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椋代 寛之 院長の独自取材記事

きたのもんファミリー歯科

(犬山市/楽田駅)

最終更新日:2022/02/16

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名鉄小牧線の楽田駅より徒歩5分の場所にある「きたのもんファミリー歯科」。前院長で、現在理事長を務める渡辺喜則先生が1979年に開業し、2019年には椋代寛之先生が院長に就任。開業以来、長きにわたって通う高齢者から、大学生、子どもまで幅広い患者層から信頼を得ている。小児歯科医師として経験を重ねてきた椋代院長を中心に、セルフメンテナンスのサポートによる予防歯科、できる限り健康な歯を削らずに残すダイレクトボンディング治療、子どもに配慮した診療に努めている。歯科医院に通うハードルを低くし、定期的に検診に訪れる患者を増やすべく、患者の視点に立った診療や設備を心がける椋代院長に、治療やクリニックの環境づくりに対する思い入れを聞いた。

(取材日2021年11月5日)

豊富な経験と先端機器の導入で、診療の精度をアップ

歯科医師の道を志したきっかけについてお聞かせください。

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もともと社会科が得意で、教員をめざしていたこともあり、高校は文系に進んでいました。しかし大学進学を前に進路について真剣に考え、将来と向き合った時、父親が医師であったことから、自然と医療の道を意識するようになったんです。歯科医師の道を選んだのは、伯父が歯科医師で、幼い頃から伯父のもとをしばしば訪れては診療をしてもらうなど親しくしていたことが影響しています。大学に入って実際に学び始めると、小児歯科や矯正、審美歯科など、歯学に含まれる分野は多岐にわたり、歯科医師に求められる知識や技術の幅広さを実感する日々でした。学びを進めるほどに、歯科医師という仕事の奥深さや可能性に引き込まれていきました。

診療の上で大切にされていることは、どのようなことですか?

患者さんに対して、ネガティブな言葉をなるべく発しないようにしています。例えば口腔内を見た時に、歯磨きや普段のお手入れが行き届いていないと感じたとしても、それを責めるのではなく、できている部分を見つけて褒めることを心がけています。「もっと頑張りましょう」と鼓舞することも一つの方法だと思うのですが、それをプレッシャーに感じる人もいるかもしれません。だから私は、その人の性格や環境、生活スタイルなどに合わせて「頑張っているね」、「前回よりは良くなっているよ」など、一人ひとりに合わせたポジティブな言葉をかけるようにしています。言葉がけ一つで、セルフメンテナンスへのモチベーションを高め、継続することにつながると思います。

院内の機器、設備についてお聞かせください。

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衛生管理を徹底するために、過酸化水素とプラズマ発生装置によって、使用した器具を素早く完全に滅菌することができるプラズマ滅菌器と、ヨーロッパで最も厳しい基準をクリアした滅菌機を併用しています。また、歯を削った時に飛び散る歯の粉や唾液、血液などの細かい粉塵を強力に吸引する口腔外バキュームを使用し、診療室をクリーンで快適な状態に保つよう努めています。診療面においては、これまで培ってきた経験や技術に加えて、患部への唾液や細菌の侵入を防ぐラバーダム防湿による治療や、3次元撮影ができる歯科用CT、細部に至るまで精密に観察できるマイクロスコープなど先端の機器を取り入れることで、精度の高い治療をめざしています。最近新しく導入した3Dスキャナーは、歯並びや咬合の状態を確認できるのはもちろん、歯型を作製する場面で感染症のリスク軽減、時間短縮、歯型の精密度アップなど、さまざまな面で力を発揮しています。

小児歯科で大切にしていることは、子どもとの信頼関係

先生のご専門である小児歯科の難しさはどのような点でしょうか。

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教育の場面などでしばしば用いられる「子どもは小さな大人ではない」という言葉は、小児歯科の考え方にも重ね合わせることができます。大人同様の治療方針や考え方を、小児歯科にそのまま置き換えることはできません。成長や発育段階を踏まえ、その過程や時期に応じた向き合い方、診療の方法が求められます。また、大学病院の小児歯科を担当していた時、矯正や外科分野など、幅広い診療に携わった経験も糧になっています。大学病院には、一般のクリニックでは対処が難しい症例、専門的な治療を要する子どもたちが多く集まってくるため、泣く、暴れるといったことは決して珍しくありません。そういった子どもたちが治療と向き合えるように、メンタル面にも配慮しながら、時間をかけて信頼関係を築いていくんですね。難しさを感じながらも、一人ひとりの子どもと深く、長く、心を通わせながら診療に携わる時間にやりがい感じました。

大学病院での経験は、今の診療にも生かされていますか?

大学病院で培った子どもとのコミュニケーションの深め方は、クリニックでの診療にも大いに役立っています。私は基本的に、よほどの理由がない限り、初診のお子さんには虫歯の治療をしません。しっかりとお子さん自身と話をして、「次回から頑張って治そうね」という約束をしてから次の受診から治療を開始します。子どもだって、初めて来た場所で、見ず知らずの大人がいきなり口に手を入れてきたら、不安を感じるでしょうし、歯科医院のことが嫌いになってしまいますよね。せっかく来てくれたのだから、きちんと治したいし、治した後も検診に来やすい環境を整え、歯磨きを頑張る気持ちを持ってほしい。そのためには、親御さんとの対話も大事ですが、それ以上に子どもとの信頼関係を築くことが重要だと感じています。

キッズルーム、ファミリールームにも、お子さんの気持ちを大切にする先生の配慮が反映されていますね。

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お子さんが待ち時間を楽しく過ごせるよう、キッズルームを設けています。また、お母さんと離れるだけで泣いてしまうお子さんもいらっしゃるので、親子で一緒に診療室に入って治療を受けられるファミリールームも用意しました。キッズルームには、ファミリールームと直接つながっている子ども用の小さな扉があるので、親御さんが診療を受けている間、お子さんはママがいるファミリールームとキッズルームを自由に行ったり来たりできるという設計が特徴です。通常の診療室には怖くて入れないというお子さんが、キッズルームからならスムーズに診療室へ入れるというケースもありますし、子どもだけでなく、小さいお子さんがいるパパやママが安心して診療に集中できるという利点もあります。

可能な限り健康な歯を削らず、自分の歯を守る診療を

診療の際に心がけていること、ポリシーなどについてお聞かせください。

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軽度の虫歯であれば、できる限り健康な歯の部分を削ったり抜いたりせず、日々のメンテナンスと定期的な検診によって維持していくようにしています。僕自身、14、15年前にできた初期虫歯を治療せず、歯磨きとデンタルフロスを使ったセルフケア、定期的なエックス線写真の撮影によって経過観察をしています。初期段階の虫歯治療の場合、虫歯部分を削る量よりも、健康なエナメル質の部分を削る量のほうが多くなってしまうというリスクがあります。また、一度治療した虫歯が再発した場合、詰め物やかぶせ物を1回外さなければいけないので、さらに歯が小さくなってしまうというデメリットがあります。このようにメリットよりデメリットが大きくなってしまうケースでは、患者さんと相談の上、可能な限り温存し、毎日のケアと定期検診でしっかり管理するという選択肢をお勧めしています。

先生が今、注目している治療法や研究を重ねている分野はありますか?

健康な歯を極力削らない「ダイレクトボンディング」という治療法に着目し、エキスパートの先生の勉強会に参加するなど学びを深めています。この方法では、虫歯の箇所をピンポイントで削るため、通常の治療法に比べて歯を削る量を最小限に抑えることが可能です。コンポジットレジンという材料を詰めて修復を行うので審美的な側面からも需要が高まっています。

院長としてめざすクリニックの姿、今後の展望についてお聞かせください。

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ファミリークリニックという院名のとおり、幅広い世代の方から頼りにされるクリニックでありたいと願っています。幼い頃から通っていただき、大人になったらお子さんと一緒に、そしてさらに年齢を重ねたらお孫さんと一緒に……。そんなふうに、代々にわたって親しんでもらえるクリニックにしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/6万6500円~、ダイレクトボンディング/3万3000円~

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