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こまかい部位や病巣も歴然
CTを使った歯科治療

榊原歯科クリニック

(知多郡美浜町/野間駅)

最終更新日:2017/02/27

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  • 保険診療

「CTやマイクロスコープのない治療はもう考えられません」と穏やかに話すのは「榊原歯科クリニック」の榊原亨副院長。治療する箇所を立体画像で映し出したり、肉眼では見えないような部位まで拡大したりして見ることができるため、病気の原因を突き止め、治療に役立つのがそれらの機器である。東京でCTやマイクロスコープを使用した治療を日常的に行う歯科医院に務めた経験から、地元である現クリニックに戻った際には迷わず導入、さまざまな治療に必要に応じて使用している。口腔内だけでなく顎関節や体のことまで考えた治療を行うことが同院の強みだ。患者によりよい医療を提供するため、精度の高い検査、診断を追求する榊原副院長に、CTを使った治療について話を聞いた。(取材日2017年1月7日)

口腔内だけでなく、気道や顎関節も見ることで多くの情報を得て、正しい診断と治療に役立てる

Q歯科用CTの特徴について教えてください。
A
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▲CT。病巣や症状の原因がはっきりとわかる

パノラマのレントゲン写真では二次元での状態しか見られませんが、CTでは3次元の立体画像としてあらゆる角度から見られます。虫歯や歯周病の治療のときはもちろん、矯正治療、インプラント治療、抜歯、歯の神経の治療などを行う際に、内部の構造や細部まで的確に状況を把握できるのです。平面写真だけではわからなかった病巣や悪い症状の原因がはっきりとわかるため、正確な診断、治療につながります。CTを使わない治療はもう考えられないほどですね。当院のものは口周りだけでなく、顎関節まで含めた広い範囲を撮影でき、気道の広さもわかりますので、呼吸の問題など体のことも含めて安全に十分配慮して治療を進めることができます。

Q具体的にはどんなことがわかりますか?
A
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▲CTを使うことで、顎の骨の位置や神経との距離が見てわかる

歯周病では、歯を支える骨がどの程度もろくなっているのか、また矯正治療では顎の骨の位置や状態がどうなっているかを見て確認できることが大きいですね。親知らずが横になって埋まっている状態もはっきりと見えますので、埋まっている親知らずが他の歯にどう影響しているのかなど、患者さんに説明しやすいです。親知らずがどのくらい神経に近いのか、その距離も数値で示されますので、神経に触れず、麻痺が出ないよう配慮して抜歯をすることができます。

Q他には、どんなことに役立ちますか?
A
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▲手術前のシュミレーションも行うことができる

インプラント手術の前のシミュレーションも、患者さんと一緒に見ながらお話できますので、どんな治療もですが、CTを使うと目で見て理解していただきやすいと思います。また広い範囲が見えるということで、上あごの上顎洞という空洞も映ります。骨が少ない場合、そのままだとインプラントが空洞に突き抜けてしまうので、そうならないよう、薄い膜を持ち上げて内側に骨を増やすサイナスリフトという難易度の高い手術を行うことになるのですが、それもCTで得た情報によって可能になります。

Qとても高度な性能を持つCTなのですね。
A
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▲CTによって多くの情報から診断が可能になる

当院のCTは骨の硬さを色で判断できるようになっており、骨は表層は硬く、中は柔らかいことが多いのですが、あらかじめその状態も分かりますので、インプラント埋入の際は非常に役立ちます。この骨の硬さがある程度分かるものはCTの中でも数種類の機種だけです。この機種は耳鼻咽喉科で導入しているところもありますね。ピンポイントを照射する機種もありますが、私は広い範囲を見ることによって多くの情報量を得て確実な診断をしたいと考え、この機種を選びました。広い範囲の撮影をするにも関わらず被ばく量が少ないのも特徴です。私はよくセミナーの講師をする機会があるのですが、CTの選び方や操作などについて話をすることもあります。

Qこちらでは、CTに加え、マイクロスコープもありますね。
A
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▲マイクロスコープも完備している

はい。勤務していた歯科医院では通常の治療に使用していましたので、こちらに戻った時に導入するのが自然の流れでした。マイクロスコープでは普段は16倍の大きさで見ていますが、21倍まで見ることができます。あまりにこまかなところまでよく見えるので、患者さんが「見たくなかった」とおっしゃることも(笑)。虫歯の治療から、歯を削ること、歯の根っこの治療、かぶせ物をするときなど、さまざまな状況で使っています。見る箇所や角度によって拡大鏡と使い分けていますが、マイクロスコープは光源がまっすぐに患者さんの口内を照らすので非常に見やすく、緻密で精度の高い治療を行うことができます。

ドクターからのメッセージ

榊原 亨副院長

CTはとても優れた機器ですが、そればかりに頼るわけではありません。例えばインプラントの手術では、術前にCTでシミュレーションしたデータを基にサージカルガイドというマウスピースのようなものを作成し、それを歯の欠損部にあてて手術を行う場合もありますが、あくまでデジタル上のものなので、誤差は生まれます。表面で1mm以下の誤差でも奥の先端部分では1.5mmぐらいのズレになってしまうこともあります。ガイドなしでも施術できる技術は絶対必要で、当院はそこには自信を持っています。CTの情報の多さは貴重ですが、その情報を的確に治療に反映していくには知識と技術が必要です。そのため一生涯勉強が必要だと思っています。

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