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山本 成允 先生の独自取材記事

溝の口ステーションビル歯科

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2022/10/11

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科 main

東急田園都市線の溝の口駅から徒歩2分のところに位置する「溝の口ステーションビル歯科」。抜群のアクセスを誇る同院だが、その信頼を支えているのはアクセスの良さに限らない。「常に患者の立場に立って求められることをしつづけるうちに現在の形になりました」と語るのは、同院のほかに5つの歯科医院を擁し、歯科医師、歯科衛生士のためのセミナーも運営する「ステーションビル歯科グループ」の山本成允先生。2021年10月に理事長を退任してからも、40年に及ぶ歯科医師としてのキャリアから、常により良い歯科医院の形を模索し続けているという。3世代、4世代にわたって愛され続けるクリニックの魅力を探ってみた。

(取材日2018年6月18日/更新日2021年12月13日)

駅ビルの好立地、大人も子どもも通いやすい歯科医院

貴院のなりたちと特徴を教えていただけますか?

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科1

1980年、29歳の時に、駅から歩いて6分ほどの場所で始めた歯科医院が当院の原点です。その後、患者さんの通院負担を軽減するためにと、2002年に1度目の移転、そして、2019年に現在の場所に移転し、それと同時に「溝の口ステーションビル歯科」と改称しました。現在では一般歯科から矯正歯科、審美歯科、インプラントまで幅広く対応している当院ですが、開業当時からこのようになんでもできたというわけではありません。信頼して通ってくださる患者さんの「これはここではできないの?」といったお声に応えるべく自己研鑽を続け、より良い歯科医療を追求するうちにこのような形になったのです。私自身、現在進行形で患者さんに育てられていることを実感しています。

お子さまの受診も多いのですか?

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科2

はい。ご高齢の患者さんと並んで小児の診療も多く、中学生以下のお子さまを対象とした「スマイルキッズクラブ」という会員制予防歯科も導入しています。4ヵ月に一度、フッ素塗布と口腔内チェックを行うシステムです。虫歯の予防は乳歯の頃から本人と親御さん、医療スタッフがともに取り組むことが必要。その上で、こうしたシステムが役立っているという手応えは感じています。さらに、当院では小さなお子さまをお連れの親御さんの受診も積極的にお勧めしています。行政も啓発の取り組みを強化しているところですが、妊娠前後からのデンタルケアはたいへん重要なものです。当院では、親御さんの受診中にも、スタッフが責任を持ってお子さまを見ておりますから、気軽に安心してご受診いただけます。また、スマートフォンやパソコンで予約を取れるシステムも、多忙な子育て世代には支持されているようです。

一般、矯正、インプラントまで、患者のために幅広く

診療上の強みがあれば教えていただけますか?

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科3

虫歯の治療から歯周病ケア、入れ歯、義歯にはじまり、矯正、審美、インプラントまで幅広く対応可能なところでしょうか。インプラントでは専用の手術室を設け、年間多くの手術を手がけていますし、矯正では専門の女性歯科医師がグループ全体の診療にあたっています。ホワイトニングでは1度の来院で完了するオフィスホワイトニングからご用意しており、挙式前の花嫁さんなど多くの方にご利用いただいてます。

診療上、心がけていらっしゃることは?

患者さんが望まれている治療を提供することに尽きます。当院でインプラントを含めた幅広い治療を展開するようになったのも、すべて患者さんからの要望に応えるため。私たち歯科医師がやりたい治療ではなく、患者さんがお求めになっている治療をご提供することを常に心がけています。インプラントも、矯正も、入れ歯も、手段であってゴールではありません。患者さんにとってのゴールは、お口の健康を保っておいしく食べ続けること。そのゴールを常に意識しながら、ベストの道をご提案するようにしています。

その場しのぎでなく、将来も見越した歯科治療ということでしょうか?

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科4

人の生涯で、最後まで動くのは目と口だと思います。なんらかの理由で寝たきりになったとしても、ものを見る力と、味わって食べる力は残ることが多いのです。近年は「長生きさえすればよい」という従来の考え方から、「健康で長生きを」という健康寿命延伸を求める考え方に転換が進んでいます。健康に長生きするために、歯の健康はとても大切。食べることが難しくなると、途端に元気を失う高齢者の方は多くいらっしゃいますから。そうした意味で、今後の歯科診療は医療との連携も欠かせないものになると考えています。

健康においしく食べ続けるをゴールに、今できることを

歯科と医科の連携はどのような場面で必要になるのでしょうか?

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科5

歯周病が糖尿病と深い関わりがあるという事実は、近年広く知られるところになってきました。歯周病は狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを高めることも。また、閉経後の女性に多い骨粗しょう症ですが、これに対するある治療薬を使っている方が抜歯をすると、周囲の顎の骨が壊死してしまうといったトラブルが多く報告されています。これまでは別々のものとして捉えられていた医科領域と歯科領域ですが、臨床経験からも密接に関わりがあることは明らかです。ここ10年ほどで医科歯科連携は徐々に進んできましたが、今後もさらに進めていく必要があるでしょう。

これまでの診療で心に残るエピソードがあれば教えてください。

口腔内メンテナンスに無頓着で、毎年1本ずつ歯が抜けてしまうという患者さんがいらっしゃいました。当時は世間的に「歯医者は痛みが出たら行くところ」というイメージが広がっていましたが、「痛みがなくても通うこと」を丁寧にお話しし続けて、定期メンテナンスの習慣を身につけてもらったのです。すると、自歯を健康に保つことができるようになりました。「あのままだとそのうち総入れ歯だと覚悟していたからうれしい」と言っていただけた時はこちらもたいへんうれしく思いました。

読者に向けて、ひと言メッセージをお願いします。

山本成允先生 溝の口ステーションビル歯科6

患者さんの中には「こんな状態になるまで放置してしまって」と来院をためらわれる方がいるようです。そんな方には「大丈夫! ここには歯が健康な人は来ないし、手遅れはないんですよ」とお声がけするようにしているのです。当院では患者さんのお一人お一人に対して「今」できることを大切に診療しています。だから、決して手遅れはありません。健康に、おいしく食べ続けるというゴールをめざして、一緒に「今」できることからスタートしていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/23万9800円~、ホームホワイトニング/片顎:3万3000円~、小児矯正/20万円~、成人矯正/70万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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