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木村 祐士 院長の独自取材記事

小室歯科 難波診療所

(大阪市中央区/大阪難波駅)

最終更新日:2022/07/15

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所 main

大阪メトロ御堂筋線・なんば駅とつながる地下に直結するビルの3階。雨に濡れずに各沿線の駅から通えるアクセス至便な場所に「小室歯科 難波診療所」はある。同院は、4つの歯科医院を持つ小室歯科グループに属し、2005年より木村祐士先生が院長を務めている。白を基調とした清潔感あふれる待合室は広く、至る所に配慮が行き届いた印象。徹底した感染症対策のもとで診療が行われている。穏やかで物静かな印象の木村院長は、「当たり前のことを当たり前にする」ことを大切に、若手やベテランの歯科医師、スタッフとともに患者に寄り添った診療に力を尽くしてきた。インタビューでは、診療所の特徴、趣味のサッカーのことなど、たっぷり話を聞いた。

(取材日2022年6月6日)

「喜ばれることに喜びを」を理念に患者をサポート

こちらの診療所の成り立ちからお聞かせいただけますか?

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所1

「小室歯科 難波診療所」は、全部で4つの診療所を持つ小室歯科グループに属しており、「小室歯科 天王寺ミオ本館診療所」、「小室歯科 天王寺ミオプラザ診療所」、そして堺東駅からすぐの「増田歯科」も同じグループ院です。天王寺の診療所が始まりで、この難波診療所も開設してすでに50年ほどたちます。創設者である故小室史郎先生のモットーである「喜ばれることに喜びを」を理念に、当診療所はじめ、グループ一丸となって、治療によって健康を取り戻すだけでなく、その健康を長く維持していただけるよう全力を尽くしています。

先生は東京歯科大学を卒業されたとのこと。大阪でキャリアをスタートしたのはなぜですか?

東京歯科大学の後輩だった僕の妻の父が、小室歯科グループの理事長だったんです。僕が卒業する時点で結婚することが決まっていましたので、それが縁で小室歯科グループに入職することになりました。当時は、この難波診療所ともう一つの診療所の院長を兼務していたのでかなり忙しかったですね。現在は、グループOBの増田享先生が理事長を務める増田歯科でも週に2回ほど診療しています。増田先生は90歳を越えた今でも現役で診療していらっしゃいますので、そのサポートができればと思っています。

東京歯科大学で教壇に立たれていると伺いました。

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所2

口腔インプラント学講座の非常勤講師として月に1、2度学生の実習を行うほか、診療をしていた時期もありましたが、今は新型コロナウイルス感染拡大の影響で非常勤講師の勤務がストップされています。そもそも私が大学で教えるようになったのは、この年齢になると大学の先輩や同級生、後輩が教授になっていて、それで声をかけてもらったことがきっかけでした。母校の後輩を育てる役割を担うことができるのは非常にうれしいもので、早く再開できればいいですね。

若手・ベテランの歯科医師の力が結集する診療所

難波診療所の特徴をお聞かせいただけますか?

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所3

当診療所は、虫歯や歯周病治療、予防歯科、入れ歯やインプラント治療、審美歯科、矯正歯科など幅広い診療内容に対応し、原則として1人の患者さんを1人の歯科医師が担当する完全担当制を取っています。また診療の際は、グループ院同士で連携し合うこともあります。当診療所だけでなく、小室歯科グループ全体の特徴として、長く勤務している歯科医師が非常に多いので、若手からベテランの歯科医師がそろっているんです。ですので外科処置などについてもよほど重篤なケース以外は、小室歯科グループ内で連携できるよう、技術力を培い、環境を整えて、1ヵ所ですべての治療が済むような体制を構築しています。

特に力を入れている治療などありますか?

当診療所は何か一つの分野に特化することなく、幅広い診療を行っていますが、近年は予防歯科にも力を入れています。現在、常勤の歯科衛生士が4人いまして、患者さんの治療後のメンテナンスや、本格的な治療に入る前の口腔内の清掃などを担当しています。歯科衛生士によるメンテナンスは、歯科医師による治療のアポイントとは別の時間帯のアポイントになりますので、それぞれが管理しています。また、当診療所では歯科衛生士のクオリティー維持のために、院内で勉強会を行い、希望があれば院外の勉強会にも参加してもらって、質の高いケアと医療サービスの提供に努めています。

どのような患者さんが多く来院しますか?

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所4

比較的幅広い年齢層の患者さんが来院しますが、場所柄お子さんが少なく、働く世代の人が多いですね。住宅地にある歯科医院のように夏休みになったら子どもの患者さんが増えるということはなく、来院するとしたら、患者さんが自分のお子さんを連れてくるかたちです。患者さんの主訴はさまざまで、治療にはいろいろなバリエーションがあります。働き世代の患者さんは、ホワイトニングを希望する人も多いですね。歯周病は一度かかってしまうと、治療後の状態をできるだけ長く維持できるように管理を続けていくことが大事です。当診療所は、アポイントの時間を守ることを心がけ、どんなに患者さんの数が多くても、患者さん1人につき30分の治療時間を確保し、お一人お一人に丁寧な診療を行うことを心がけています。

「当たり前のことを当たり前にする」ことを大切に

長い歴史を持つ診療所ですが、印象深いエピソードがありましたらお聞かせください。

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所5

当診療所で僕が勤務を始めた時にセーラー服を着ていた患者さんが、今は40歳くらいになり、「お互い年を取りましたね」という話をすることがあるのですが、そんな時は時間の流れを感じます。また、診療所や小室歯科グループのOBの先生たちが各地域で一生懸命に頑張って地域の歯科医療に貢献してくれているという話を聞くことが多々あり、うれしく思いますね。OBは大阪だけでなく、いろいろな地域にもいますので、その地域に引っ越しされる患者さんを紹介できるのも私たちの強みであり特徴です。

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

体を動かすのが好きで、サッカーをしています。サッカーは小学校から大学までやっていたのですが、大学を卒業して大阪に来てからサッカーをする場がなくなり、40代後半までしていませんでした。たまたま、SNSで昔の仲間から連絡が来て、シニアサッカーに誘われたことでまた始めました。何十年かぶりにサッカーをして体はボロボロの状態でしたが(笑)。昔の仲間とサッカーをするのが楽しくて、今も続けています。おかげさまで50代の時は3回全国大会に出場して3位に入賞しましたので、60代でも全国大会に出場したいと頑張っています。

最後に、診療で心がけていることをお聞かせください。

木村祐士院長 小室歯科 難波診療所6

「当たり前のことを当たり前にする」ことを、いつも念頭に置いて診療しています。簡単なことのようですが、実はとても難しい。当たり前にできなかったことは、後から自分に跳ね返ってきます。例えば、「歯を守りたい」という気持ちが強くなり過ぎて、本来の診断であれば抜歯すべき歯であるにもかかわらず、残そうとしたために時間と手間がかかり、しかも結果が芳しくなかったというケース。患者さんにとっては、短い間でも自分の歯が1本でも残っていることはうれしいことでしょうから、完全に間違っていたと言い切れないのが歯科治療の難しいところです。どのようなケースにおいても、患者さんのご希望を最大限考慮し、柔軟に対応できる技術力をもって、これからも満足度の高い治療を行っていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/27万円~、ホワイトニング/1万5000円~、矯正歯科/10万円~

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