加納歯科

加納歯科

加納 晴彦院長

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大阪の繁華街、梅田で40年以上にわたって診療を続けている「加納歯科」の加納晴彦院長。痛い歯だけをその都度治すのではなく、口の中全体の健康を見据えた一口腔単位の治療を早くから取り入れ、多くの患者の生まれ持った歯を守っている。「臨床家は自分が携わった治療の結果を証明できなければなりません」と語り、患者のカルテやレントゲン写真などをすべて保管し、経年による結果も追っていく。その数は1万症例にも及ぶという。プライベートでは海外へも足を延ばし、80歳とは思えないほど気力・体力ともに充実させている。取材では、ブラジル旅行で健康的に日焼けした肌から白い歯をのぞかせ、長年変わることのない診療スタイルや臨床家としての心意気などを語ってくれた。
(取材日2017年7月13日)

口の中全体を診る「一口腔単位」での治療がモットー

―この地で開業された理由や患者層を教えていただけますか?

梅田は大阪の中でも栄えた町です。この土地で歯科医院を構えるのが僕の憧れでした。こちらのターミナルビルができた1971年から診療を始めたので、もう40年以上続けています。梅田に移ってくる前は、尼崎市の武庫之荘にある実家で1964年に開業しました。梅田は交通の便が良いためか、武庫之荘にいた頃と比べて、大阪府外からもたくさん患者さんがいらっしゃいます。一番遠い方だと岐阜県からお越しいただいています。皆さん、口腔内の健康に対する意識が高く、痛くなる前の予防の段階から定期的なメンテナンスに通ってくださっていますよ。

―診療はどのような流れで進んでいくのですか?

痛みや腫れがあったり、詰め物が取れたり、入れ歯が壊れたりといった症状がある方には、まず応急処置をします。その後、症状が治まったら、お口の中全体を検査して写真やレントゲン撮影を行い、さらには歯型の模型も作ります。一人の患者さんに対して、必ずこれらひと通りの資料をそろえるのが当院の方針です。そして、資料のデータをもとに説明を行い、治療内容や治療回数などをご提案しています。もちろん、どこまで治療するかを決めるのは患者さんご自身です。ご要望を伺いながら納得していただいた上で最終的な治療計画を立てています。当院の診療室は個室になっていますので、込み入ったことでも人目を気にせず安心してお話しいただけます。

―口の中全体を検査するのは、どういった理由からですか?

体の健康を維持するためには、レントゲン撮影や血液検査など、あらゆる角度から体を調べて病気の早期発見と早期治療に努めますよね。歯科医療においても、まず病気を見つけることがわれわれの1番大事な仕事です。お口の健康を維持するためには、口の中全体を調べて悪い箇所をいち早く見つけ、早期に治療することが不可欠です。その際、患者さんのトラブルのある歯をその都度治すのではなく、将来的なお口の健康を考えた一口腔単位で治療することが生まれ持った歯を守ることにつながります。30年近く在職している正木先生も、私と同じ考え方で診療にあたっています。これまでに1万症例ほど診てきました。武庫之荘の患者さんを含め、長い方で50年ほど通われている方もおりますが、患者さんごとの検査結果はカルテとともにすべて保管し、資料はいつでも取り出せるようにして、早期発見と一口腔単位での早期治療を実践しています。

記事更新日:2017/08/21


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