全国のドクター8,986人の想いを取材
クリニック・病院 161,453件の情報を掲載(2020年2月18日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市緑区
  4. 有松駅
  5. 鎌倉台歯科クリニック
  6. 精密な歯周病菌検査に基づくオーダーメイドの予防歯科プログラム

精密な歯周病菌検査に基づく
オーダーメイドの予防歯科プログラム

鎌倉台歯科クリニック

(名古屋市緑区/有松駅)

最終更新日:2019/10/31

Main Main
  • 保険診療
  • 自由診療

最近、予防歯科という言葉を時々耳にする。その必要性は何となくわかるが、なぜ「痛くなってから治療する」では駄目なのだろうか。「鎌倉台歯科クリニック」の山下孝司院長は、15年以上前から予防歯科に取り組んでいる。長年の診療の中で、予防ができている人や、一方でメンテナンスを行っているのに、ひどい歯周病になってしまう人、定期検診を怠らないのに虫歯が増えてしまう人などさまざまな例を診てきた。その経験から一律に全員同じメンテナンスでは限界があると感じ、新しい予防プログラムを立ち上げる。検査、食生活の聞き取り、治療、メンテナンスの方法、今後の口腔内変化などを一連のプログラムとした、個人に合わせたオーダーメイドの新しい予防プログラムについて話を聞いた。 (取材日2018年8月2日)

患者の口腔内の状態を共有し、個人に合わせたオーダーメイドのメンテナンスプログラムを提案

Q痛くなってからではなく、予防するメリットを教えてください。
A
1

▲患者に合わせたメンテナンスを行う

僕が予防歯科の取り組みを始めて15年くらいたつんですが、その間ずっと3ヵ月に1回定期検診に通ってくださる方がいて、非常に良い口腔内の状態を保っています。一方、歯科医院は大嫌いでまったく検診に来ず、不具合が出たら来院するという患者さんもいるわけです。そうやって治療後のメンテナンスをまったくしないと、せっかく治療しても3年くらいするとまた悪くなってしまい、来院されたときは非常に悪い状態になっているわけです。この2つの例を比べただけでも、前者のほうが、もし虫歯ができても早期に見つかり治療も最小限になりますし、時間や費用も少なく済み、結局患者さんにとってもメリットがあり満足度も高くなると思いますね。

Q新しい予防プログラムとはどんなものなのでしょうか?
A
2

▲検査結果をもとに一人ひとりに合わせてプログラムを作成

従来の予防プログラムですと、虫歯で来院される小学生も歯周病で来院される大人の方も、基本的にやることは同じなんですね。でも、虫歯と歯周病はまったく違う疾患なので、本来は別の方法で予防に取り組まなければならないんです。ですから、一人ひとり、その人に合ったやり方でメンテナンスを行っていく、オーダーメイドの予防方法を考えました。新しい予防プログラムでは、初回に精密な唾液検査を行うことで、患者さんの現在の口腔内の状況を分析し、将来起こりうるリスクを把握します。それに伴い今後どういうメンテナンスをする必要があるのかをわかりやすく資料や表にまとめ、患者さん自身にも理解してもらうようにしていきます。

Q歯周病の場合はどのように進めていくのでしょうか?
A
3

▲院長と歯科衛生士が協力してケアしていく

歯周病の基本治療を行っても歯肉の状態が改善されない場合は悪性度の高い歯周病菌がいる可能性が高いので、歯周病菌の種類を特定する検査をお勧めします。位相差顕微鏡の検査では菌の量と活動性しかわからなかったのですが、このPCR法という新しい検査では菌の種類がわかるようになりました。PCR法で悪性度の高い菌がいるとわかった場合には、飲み薬を処方したり、歯磨きの補助道具を個人に合わせて選ぶ、そうした上でメンテナンスの回数を通常より増やすなどし、歯周病の発症のリスクを減らすことをめざしていきます。個人の固有の細菌叢は20代で固定するとされているため、当院のこの検査は一生に一度だけ受ければいいと考えています。

Q子どもの場合は取り組み方が異なるのですか?
A
4

▲図や資料を用いて丁寧に説明

お子さんの場合もまずクリーニングをし、その後、位相差顕微鏡での検査などを行い虫歯菌の有無、中和する力を調べます。虫歯がある人は必ず虫歯菌があるので、そのことをお母さんに認識してもらうことも重要ですね。虫歯菌は除菌ができるので、ご希望があれば除菌します。そして何より大切なことは、口腔内を虫歯ができにくい状態に保つことです。日々の食生活の中で砂糖を口にすることが多く、口腔内は酸性に傾き虫歯になりやすいのです。そのため、口腔内を虫歯になりにくい環境に保てるように重曹水でのうがいを行ってもらいます。その後3ヵ月に1回の定期検診でレーザー機器を使いながら虫歯の有無をチェックしていきます。

Q歯科衛生士さんとはどのように取り組みを進めていますか?
A
5

▲予防歯科の重要性について語る院長

今回の新しい予防プログラムを取り入れることは当院にとっても大きな変革になると思います。それに伴い歯科衛生士も、プログラムを理解しスキルを上げていく必要があります。現在歯科衛生士が6名いますので、まずはベテランスタッフから徐々に新しいプログラムに対応できるように準備しています。経験豊富なスタッフは患者さんへの説明もわかりやすく患者さんからの信頼も厚いです。また新しいスタッフは意欲も高く日々の勉強も熱心に行っています。お互い切磋琢磨し協力し、患者さんの口腔内を守っていきたいですね。当院では土曜の診療後を勉強会にあてて新しいプログラムに取り組んでいます。資料も歯科衛生士が作ってくれているんですよ。

ドクターからのメッセージ

山下 孝司院長

昔から「予防に勝る治療なし」といわれます。「未病のうちに抑える」という考えは歯科でも推奨され、虫歯や歯周病になってから歯科医院へ行くのではなく、日ごろからメンテナンスを行うことでお口の健康を守っていくよう取り組んでいます。当院の新たな予防プログラムでは、成人の歯周病検査の場合、一生に1回受ければいいものです。また、お子さんの場合も検査と食生活の見直しで、口の中が改善され虫歯を減らすことにつながると思います。初期費用は少しかかりますが、ご自分の口腔内の状態を把握し長期的なメンテナンス計画を立てることは、健康な体づくりにつながるので、当院のスタッフと一緒に取り組んでいきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

細菌の同定検査(PCR法)/2万5000円

Access