全国のドクター9,018人の想いを取材
クリニック・病院 161,455件の情報を掲載(2020年2月27日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 高槻市
  4. 摂津富田駅
  5. 医療法人 サワダ歯科医院
  6. 澤田 之憲 院長

澤田 之憲 院長の独自取材記事

サワダ歯科医院

(高槻市/摂津富田駅)

最終更新日:2019/08/28

104609 %e3%82%b5%e3%83%af%e3%83%80%e6%ad%af%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

JR京都線・摂津富田駅の南出口から徒歩1分に「サワダ歯科医院」がある。駅前すぐの同院は1998年から地域のかかりつけ歯科医師として、住民の口腔内の健康を支えてきた。院長の澤田之憲先生は、大阪大学を卒業後、10年にわたって勤務医として幅広く経験を積み、同じ大学の同級生であった妻の澤田玲子先生と自身の歯科医院を開業した。開業後も勤務医時代の患者が遠方からメンテナンスに通い、また新規患者のほとんどが紹介だという。「一生もつ歯にしてくださいと言われても、それは無理ですと正直に答えてしまう(笑)。ただ、一生もたせる努力はしますよ」と屈託ない笑顔と裏表のないおしゃべりに、実直な人柄を感じる。そんな院長に治療方針や今後取り組んでいきたいことなど話を聞いた。
(取材日2018年10月17日)

手先の器用さは大学に進学してから気がついた

歯科医師になろうと思ったきっかけをお聞かせください。

1

うちの実家は普通のサラリーマン家庭で、親戚にも医師はいなかったのですが、祖父や祖母が医者になれば食べるのに困らないと、幼い私に吹き込んでいたんです。子どもの時は世の中にいろんな仕事があるということを知らなかったので、将来は医者になるんだと友達に言いふらしていましたね(笑)。実際には医師ではなく歯科医師の道に進むことになったのですが、医者というのは、患者さんに痛い治療をしても、逆に「ありがとうございました」と言われる特殊な仕事。毎日のようにお礼を言われる仕事はなかなかありません。それだけに責任も感じていますが、いい仕事だなと思います。

開業するまでの経緯を教えてください。

今の妻とは同級生でした。妻は大学の矯正科にあと5年残ることを決めていましたので、将来的なことを考えて、私が先に社会に出て就職する決心をしました。自分で言うのもなんですが、ほかの人よりも手先が器用で、仮歯や入れ歯を作る模型実習では、ほかの生徒よりも早くできあがることが多かったので「実践経験を積むのもいいかも」と思っていました。小さい頃から釣りが好きで細かい作業に慣れていたのが良かったかもしれません。就職先の病院は保険外治療が多い病院でした。1日に診るのは数人に限定し、インプラント治療など当時まだ新しい技術を積極的に取り入れるような病院でした。しかし私は入れ歯や詰め物を作るほうが好きでしたし、一人でも多くの患者さんを救いたいと思うタイプの人間です。自然と自分がしたい治療が明確に見えてきて、開業を考え始めました。

どのような患者さんが多く来院されますか?

2

開業して20年ほどたちますので、それに伴って患者さんも中高年の方が中心になりました。昔は仕事や学校帰りの人で夕方が混み合いましたが、今では時間帯が変わって、午前中のほうが混んでいますね。地域密着型のクリニックにしたくて住宅地であるこの摂津富田に開業しました。思ったとおり親しみやすい方が多く、この場所にしてよかったと思います。虫歯やクリーニングのほか、入れ歯のご相談が多く、患者さんのほとんどがご紹介でお越しになられます。また以前勤務していた病院で担当していた患者さんもいまだに通ってくれています。岸和田や奈良、京都から来られるので、治療費よりも交通費のほうがかかってしまっているようですが(笑)。ありがたい限りですね。

オンリーワンの治療を提供したい

日々の診察の中で力を入れていることは?

3

診察や治療を一つ一つ丁寧にするよう心がけています。その思いが強いからか、治療が始まるとスイッチが入ってしまい無口になりがちです。集中して仮歯を作っている時などは、患者さんを無言でお待たせして申し訳なく思います。しかし、治療方法の説明になると急におしゃべりになって、いくつかある選択肢のメリット、デメリットをすべてきっちりお話ししたいという気持ちが強いので、選択肢をたくさん話し過ぎて悩まれる方は多いですね。患者さんが迷わないようにいくつかに絞ってお話しされる先生もいると思いますが、なんだか自分の都合のいい方法に誘導しているような気がして、私は嫌なんです。ただ、良いものを提供したい、患者さんに嘘はつきたくないという気持ちがそうさせるので、ご理解いただけるとうれしいです。

理解している患者さんが多いからこそ、ご紹介での来院が多いのでは?

そうだとうれしいですね。例えば、仮の歯をきっちり作ろうと思うと、きれいに歯を削らないと作れません。一見、1つの作業に見えることでも、その土台となる作業から一つ一つを丁寧に行うことで、納得してもらえるものができあがります。しかし、そういった丁寧な治療をするためには、患者さんに何度も通っていただく必要があります。患者さんにとって時間は貴重なものです。自信が持てる治療を提供したいという想いと、患者さんの時間的負担を考えて、葛藤してしまいます。そこそこのものを作って、そこそこ早く終わることもできますが、それでは患者さんも私も不満を抱えたまま。毎日使う歯だからこそ納得したものを提供したいですね。取り越し苦労だと思われるかもしれませんが、文句も言わずに通ってきてくださる患者さんにもいつも感謝しているんですよ。

先生の実直さが伝わります。ほかに気を配っていることは?

4

例えば、奥歯が虫歯になった時など、治療中はセメントなどの詰め物を入れて過ごしてもらうことが大半ですが、私はできるだけ仮歯を作るようにしています。「治療中だから食べるのを我慢してくれ」というのが嫌で、治療中でもいかに食べられるようにするか、患者さんの気持ちになって考えています。また仮歯を入れれば、本当の詰め物を入れた後に痛くなく食事ができるのかも確認できますからね。たくさんあるクリニックの中から当院を選んできてくれている以上、誰がやっても同じような治療にはしない、という気持ちでいます。

新しいアプローチ法も取り入れ、虫歯のない時代に

趣味などリフレッシュには何をしていますか?

5

競馬と釣りですね。釣りは小学生の時、友達のお父さんに連れて行ってもらったのがきっかけで始めました。好きになるとじっくりと取り組むタイプですから、長いこと続いている趣味の1つです。今週末はふぐを釣りに行く予定なんです。ふぐなんて珍しいでしょう。ちゃんとふぐ調理の免許を持った漁師さんと一緒に行ってさばいてくれるので安心ですよ。いろんな魚に挑戦してみたくなるんです。

今後取り組みたい課題や目標はありますか?

当院は歯周病などの予防に力を入れていますが、その中でも最近、唾液腺のマッサージ指導を始めました。私自身、55歳を過ぎてドライマウスになったような気がします。女性の場合であれば更年期が始まる頃から乾燥気味になるといわれています。男性はもう少し遅れて発症しますね。例えば、よく大阪のおばちゃんがアメを持っていることをネタにされていますが、あれは唾液の量の減少によって無意識にしている行動なのかもしれません。口の中がネバネバしたり、口臭がきつくなった気がするものです。私自身も不快感から歯磨きをよくするようになりました。唾液の分泌を増やすことができれば、虫歯も減少しますし、滑りが良くなることで入れ歯のトラブルも減ります。そこで最近なじみの患者さんに唾液腺のマッサージを指導し始めました。まだ間もないので自覚症状はあまりないようですが、継続していき、コントロールができるようになることが今後の目標です。

最後にメッセージをお願いします。

6

近年の歯科分野の進歩はめざましく、虫歯のメカニズムも予防法もずいぶんと解明されてきました。若い患者さんが今のうちから本気で虫歯予防に取り組めば、一生歯を削らないで済むのではないかと思います。定期的なクリーニングやフッ素予防だけでなく、さまざまなアプローチ法で患者さんと一緒に頑張っていく活動にも尽力していければと考えています。ぜひお若い方も気軽にお越しください。当院は20年近く地域のお口の健康を見守ってきた町のかかりつけ歯科医院です。たくさんの患者さんの治療を行ってきた経験を、次の世代に役立て、つないでいくことができればと思います。

Access