びと噛み合わせのエキスパートであり、遠藤先生は東京慈恵会医科大学附属病院の口腔外科に在籍していた外科の専門家です。それぞれ、小児の咬合育成や切開を伴う治療、難しい抜歯などの治療で、大学病院レベルの高い専門性を発揮していただいています。

どのような患者さんが多くいらしていますか。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科2

【遠藤院長】前院から通院を継続していただいている高齢の方から若い世代、お子さままで幅広く診療しています。通院を続けていただいている方に対しては、前院長への信頼をそのまま当院に受け継がせていただいた形で、たいへん光栄に感じています。分野を問わず、幅広いお悩みに高い専門性を持ってお応えできるのが当院の強みです。痛みに配慮した一般歯科はもちろん、お子さんの咬合育成を含む矯正治療や、忙しい方にもお勧めできるCAD/CAMシステムを用いた補綴治療など、幅広いニーズに対応しています。

拡大鏡やCAD/CAMを導入、原因に迫る予防治療も

診療上の特徴について教えてください。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科3

【遠藤院長】一般歯科では麻酔の手順や道具などに気を配り、できる限り痛みに配慮した治療を実践しています。スタッフと協力して診査診断からの治療をテンポ良く行い、治療回数の減少に努めています。すべての治療に高倍率の拡大鏡を用い、細部までよく見える明るい術野で行うことで、より精密な治療につなげています。また義歯やかぶせ物では信頼する歯科技工士さんとの連携により精度の高い安定した修復物を気持ち良く患者さんのお口に装着できるように注意を払っています。CAD/CAMシステムも導入し、保険診療から自費診療まで幅広く、妥協のない高品質な補綴物を製作できます。精密さや安定度、丈夫さが特徴のコーヌスクローネも価格に配慮して提供できる体制を取り、インプラント治療でも、特に骨との早い結合が期待できる高品質なインプラントを、デジタルデータをもとに作製したガイドに従って埋入。精密で専門性の高い治療が可能です。

予防歯科にも力を入れていらっしゃるとか。

【遠藤院長】残存歯の数は健康寿命に関わります。そのため、お口の健康を保つ上で重要となるクリーニングとブラッシング指導にとても力を入れています。豊富な経験を持つ歯科衛生士が複数在籍し、毎回1時間ほどたっぷりと時間を取って対応します。単に歯科衛生士がお口の中を掃除するだけでなく、精密な検査を行い、歯科医師も一緒に確認しながら「なぜトラブルが起こるのか?」、「今後どうすれば予防できるのか?」に迫るのです。その上で、ホームケアや生活習慣を含めた必要な対応を細かくアドバイスしながら、予防の大切さ、有用性を繰り返し伝えます。
【前田先生】予防歯科は子ども時代がスタート地点であり、小児期に環境を整えることが、将来の健康寿命を延ばすためにも大切。咬合育成により歯並びを整えていくことは、予防的観点からも重要なことです。気がかりのあるお子さんは、ぜひ早めにご相談いただきたいと思います。

前田先生の実践されている咬合育成について教えてください。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科4

【前田先生】正常でない噛み合わせを早期に発見し、顎の骨の成長を利用しながら正しい状態へと導く治療です。一般的な矯正治療では、永久歯が生えそろった後に、場合によっては抜歯によりスペースをつくって歯を並べます。対して咬合育成では、永久歯が生える前から将来的な歯並びを予測し、生活習慣の指導を行ったり、装置を用いたりして正しい成長を促すのです。だいたい4〜5歳からアプローチをはじめますが、長い目で見て費用面や精神面での負担を軽減しながら良い状態をめざすこともできます。

健康維持に欠かせないお口の健康を多角的にサポート

歯科医師や現在のご専門を選択されたきっかけがあれば教えてください。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科5

【遠藤院長】歯科医師をめざしたのは、実は前田先生の言葉に背中を押されてのこと。高校、大学とオーストラリアで過ごし、経済学を修めて帰国しました。調理師免許を取って調理師として働くなどしたのですが、その頃に前田先生と出会い、歯科医師という職業に惹かれて学び直したのです。地域のクリニックなどで診療経験を積んでいたところに、このようなクリニック継承のお話をいただいたのも前田先生から。素晴らしいご縁に心から感謝しています。
【前田先生】病院の小児口腔外科に身を置いて難しい症例に多くあたる中で、早期発見・早期治療が何より重要であるとの思いに至りました。歯並びも不正なまま放置せず、早めに正常な状態へと導くことが、見た目だけでなく、予防的にもメリットが大きいのです。そこで、トロント大学に留学して小児矯正を学び、咬合育成を軸とした研究、教育などに携わってきました。

お忙しい毎日とは存じますが、余暇の気分転換法があれば教えてください。

【遠藤院長】もともと料理が好きで調理師免許も取得したほどで、自分好みの料理を作ってお酒と一緒に楽しむことが多いですね。作ること、食べることの両方が気分転換になります(笑)。友人と時々海や雪山にも出かけますが、診療所を預かる現在はあまり無理なスポーツはしないようにしています。
【前田先生】子どもたちの診療にあたっていると、その将来にまで責任を持つためには自分自身の健康が何より大切だとつくづく思います。そのため、毎日ジムに通って筋力トレーニングに励み、1キロ泳ぐことを日課にしています。午前中は体を動かし、午後から仕事というのが、ここ数年のルーティンです。

読者へのメッセージをお願いします。

遠藤隆介院長、前田隆秀先生 辻堂西口駅前歯科6

【遠藤院長】歯科医療は地域社会の人々の健康を守るために欠かせない公衆衛生の一部と考えています。歯が悪くなると生活も荒んでしまい、さらに健康を損なってしまうようなことも多々あるのです。当院では、地域の皆さんの健康維持に欠かせないお口の健康を、さまざまな角度からサポートしていきたいと考えています。お困りのことがあれば、なんでもお気軽にお問い合わせください。
【前田先生】良い歯並びは自信となり、幸せにもつながるもの。逆に悪い歯並びを放置してしまうと、見た目が良くないだけでなく、将来的にさまざまなトラブルを招いてしまうこともあります。歯並びの将来を考える専門家がお待ちしています。小さなことでも気がかりがあれば、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~、コーヌスクローネ義歯/30万円~、咬合育成/保険内~応相談(自費の場合20万円~80万円)、セラミック治療/3万8000円~

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