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丸尾 傳 院長、丸尾 尚伸 副院長の独自取材記事

丸尾歯科

(松山市/いよ立花駅)

最終更新日:2023/12/14

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科 main

松山市天山、国道33号沿いにある、ツタの絡まる建物が目印の「丸尾歯科」。熱帯魚が泳ぐ水槽が心和ませる待合室など、リラックスして治療が受けられるように配慮された院内。虫歯や歯周病の治療から抜歯、矯正治療、インプラント治療など幅広い診療で、さまざまな口の中の悩みに応える歯科医院だ。長年、丸尾傳(まるお・つたえ)院長は「歯を残すこと」を大切に考えた診療に取り組んでいる。そして、息子の丸尾尚伸(ひさのぶ)副院長は総合病院の口腔外科で研鑽を積み、2017年から同院で診療にあたっている。2人の専門を生かした診療の特色や、それぞれのモットー、今後の展望などについて聞いた。

(取材日2019年5月9日)

生活習慣の改善を重視した虫歯予防や子どもの矯正

どのようなお悩みで来院される方が多いのでしょうか?

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科1

【院長】虫歯や歯周病、歯並び、口臭、睡眠時無呼吸症候群など、いろいろな症状でお悩みの患者さんが来られています。当院では予防にも力を入れていますので、治療後に予防歯科の定期的な口腔内のチェックやクリーニングを受けに来院される方もおられます。親知らずの抜歯やインプラント治療については副院長が行っているのですが、その診療を受ける方も増えてきましたね。

予防について院長先生のお考えをお聞かせください。

【院長】虫歯や歯周病など歯科の疾患の原因の多くは、生活習慣からきているものだと私は思っています。例えば虫歯を治療したとしても、口の中の環境を変えなければ、再発しますからね。虫歯ができないような口の中の環境にするために生活習慣を変えていくことが大切です。顎関節の不具合や歯並びなども同じで、生活の中で予防に努めていくことができます。そこで当院では、単にメンテナンスをするだけでなく、お口の健康を損なうことにつながる可能性のある癖や生活習慣の改善をめざしたカウンセリングや指導を、しっかり行う予防歯科に取り組んでいるんですよ。

矯正治療において特徴のあるアプローチをされていると伺いました。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科2

【院長】お子さんに対しては、口腔内の成長と同時にきれいな歯並びへ導いていく矯正を提案しています。顎の発育が悪く、歯が生えるスペースが足りないことで、悪い歯並びになることがあります。そこで、発育に合わせた食事や咀嚼などの指導を行いながら、装置をつけ顎や骨が成長していく際に、歯の並ぶ土台をつくる顎顔面矯正を行っています。これにより、口腔内にスペースができることが望めると同時に気道も広がることが見込め、口呼吸やいびきなどの改善も期待できます。子どもの睡眠時無呼吸症候群はとても多くなっているため、歯並びだけでなく口呼吸から鼻呼吸に改善が期待でき、健全な発育に影響する顎顔面矯正が望ましいと考えます。
【副院長】成長発育が止まった年齢の方への矯正について、一般的な矯正に加え、マウスピース型装置を用いた矯正も行っています。この方法は、矯正していることが見た目にはほぼわからないのが大きなメリットです。

父・息子それぞれの得意分野を生かした幅広い診療

尚伸先生の得意分野であるインプラント治療について教えてください。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科3

【副院長】インプラント治療は抜歯をした後の選択肢の一つとして提案しています。ブリッジや入れ歯の場合、周囲の健康な歯を大きく削ったり器具を引っ掛けたりするため負担がかかりますが、インプラント治療は自分の骨に直接立っているため隣の歯に負担をかけません。抜歯した部分の一部にインプラントを埋入し、インプラントにアタッチメントをつけ、入れ歯を支えとして使うこともできます。そうすると入れ歯の装着感は全然違うんです。以前は抜歯後2、3ヵ月してインプラント埋入する流れが一般的でしたが、状態にもよりますが今は抜歯と同時にインプラント体を入れることも可能になっています。身体的、精神的な負担の軽減が期待できる抜歯即時埋入という術式で、当院ではこの術式によるインプラント治療も可能です。また上顎の骨が薄い方には上顎洞挙上手術(上顎洞粘膜を剥がしてその隙間に骨を作る手術)なども併用して幅広い患者さんに対応しています。

尚伸先生は愛知県の総合病院で経験を積まれたそうですね。

【副院長】はい。愛知の総合病院の口腔外科に勤めていました。総合病院ですから、他の科と連携をとりながら、それぞれが得意な分野を担当して行うチーム医療の一員として診療に取り組んでいました。悪性腫瘍などを患う終末期の患者さんもおられましたから、一般の歯科医院では経験できないようなことにも携わりましたし、他の疾患も併せ持つ患者さんの状態や薬についての知識を持つこともできました。総合病院で学んだことは、今の診療に生かせていますね。

診療で患者さんに対して心がけておられることはありますか。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科4

【院長】お子さんから高齢の方まで年齢によってお口の中の悩みは違いますので、患者さんお一人お一人のお悩みに「優しい診療」で応えられるように努めています。治すだけでなく、歯の健康につながる生活習慣や子育ての指導なども行っていますので、患者さんとのコミュニケーションも大事ですよね。検査結果や治療内容などは丁寧にわかりやすくお話をするように心がけています。
【副院長】誠実であることですね。僕は嘘のない姿勢で患者さんに接するというのを信条にしています。治療内容や治療の進捗状況などについて隠すことなく、できる限り患者さんにお話をします。信頼されるような歯科医療をめざすなら、そうあるべきだと思うんですよ。

地域住民の口腔の健康を守っていきたい

親子で一緒に診療するようになって変化はありましたか。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科5

【院長】専門分野が違いますから、あうんの呼吸で連携をして診療していますし、刺激し合ってもいるでしょうね。私は口腔外科の分野の診療については息子のように学んでいませんが、一般歯科や矯正、予防歯科の診療に長年取り組んできました。息子のほうはというと、一般歯科での経験は当院での2年間あまりではありますが、口腔外科分野の経験は豊富。2人で診療するようになって、お互いの得意分野を組み合わせた治療が可能になり当院の診療の幅は広がりましたね。
【副院長】当院の診療の幅が広がったというのは、親知らずの抜歯の初診患者さんが多いということからもわかりますね。「患者さんの健康を守るための歯科診療」「歯をできるだけ残す治療」などめざすところは同じですが、異なるアプローチを意識しています。

プライベートで一緒に何かを楽しんだりされることはありますか。

【副院長】プライベートで何か一緒にしているかというと……、今はないですね。たまにスタッフを交えて食事に行くくらいでしょうか。子どもの頃はダイビングやアウトドアに連れて行かれてました(笑)。お互いスポーツも好きで、僕は小学校の部活から社会人のクラブチームまでずっとバスケットボールにのめり込んでいました。松山に帰ってきてからもしていたのですが、アキレス腱を切ってしまってから休んでいます。
【院長】学生時代からバレーボール、テニスとスポーツを続けてきましたが、近頃は家庭菜園に多くの時間を費やしています。長期の休みには必ず沖縄に出かけて、離島巡りに凝っています。唯一、沖縄の泡盛・古酒の話題や銘柄には息子と意気投合です。

今後の展望や抱負についてお聞かせください。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科6

【副院長】治療したら終わりではなく、患者が虫歯にならないようにするのが、僕の、というか歯科医師の務めだと思います。だから予防に力を入れたい。治療した部位をもう二度と削らないように、一般的なメンテナンスや歯磨き指導のほか、口の中の細菌の数や唾液の分泌量などを調べる唾液検査や、虫歯リスクを判定するシステムなどを用いて効果的な予防プログラムをめざしています。遠慮なくご相談ください。
【院長】歯科医院は疾患を治すことに加え、日常で困っていることをサポートし健康な生活につなげる役割も担います。そういった生活の質を支える歯科診療をどんどんしていきたいと思います。例を挙げると、高齢の方の誤嚥や寝たきりを防ぐための咀嚼機能の改善を目的とした生活習慣指導などです。地域の皆さんの健康的な生活を守ることをテーマに、これまでの取り組みを続けながら新しいことにも挑戦していきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

顎顔面矯正/40万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~100万円
インプラント治療/30万円~、インプラントを用いた入れ歯治療/1本20万円~

※詳細はお問い合わせください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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