全国のドクター9,389人の想いを取材
クリニック・病院 160,579件の情報を掲載(2022年8月17日現在)

  1. TOP
  2. 岐阜県
  3. 羽島市
  4. 不破一色駅
  5. たなかファミリー歯科
  6. 歯科恐怖症で悩む人たちに寄り添う痛みに配慮した歯科治療

歯科恐怖症で悩む人たちに寄り添う
痛みに配慮した歯科治療

たなかファミリー歯科

(羽島市/不破一色駅)

最終更新日:2021/11/16

20211102 main 20211102 main
  • 保険診療

歯科治療と聞いて、良いイメージを抱く人はあまり多くはないだろう。中でも極度の恐怖感から歯科治療を受けることができない「歯科恐怖症」に悩む人や、強い嘔吐反射のある人にとって歯科医院を訪れるハードルはさらに高まる。虫歯や歯周病などをそのまま放置しておくと、口腔環境は悪化の一途をたどり、将来的にQOLの低下を招くという悪循環にも陥ってしまう。このような「歯科医院が怖い人々」を助けたいという強い想いを持つのが「たなかファミリー歯科」の田中健二郎院長。これまでに大学病院や市中病院で多数の全身麻酔・精神鎮静麻酔を行ってきた麻酔のスペシャリストである田中院長に、同院が実践している、歯科治療への不安や恐怖心を和らげる工夫や、痛みに配慮した治療について話を聞いた。

(取材日2021年10月25日)

歯科恐怖症や嘔吐反射に悩む人のために、診療に麻酔を活用

Q歯科恐怖症になるきっかけには、どのようなことがありますか?
A
1

▲プライバシーが配慮されたカウンセリングルーム

歯科治療への恐怖心や不安感が過度に強くなり、歯科医院に行くことができなくなるのが歯科恐怖症です。原因は過去に受けた歯科治療が「あまりにも痛かった」「すごく苦しい思いをした」など、いわゆるトラウマがほとんどです。また、治療器具を口に入れようとすると、反射的に手でガードしてしまったり、嘔吐しそうになったりする嘔吐反射が原因になることもあります。「おえっ」となること自体は体の正しい反応で、誰もが経験していると思いますが、この反応が必要以上に怖くなってしまっている状態ですね。皆さんが思っているよりも歯科恐怖症の方は多いので、あまり悩みすぎず、一度歯科医院にご相談されるとよいでしょう。

Qどのような症状に悩む人が来院されますか?
A
20211102 2

▲田中健二郎先生によるカウンセリング

トラウマと嘔吐反射の2つです。精神的なものが強く影響しており、「私は歯科恐怖症です」と自覚している方がほとんどです。精神鎮静法は基本的には大学病院や市民病院で行うもので、麻酔設備を備えている歯科医院はかなり少ないでしょう。ですので、ほかのクリニックの先生からのご紹介も多いです。ホームページなどで調べて来られる患者さんもいらっしゃいます。患者さんの状態によって差はありますが、2、3回の麻酔を使った診療の後に「もう麻酔を使わなくていいよ」と、トラウマを克服することにつながっていけたら、うれしいですね。また歯科医院での精神鎮静法は自費になる場合が多いですが、当院では保険治療を行うことができます。

Q恐怖心から受診を避けていると、将来にどんな影響がありますか?
A
3

▲体に負担が少ない笑気吸入鎮静法も用いている

そもそも歯科恐怖症の方は口腔ケアがうまくできていない方が多く、口腔内の環境が悪くなっているケースが多いです。虫歯になっているのにそのまま放置すると、いずれ歯がなくなり入れ歯が必要になります。さらに、口腔環境が悪くなればなるほど、治療内容が複雑になり、通院回数も多くなるという悪循環に陥ってしまいます。また、歯周病と糖尿病の関係が研究で明らかになるなど、口腔環境が悪いと全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性も高まってしまいます。トラウマを克服できれば、それ以降は歯科治療に恐怖を覚える可能性は少なくなりますし、歯科医師と話をするだけでも患者さんにはメリットがあると思いますよ。

Q治療の種類や流れを教えてください。
A
4

▲痛みと恐怖を取り除くためさまざまな方法を用意

初回は問診だけで基本的に治療は行いません。治療にかかる時間や鎮静方法などをご説明し、納得していただいた上で次回から治療を開始します。精神鎮静麻酔には笑気ガスを鼻マスクから吸入する「笑気吸入鎮静法」と、点滴で鎮静剤を投与する「静脈内鎮静法」の2種類があります。笑気ガスは小児歯科でも使用され、体への負担が少なく、治療終了から5分ほどで帰宅が可能です。多くの患者さんはこの笑気ガスを使って治療を行っています。それでも不安感や恐怖感をコントロールできないという方は、後日あらためて静脈内鎮静法を用います。歯の治療内容自体は一般的な歯科治療と同じです。

Q歯科恐怖症の患者さんの診療時に気をつけていることは?
A
5

▲「歯医者が怖い」という人の力になりたい

歯科治療は痛みのない治療ばかりではなく、痛みを伴う治療もあります。だからこそ、うそをつかないように気をつけ、「このような状況の時に、このような痛みがあるので、ここで麻酔を使って痛みを感じにくくしていきます」と丁寧に説明することを心がけています。歯科治療は誰でも少なからず恐怖感をお持ちだと思いますが、病的に怖がってしまうのが歯科恐怖症です。インターネットでいろいろと調べられて「自分には麻酔が効かない」「歯科治療は自分には無理」と思い込んでおられる方もいますので、歯科医師というよりも相談者としてお話を聞くようにしています。精神面が強く影響する症状ですので、やはり信頼関係の構築が大切だと思います。

ドクターからのメッセージ

田中 健二郎院長

歯科恐怖症や嘔吐反射の強い方は案外多くいらっしゃいますので、「自分だけ」とふさぎ込まずに、まずはお近くの歯科医院に相談してみてください。そこで「気のせい」だと言われたり、断られたりして通いづらいときには、歯科麻酔を専門とする歯科医師を訪ねてみることをお勧めします。私は一般歯科治療に加え、歯科麻酔についても経験を積んでおりますので、歯科治療に恐怖心が強い方や嘔吐反射が出てしまう方々のお力になれると思います。精神鎮静法は基本的に保険適用可能ですし、いきなり治療することもありません。初回はプライバシーの守られたカウンセリングルームでお話しするだけです。お気軽に来院いただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access