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小さい頃に咬合誘導をして
噛み合わせを整えていくことの重要性

ムカイダ歯科医院

(名古屋市千種区/茶屋ヶ坂駅)

最終更新日:2022/01/18

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歯の矯正は、大人になってからでもできる治療ではあるが、顎や歯列の状態によっては、難しい場合もある。「子どもの頃に始めていればもっと簡単に矯正ができたのに」と後悔しないためには、小さい頃からアプローチしていくことが重要だという。「ムカイダ歯科医院」で小児矯正治療に携わり、名古屋市学校歯科医会での活動にも力を注ぐ向田吉範院長によれば、赤ちゃんの歯が生え始める時期は、唇や舌、顎の力を使って食べ物を口の奥へと運ぶ訓練の時期だそう。大切な発達の節目に定期的に検診を受けることによって、間違った噛み方や飲み込み方をしていないかどうかもチェックできる。将来の歯並びや噛み合わせのために、乳幼児期どんなことに注意すべきなのかを向田先生に詳しく聞いた。

(取材日2021年9月30日)

小さい頃に歯科検診を受けることで、将来の歯並びを予測し、改善につなげることもめざせる

Q小さい頃から歯科検診を受ける意味を教えてください。
A
1

▲歯科医院に慣れるためにも小さい頃から通ってほしいと言う院長

まず一つは、お子さんが歯科医院に慣れる目的があります。虫歯ができて初めて受診するお子さんの場合、歯を削るというのはハードルが高い治療になるでしょう。でも小さい頃から研磨剤で歯を磨いてもらっていたり、フッ素塗布をしていたりするお子さんは、泣いたり動いたりすることは少ないです。もう一つは、虫歯や不正咬合の早期発見。離乳食が始まる頃、唇が閉じないとか舌をうまく動かせていないということを発見できれば、機能訓練で口腔機能を育成していくことができます。一見、普通に飲んだり食べたりしていても、口唇の動き、筋肉の動きを見るとうまくできていないことが推測できるため、詳しく診られる検診は大きな意味があります。

Q離乳食が始まる時期は、発達をみる上で大切な時期なのですね。
A
2

▲同院では検診時に口の使い方もチェックしている

顎や舌の発達にも関連してくるので、少なくとも歯が生え始めた離乳食開始時には、検診を受けてほしいですね。哺乳瓶で飲むことと離乳食を食べることでは、舌の使い方や嚥下の仕方が違います。いつまでも哺乳瓶を使っていると、開口になりやすいです。また、哺乳瓶でジュースなどを飲むと、糖分が前歯の周囲にたまりやすいため、虫歯にもなりやすいです。離乳食をスプーンで与える場合、お母さんが急いでスプーンを口に入れると、お子さんが飲み込む前にスプーンを引いてしまいますよね。これが良くないんです。舌で食べ物を送り込むという動作がしにくいので、焦らずお子さんが飲み込めるようにゆっくりと食べさせてあげてください。

Q小児矯正を受けるメリットはありますか?
A
3

▲小児期に咬合誘導をすることのメリットは多い

咬合誘導期の小児矯正は痛みも少なく、見た目にも目立ちにくいというメリットがあります。成人矯正との一番大きな違いは、成長のコントロールができることです。歯並びそのものは、大きくなってからでも治療できますが、大きな顎の位置のずれは小児矯正か外科矯正しか治せません。マウスピース型装置を装着できれば、お子さんによってはそれだけで済む場合もあります。子どもの顎は日々成長していきますから、小児の時期に咬合誘導を開始するタイミングを逃さないよう気をつけてあげてください。

Q噛み合わせが悪いと、どのようなデメリットがありますか?
A
4

▲きちんとした診断を行うために歯科用CTも完備

審美的にも機能的にも大きなデメリットがあります。上顎が前に出て噛み合わせがきちんとできていない場合、前歯でしっかりと噛み切れないので、顎を横にずらして噛んでしまうお子さんもいます。そのまま放置していると、20代になって顎が痛くて開かなくなったり、年齢を重ねた時に奥歯がすり減ってボロボロになってしまったりすることもあります。食いしばりや歯ぎしりも増えやすいため、顎関節症や片頭痛などにもつながります。また、下顎が成長せずに後退した状態になっていると、口の中が狭くなるので、肥満があれば舌根沈下が起こって睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性もあります。

Q噛み合わせを整えるために、日常生活でできる訓練はありますか?
A
5

▲日々の生活の中で簡単にできることを教えてくれた

唇をうまく閉じることができないなどの症状がある場合、筋機能訓練をします。歯列矯正をして見た目だけ整えても、根本を治さないと意味がないので、矯正と同時進行で訓練をする必要もあります。当院では、舌打ちの仕方やガムを上顎に押しつけて薄く伸ばす訓練、割りばしを唇でくわえる訓練などを指導し、ご家庭で日常的に練習できるようにしています。飲み込みがうまくできなかったり、発音が悪かったり、口がいつも開いているなどは、口腔機能発達不全症という小児の病気。原因が、口の周りの筋力なのか、舌の動きなのかを見つけて、きちんと訓練をし、正しい噛み合わせに誘導していくことが大切です。

ドクターからのメッセージ

向田 吉範院長

離乳食の与え方として、時間に追われて急いで食べさせようとしていませんか? スプーンに入った食べ物が口の中へどんどん入ってくれば、自分の舌を動かさなくても食べ物を飲み込めるので、舌の筋力が発達しにくいのです。また、子どもがこぼすのを嫌って、スプーンで口の奥へ流し込むのも同じく良くありません。多少こぼしても仕方がないと思って、ゆっくりと食べる練習に付き合ってあげてください。歯の生え始めは、舌や顎を動かして食べ物を奥へ運ぶ訓練の時期。徐々に発達して、必ず上手に食べられるようになっていくはず。お母さんが気づかないこともいろいろとアドバイスできますので、ぜひ小さい頃からの歯科検診を習慣にしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

咬合誘導/33万円~ 小児矯正/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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