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池上 英 院長の独自取材記事

中島こどもと家族のクリニック

(川崎市中原区/武蔵新城駅)

最終更新日:2026/08/12

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック main

武蔵新城駅南口2分「中島こどもと家族のクリニック」の池上院長。「こども」の診療に力を入れようと2024年4月に「中島医院」から「中島こどもと家族のクリニック」へと改称した。池上院長は日本医科大学小児科学教室の出身。20年間大学病院や地域中核病院で日本小児科学会小児科専門医として、入院診療や専門の外来での診療に従事し、その後10年間は中小病院の小児科を1人体制で担ったり、クリニックの院長として診療したりしてきた。まさに地域のかかりつけ医から専門病院の診療まですべてを経験してきた生粋の小児科医だ。「地域の皆さんに安心していただけるよう、医師・小児科医として自身の知識や経験を役立てたい」という池上院長に、クリニックの特徴や診療への思いを聞いた。

(情報更新日2026年7月28日)

武蔵新城で子どもの健康を守り家族の手助けもしたい

こちらのクリニックにかける思いを教えてください。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック1

小児科は、耳鼻科や皮膚科、アレルギー科と違って専門性がないイメージかもしれません。しかし、小児科医とは新生児期から小児期、思春期までの患者さんの成人と違う点を熟知して診察する小児の専門家です。私自身も大学病院、地域の病院、クリニックと、自身の専門である小児循環器はもちろん、小児科すべての分野にわたってたくさんの子どもたちを診察してきました。鼻水が出たら耳鼻科、湿疹は皮膚科、アレルギーが気になったらアレルギー科などと複数のクリニックに受診する必要がなく、予防接種や乳幼児健診を含め小児の健康すべてを診るクリニックをめざしています。さらに、お子さんを優先しがちなご家族の日常的な健康問題にも対応したい、という気持ちを込めて「こども」と「家族」のクリニックと命名しました。今後とも、医師・小児科医としての知識や経験を地域の皆さんの健康のために生かしていけるよう心がけたいと考えています。

小児科としてはどのような特徴がありますか。

私の強みはクリニックで診る地域の患者さんから大学病院の最重症患者さん・救急患者さんに至るまで幅広く診療した経験です。日常的な病気はもちろん、子どもの気になる症状、健康・成長に関する心配、相談などちょっとしたことでもお気軽に受診してください。大学病院や専門的な医療機関に受診したほうが良い場合などは適切に紹介等させていただきます。私が専門としてきた小児循環器分野は検査機器などの関係で最終的な診断まではつけられないかもしれませんが、大きい病院に行く必要があるのか、それはどのぐらい急いで行くべきなのかなどを判断することはできます。「心臓の病気なのでは?」と気になるような症状がある場合はぜひご相談いただきたいです。

内科や皮膚科の特徴も教えてください。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック2

小児科はなんでも屋なところがあり、子どもに起こる皮膚の病気や、感染症に伴う皮疹などは基本的に小児科で診てきました。大規模病院では疾患によっては皮膚科とチームを組むなどして多数の症例を経験してきました。気になる皮膚の変化がありましたらなんでもご相談ください。内科や成人の皮膚に関しては、それぞれ内科の先生や皮膚科の先生が子どもを見るときと同じ感じなのではないでしょうか。大人も風邪などの軽い症状でしたら診察も可能ですし、受診しようか迷っていることや少し気になっている症状、感染症がうつってしまった場合など、お子さんの受診のついでに気軽にご相談ください。

クリニックとしての取り組みを教えてください。

当院は広さがあるので、感染症が疑われる方のための隔離スペースはもちろん、それ以外の待合スペースも大きく2つに分けて、発熱や咳、鼻水などの症状がある方と、そういう症状がない方とで別々に待機していただくようにしています。予防接種や乳幼児健診を受ける方は年齢が低いので、できるだけ感染症の方と接することがないよう、専用の時間帯を用意しています。この時間に来院できない場合や、軽く風邪症状があってもワクチンが打てそうな場合などはその他の時間帯でも予防接種や健診を受けることができます。2026年7月から午前の診療を朝7時50分から開始することにしました。夜中に症状が出て朝早くに受診したい場合や出勤前に受診をしたい場合など、ご家族のご都合に合わせてご利用ください。

自らの経験も生かし患者に近い立ち位置での診療を実践

先生の診療方針について聞かせてください。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック3

クリニックで受けられる検査、処方される薬は、設備面でも保険診療という点でも、どこでも大差ないのが現実だと思います。そんな中で医師の役割は「身近な専門家として、患者さん・ご家族に寄り添い、患者さんが健康になるお手伝いをすること」だと考えています。診察の際には熱やその他の症状が治まる時期などの見通しを説明し、どのような時に再診するべきか、さらにどのようなことに注意して療養したほうが良いのかなどを丁寧に説明するよう心がけています。乳幼児健診や診察の際にも、患者さんの心配事や、疑問点などがあればできるだけ丁寧にお答えするよう心がけ、長くなる相談などに関しては別の時間を取って対応するようにしています。さらに、地域の医療機関との連携も大事にし、適切なタイミングで専門病院などにつなげるようにしております。

お子さんを診察するときに気をつけていることはありますか。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック4

私は男性で顔が大きいせいか小さい子に泣かれやすいんです(笑)。なので診察に際しては、まずお子さん本人と目を合わせ、まだ言葉がわからない子でも、話しかけながら、お子さんのペースに合わせることで泣かれにくくしています。1〜2歳の子は診察室に入る前から恐怖で泣き続けていることも多いので、この場合は逆に気をそらせながら診察することもあります。舌を押さえる棒は極力使わないようにしています。聴診器が肌に触れる感触は不快ですし、お子さんのプライバシーへの配慮もあって、極力着衣のまま診察をし、皮膚の状態を確認するときや、特にデリケートな部分を診察する際にはご家族はもちろんお子さん本人にも声かけをしています。注射の痛みを軽減するため針の角度や向き、スピードなどに関しても工夫しています。抗原検査など苦痛を伴う検査は本人や家族と相談して必要最低限とし、苦痛が軽減されるような声かけを心がけています。

地域の子どもや家族に寄り添うかかりつけ医をめざして

専門的な立場から、気になることはありますか。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック5

現代の社会ではまずネットで検索して情報を集めることが習慣になっています。もちろん有益な情報もたくさんあるのですが、偏った情報や、いたずらに不安をあおって投稿者の利益に誘導するような情報、明らかに間違った情報も多くあり、情報を見極めることが大事です。検索した結果かえって迷ってしまった場合などぜひ、一人の医師の意見としてどの情報が正しいのかなど、お気軽にご相談してください。

地域の保健活動にも積極的に参加されているんですね。

川崎市医師会学校医部会の心臓病判定に携わっています。毎年4月から7月は川崎市内の学校心電図を判読し、判定委員会にも毎週参加し、心臓二次健診も担当しております。保健所で行われる乳幼児集団健診も参加しております。小学校と中学校の学校医や幼稚園・保育園の園医、川崎市の病児保育施設エンゼル中原の嘱託医も受け持っております。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

池上英院長 中島こどもと家族のクリニック6

引き続き丁寧な診察・説明を心がけ、地域のお子さんの健康のためお役に立っていきたいと考えています。また、子育て世代のご家族の方でご自身のかかりつけ医を持たない方も多いと思いますので、小児科医ではありますが、ご自身の不調や健康上の心配事なども気軽にご相談いただきたいです。同じ建物内には私が嘱託医を務めております病児保育施設「エンゼル中原」があります。働きながら子育てをされている方などお役立ていただきたいと思います。