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仁藤 学 院長、仁藤 真佐江 先生の独自取材記事

仁藤医院

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2023/02/15

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院 main

東急田園都市線の二子玉川駅より徒歩15分。閑静な住宅街の一角にある「仁藤医院」には、古くからこの地域に居住する住民が日々訪れている。「困ったときになんでも相談できる医院」をめざす仁藤学院長は、先代院長であった父親の後を継いで2018年に現職に就いた。専門である消化器系をはじめ、内科や外科、生活習慣病にも対応する幅広い診療科目に加え、毎週月曜日は妻である仁藤真佐江先生が皮膚科診療にあたっている。互いの専門性を生かした連携を取りながら「患者さんにとって最善の診療を追求していきたいですね」と話す2人に、プライマリケアを担うクリニックとしての思いや今後の展望などを聞いた。

(取材日2022年6月20日)

幅広い診療科目とプライマリケアに尽力

こちらは古くから地域住民の「かかりつけ医」的存在だと伺いました。

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院1

【学院長】はい。同院の開業は1974年で、先代院長は私の実父でした。父が体調を崩した2017年から月曜日を妻の専門である皮膚科の診療日とし、その他の曜日は私が担当していたのですが、父の逝去に伴い2018年から院長職を継承しました。患者さんの多くは近隣に住む方々です。最近は新たに引っ越してこられる方も増えていますから気軽に足を運んでもらえたらと思っています。
【真佐江先生】この地域には古くからの居住者が多いので、内科も皮膚科も昔から通われている高齢の患者さんや、その方々のクチコミでいらっしゃる方が中心です。長く通院されている患者さんがほとんどですね。美容皮膚科の経験が長く、ニキビや、加齢によるお肌の問題など気軽にご相談ください。また、もともと形成外科出身なので、月曜には、けがの縫合処置や局所麻酔でできる範囲の皮膚腫瘍の切除なども行っています。

幅広い診療科目の中でどんな症状の方が多いのでしょうか?

【学院長】一般内科では、高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病が圧倒的に多いですね。またそうした病気を複合的に持っている方は便秘の悩みもあるようです。私の専門である消化器科では慢性胃炎や過敏性腸症候群などの訴えがよく見られます。当院では胃や食道に特化した上部内視鏡検査や経鼻内視鏡検査、腹部全体を診る超音波検査に対応すると同時に、大腸がんなどの手術後のフォローアップも行っています。

他にも意外な診療もしていただけるそうですね。

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院2

【学院長】外科では大きな手術はできませんが、ちょっとした転倒などの外傷に対するプライマリケアが受けられます。また腰痛や肩凝り、腰椎の変形やヘルニアに悩む患者さんのために、頸椎と腰椎の牽引療法や関節注射なども行っているんですよ。
【真佐江先生】花粉症やアレルギーの薬も処方可能です。私はもともと形成外科出身なので、月曜日に限ってしまいますがケガの縫合処置や、顔の小さな腫瘍除去などは私が担当しています。中でも、細かく縫って傷痕を目立たないようにするのが得意です。

高齢化する患者のための診療に取り組む

皮膚科ではどんな診療を受けられますか?

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院3

【真佐江先生】現在のところ皮膚科診療は毎週月曜日のみですが、一般的な皮膚科の症状はもちろん、内科や外科を受診した患者さんに気になる皮膚の症状があった場合は、引き継いで診療にあたっています。内科疾患が肌に現れることも多いので、院長が診察して気になった方を改めて私が診ることも多いですね。肌は目に見える部分ですから、おかしいな、と思ったら気軽に相談していただきたいと思います。

エイジングケアにも対応してくださるそうですね。

【真佐江先生】はい。患者さんは高齢の方が中心ですが、皆さん「年齢を重ねてもきれいでいたい」という気持ちがとても強いんですね。美容専門のクリニックなどは通いづらいという方も、かかりつけ医なら気軽に相談できるのではないでしょうか。特に多いのは「首のイボを取りたい」「しみが増えた」といったお悩みです。そうしたお悩みの解決にお応えすべく、ほくろや加齢性のイボを除去できる炭酸ガスレーザー治療器を導入しました。

高齢の患者さんが中心ですと、今後は終末期に関わることも増えていくのではないでしょうか。

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院4

【学院長】そうですね。施設に入所した後に亡くなられた方や、訪問診療に移行された方が既に数名いらっしゃいます。現在は、長年かかりつけの患者さんが急変したり、独居で通院が難しくなった場合などは救急的に往診させていただいています。高齢の患者さんが多いので、いずれは訪問診療や看取りも視野に入れなければならないのですが、ほぼ一人で外来を診ている今は、すべての患者さんに終末期までの医療をお約束するのは難しいのが現実です。私自身も、すべての患者さんを最期まで診察していきたいと思っていますので、「病院に行きたくても行けない」という方の助けになれるよう、安定して往診ができる体制を少しずつ整えていかなければならないと感じています。

なんでも相談できる身近なかかりつけ医をめざす

ここ数年、持病を持つ患者さんが通院しにくい状況が続いていましたね。

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院5

【学院長】高齢者のほとんどは生活習慣病でも複合疾患を持っているため、特に定期的な通院が必要なのですが、新型コロナウイルス感染症の蔓延によって通院の感覚が空いてしまうことがありました。私は基本的に月に1度は患者さんの顔をきちんと見て診察する方針なのですが、薬のみを2~3ヵ月処方せざるを得ない状況でしたね。ただ患者さんによっては、間隔が空きすぎるとその間の変化がわからず、結果として症状が悪くなってしまうこともあったため、現在お一人お一人の症状と向き合って対応しています。
【真佐江先生】院内には、以前から使用しているものに加えて2台の空気清浄機を追加し、入り口を開放しての徹底的な換気と徹底的な消毒を行っています。当院は高齢で基礎疾患のある患者さんが多いことや、医院の構造上、入り口を分けることが難しいので、発熱の外来は行っておりません。

高齢の患者さんと接する際に気をつけていらっしゃることはありますか?

【学院長】高齢の方の場合、健康状態が急変してしまうことが少なくありません。昨日まで元気で通ってくれていたのに、という経験をしたこともあります。もっとできることはないのだろうか、と自問自答を繰り返す日々ですが、毎日の診療ではとにかく見落としをしないよう、じっくり患者さんと向き合うことを心がけています。些細な日常の変化からもすくい上げるべきことはたくさんありますから、患者さんとのちょっとした会話に隠されているヒントを見逃さないようにしたいですね。
【真佐江先生】高齢の方の場合、痛みを感じる力が弱いだけでなく、「ここが痛い」と訴えている場所とは違うところに原因がある場合も多いんです。やはり、注意深く診察するいうことが何より重要だと思いますね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

仁藤学院長、仁藤真佐江先生 仁藤医院6

【学院長】当院がめざすのは「身近なかかりつけ医」です。ですからどんなことでも相談いただければ、できる限りの診療を行い、専門的な治療が必要な場合でも適切な病院を紹介させていただきます。ひとつの治療に特化するのではなく、あらゆる症状に対応できるクリニックであることが、私たちの役割であり存在意義だと思っています。
【真佐江先生】「こんな症状があるけど、どの病院に行けばいいのかわからない」「ちょっとしたことだから医師に相談するのも気が引ける」といったとき、「とりあえず仁藤医院に行ってみよう」と思っていただけたらうれしいなと思います。「なにかあればいちばんに相談してもらえる場所」として、今後もこの地で診療を続けていきたいと思っています。またエイジングケアについても気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

イボの除去:1000円/個~
ほくろの除去:3000円/個~
※別途、初診料2000円、再診料1000円がかかります。

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