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岡田 正博 院長の独自取材記事

岡田歯科医院

(大阪市淀川区/三国駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急三国駅から徒歩1分。駅の西側に隣接するオフィスビルの3階にある「岡田歯科医院」は、三国の地で70年以上の歴史がある歯科医院。5代目となる岡田正博院長は、できるだけ歯を削らない、抜かないように治療を行う「M.I.(ミニマルインターベンション)」を30年以上実践している先生。身体だけでなく、時間的、経済的にも「患者さんに負担の少ない治療」に取り組んでいる。「わかりやすい説明を何よりも大事にしている」と話す岡田院長に、これまでの同院の歴史や、現在の診療状況について、じっくりと話を聞いた。
(取材日2018年9月7日)

三国で70年以上続く歯科医院、5代目となり継承

なぜ歯科医師をめざそうと思ったんですか。

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高校生の時、進路決定時に医療系に進みたいと考えたんです。当時、歯科医療がさまざまな転換期を迎えていて、興味を持ったのがきっかけです。大学は北海道大学に決めました。私は大阪出身で、北海道には受験時に初めて行ったのですが、北大のキャンパスが本当に広々としていて、ここで学びたいと思いました。当時、北大の学生の2割程度が関西人で、教室でも関西弁が聞こえてきましたし、歯学部の補綴学教室の教授も大阪出身の方だったんです。おかげでカルチャーショックは少なくて済みました(笑)。

卒業後は大阪に戻られたんですね。

大阪で2つの歯科医院に勤務した後、妻の実家が開業している三国の歯科医院に勤務し、1993年にこちらに開業しました。先代の先生も80歳代まで診療を続けていたので、先代の先生から続けて来院されている患者さんもたくさんいます。そのためご高齢の患者さんも多い一方、最近は床矯正を希望されるお子さんも急増しました。家族ぐるみで通っていただいている方も多いです。

めざしている「患者さんに負担の少ない治療」はどういうものですか。

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身体面だけでなく、時間的、経済的にも「患者さんに負担の少ない治療」に取り組んでいます。治療による歯質や歯髄への侵襲を最小限にとどめる「M.I.(ミニマルインターベンション)」という考え方は、近年は少し広がってきましたが、私が大学を卒業した当時は、材料や技術の開発途上ということもあり、まだ浸透していなかったんです。勤務医時代からM.I.に取り組み始めましたが、歯科医師としては削ったほうが安心という面もあり、同様の治療を行っている先生はほとんどいなかったですね。

できる限り削らない、患者に負担の少ない治療を

歯を失った際は接着性ブリッジを推奨されています。

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これもできる限り健全な歯を削りたくないという気持ちからです。通常のブリッジは、失った歯の両隣の歯をかなり削らないと装着できません。しかし、接着性ブリッジは削る量が少なくて済みます。エナメル質の一部を少し削るだけなので痛みもほぼありません。通常は無麻酔で処置ができ、治療回数も少なくて済みます。早ければ2回の治療でOKです。使用する材料や抜けた歯の本数にもよりますが、保険適用での治療も可能ですし、結構耐久性もあり、しっかり噛めるようになることが期待できます。また残念なことにブリッジのやり替えが必要になったときも歯へのダメージが少なく、簡単にリカバリーができます。これは大事なポイントだと思います。近年はインプラントがもてはやされており、これも素晴らしい治療法ですが、費用や治療期間等を考えると負担が少ないとはいい難いですね。

さまざまな入れ歯治療に対応されているそうですね。

当院は先代からずっと義歯作成や入れ歯治療を得意としていました。私自身も義歯の勉強は長く続けてきているので、入れ歯治療には自信があります。入れ歯は保険適用のものから、自由診療になりますが金具のないノンクラスプデンチャー、磁性アタッチメントを使用したマグネットデンチャー、耐久性がより強い金属床義歯などさまざまなタイプがありますので、ご相談いただければと思います。

歯周病の治療や予防歯科にも力を入れられています。

歯周病治療は、お口の中の歯周病菌を減らしていくことが大事です。そのためには必要に応じて内服薬やその他の薬剤を使用して除菌します。菌をゼロにすることはできませんが、歯周病菌が減り、口内環境が良くなった後、メンテナンスとしてご自宅での歯磨きや、歯科医院での定期的なチェックや歯科衛生士によるクリーニングを受けていただきます。必要であれば、位相差顕微鏡や微生物検査も行って治療方針の参考にします。歯周病菌は若いときから存在しています。歯がぐらついたり、歯茎から出血したり腫れてきたなど、違和感を感じた段階で早めに歯科に来ていただきたいです。また、糖尿病など全身疾患がある方も歯周病との関係が深いとされていますので注意が必要です。

床矯正にも取り組まれています。どういう特徴がありますか。

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小学校に上がる頃、前歯が乳歯から永久歯に生え代わってきます。このとき顎の成長が遅れていると、歯がうまく並びきらず、ねじれたり、重なり合ったりして歯並びがでこぼこしている状態になります。お母さまがお子さんの歯並びの異変に気づくのもこの頃です。床矯正治療では、このタイミングで「床装置」などを使って、歯列を拡げるなどの治療を行います。結果、歯並びばかりでなく、顎や顔のバランスも良くなることも期待できます。当院では、いたずらに治療の難易度を上げるだけの「様子を見る」ということはあまりしません。6、7歳頃から開始して、犬歯の生え替わる10歳前後までに治療を終えることを推奨しています。なるべく永久歯列の完成前に治療を終わらせることで、抜歯を伴う矯正治療の回避も期待でき、費用面でも負担が比較的軽くて済むでしょう。床矯正は大人の方にも対応できるので、気になる方はぜひ相談していただきたいですね。

歯科医師とスタッフ「チーム医療」で診療に取り組む

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

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「わかりやすい説明」を心がけています。そのために、デジタルレントゲン、口腔内カメラやCTなどでお口の中の状態を可視化しています。現在のお口の中の状態や、治療前後を目で見て確認できることで、治療へのモチベーションやご自宅でのケア、生活時の注意などに関心を高めてもらうことにつなげています。また、歯科に不信感がある方も少なくありません。本当に悪いのか、ちゃんと治療されたのか、実際に見ていただくことで安心感を持っていただけることは、患者さんにとっても、歯科医師にとっても信頼関係につながると考えています。治療時以外でも、受付、アシスタントが直接患者さんとお話したり、スタッフが作成した歯の健康や治療についての資料を待合室に貼ったり、患者さんに歯について知っていただくことも大切にしています。また、滅菌器を2台設置して、衛生管理にも気を配っています。

院長とスタッフの方々がたくさん話されているのが印象的です。

現在の場所で開業したのが1993年なのですが、20年くらい勤めているスタッフがたくさんいるんです。もともと先代や私の患者さんだったスタッフもいまして、私の治療を信頼してくれていますし、診療補助にも積極的に取り組んでくれています。そして、みんな仲が良いのが自慢です。受付、助手、歯科衛生士と歯科医師で「チーム医療」というと大げさかもしれませんが、患者さんと信頼関係を築きながら、寄り添って治療をしていきます。スタッフと患者さんもとても話しやすいアットホームな雰囲気だと思いますね。今後は、現在の診療方針、診療体制を維持し、技術や知識をブラッシュアップし続けていき、自分の得意なこと、やりたいことを極めていきたいです。

最後に読者の方へメッセージをお願いします。

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近年は予防の重要性がいわれています。もちろん、予防は重要ですが、まずは悪いところを放置しないこと、徹底的に治療することが大事です。悪い歯を治療することで、予防の重要性に気づき、メンテナンスの継続につなげてほしい。すべてを一度に治療できなくても、まずは一つずつ、問題を解決していきましょう。60代を過ぎてから、若い頃から歯をちゃんと治療し、メンテナンスをしてきたら良かったと後悔されている方はとても多いです。以前に比べて、高齢者の歯の残存率は上がっていますが、まだまだ、歯を失っている方もたくさんいます。歯の健康を維持することが全身の健康にもつながりますので、いつまでも元気に動けるように歯を大切にしていただきたいです。そのためにも、今ある歯を大事に、なるべく削らない、抜かない治療を望んでいる方に来ていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック接着ブリッジ:16万円~、インプラント治療:25万円~、微生物検査:1万円~、床矯正:12万円~、義歯治療:ノンクラスプデンチャー/15万円~、マグネットデンチャー/5万円~、金属床/25万円~

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