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虫歯や歯周病を防ぐための予防歯科
適切な歯磨きと定期検診が鍵

鳥居歯科医院

(岡崎市/岡崎駅)

最終更新日:2023/06/13

鳥居歯科医院 虫歯や歯周病を防ぐための予防歯科 適切な歯磨きと定期検診が鍵 鳥居歯科医院 虫歯や歯周病を防ぐための予防歯科 適切な歯磨きと定期検診が鍵
  • 保険診療

口の中のトラブルを未然に防ぐために、予防歯科の重要性を耳にすることが増えてきた。ただ、「予防といっても具体的に何をすればいいかよくわからない」という人も多いのではないだろうか? 予防歯科に力を入れる「鳥居歯科医院」の鳥居ゆか院長によると、基本となるのは歯磨きによるセルフケアと歯科医院での定期検診、歯科医療のプロによるメンテナンスだという。特に「毎日の歯磨きが大切です」として、「そのために当院では一人ひとりに合った磨き方や、清掃用具についてもアドバイスしています」と話す。また、子どもの頃から予防の習慣を身につけることも大切なことから、「家族全員で予防に取り組んでもらえたら」と院長。そこで今回は、同院で実施する予防歯科の具体的な内容や、通常の診療へどのように取り入れているかについて、話を聞いた。

(取材日2023年1月11日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q予防歯科に注力されている理由を教えてください。
A

予防歯科の目的は、むし歯や歯周病の予防だと思われがちですが、実はそれだけではありません。いつまでも自分の歯で食事ができれば、健康増進ひいては健康寿命の延伸にもつながると考え、当院では予防歯科に力を入れています。予防において、特に重要なのが日々の歯磨きです。ただ、歯磨きといっても歯ブラシや歯磨き粉の種類は数多くあり、ご自分が適切な物を使っているかわかりませんよね。当院では患者様に合った清掃用具をご紹介し、それを使って効率的な歯磨きの仕方をご指導します。熱心でご自分の歯に関心の高い方は、何か異常があった場合でも早く気付き受診してくださり、定期健診も欠かしません。早期発見治療につながります。

Q予防のために日常生活でできることは何でしょう?
A

年齢問わず、適切な食事の仕方や正しい歯磨きの習慣づけを行うことですね。その際、同居する家族全員で取り組まなければむし歯リスクの軽減はなかなか見込めません。なぜならむし歯の主な原因である誤った歯磨きや、砂糖の多いおやつや飲料を好むような食習慣は、家族が同様な場合が多いからです。特に子どもは大人が食べているものを欲しがり、大人も自分の好むものを子どもに与えがちですよね。また、母親が自分のお箸で子どもに食事を与えないように気をつけても、むし歯菌を持つ他の家族と食器を共有すれば当然感染する可能性があるため、歯科医師、歯科衛生士による指導のもと、ご家族一緒に予防に取り組んでいただくことが理想的でしょう。

Q貴院では予防歯科で通う方のため衛生面にも配慮されているとか。
A

予防歯科ではその方に合わせた定期的なチェックが重要ですから、安心して通い続けていただくために衛生管理を徹底しています。例えば、細菌やウイルスの除去に有用とされるオゾン発生機能つき空気清浄機を診療室に設置。日頃からアルコール消毒はしっかり行っているものの、手が届きにくい場所もあるため、部屋の隅々まで高濃度オゾンが届くような仕様の機種を選びました。空気清浄機能も高く、病院の手術室や救急車にも採用されるHEPAフィルターを搭載したものです。また、すべての診療チェアに口腔外バキュームを設置し、待合室にも空気清浄機を置くなどの対策を行っています。もちろんスタッフの体調チェックも毎朝行います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診とカウンセリング
鳥居歯科医院 問診とカウンセリング

問診票に必要事項を記入し、それをもとにカウンセリングを受ける。「患者さまが不安なく治療やメンテナンスを受けられるように」と十分時間をかけてヒアリングし、わかりやすい説明に努めているそう。小児の場合はまず歯科に慣れることが重視され、親が子どもの口の状況で気になる点と、歯磨きやおやつのことなどの聞き取りがある。「他院から転院された歯科が苦手なお子さまの場合、前の歯科での状況などもお聞きします」と院長。

2検査・結果説明・治療説明
鳥居歯科医院 検査・結果説明・治療説明

口腔内を精査し、必要に応じてエックス線撮影、口腔内写真撮影を実施。その後、検査結果の説明と口腔内の状態や治療についての話がある。親子一緒に聞いてもらい、むし歯がある場合は、子ども自身が納得や理解が難しくても「嫌だけどむし歯を治したい」と思ってもらえるように話をするという。次に歯磨きチェック。いつも使用する清掃用具一式を持参し、磨き残しの量と部位をチェックした上で記録をしてもらえる。

3歯磨きチェック・口腔内清掃状況のチェック
鳥居歯科医院 歯磨きチェック・口腔内清掃状況のチェック

染め出し剤を歯に塗布し、磨き残しを染め出す。染め出された箇所を歯科衛生士とともに確認後、持参した用具でいつもの歯磨きをする。その際、磨き方や使用する歯ブラシなどが合っているのか確認しながら、歯ブラシの当て方から指導してもらえるという。「お子さまは仕上げ磨きのご指導もします。正しい磨き方や合った用具の使用で磨き残しがなくなったか確認し、まだ残っている場合は歯科衛生士が機械的清掃を行います」と院長。

4予防に配慮した治療
鳥居歯科医院 予防に配慮した治療

同院では患者が納得して治療に取り組めるよう、事前の十分な説明を心がけているという。まず歯の土台となる歯肉炎や歯周病の治療が優先される。また、治療後も良い状態を保つため、自分自身で清掃がしやすい口腔環境になることまで念頭に置いて治療するという。恐怖心や痛みに対する細かい配慮があり、「何をされているかわからない」といった不安を払拭するため、手鏡を使って治療過程を見せることもあるそう。

5定期検診とメンテナンス
鳥居歯科医院 定期検診とメンテナンス

治療終了後は口腔内の状態や成長に合わせて3~6ヵ月に1度を目安に定期検診、メンテナンスをお勧めしているという。毎回の検診後には、タブレット型端末に記録してある以前の状態と、現在の口腔内状態について比較した説明がある。歯磨き指導に力を入れていることから、セルフケアがうまく行われているかどうか、改善すべき点があれば再度詳しい指導を行うそうだ。小児のフッ素塗布については年3回の実施を推進しているという。

ドクターからのメッセージ

鳥居 ゆか院長

むし歯や歯周病のリスクを減らすには、口腔内の細菌数を減らすこと、また質のいい唾液の量を増やし、お口を中性の状態に保つということが大切です。唾液検査では検査結果が可視化されますので、セルフケアのモチベーション向上になれば幸いです。またむし歯や歯周病を予防するためには、そうした歯磨きや食生活など日々の習慣に加え歯科医院でのプロのメンテナンスも欠かせません。当院では年齢やお口の状態に応じた予防歯科に力を入れています。検査から治療、メンテナンスや歯磨き指導に至るまで、患者さまの気持ちに寄り添って進め、自閉症など軽度の発達障害があるお子さまの治療にも対応します。気になることは何でもご相談ください。

鳥居 ゆか院長 鳥居歯科医院
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