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下田圭介 院長の独自取材記事

下田歯科医院

(世田谷区/喜多見駅)

最終更新日:2021/10/14

下田圭介院長 下田歯科医院 main

小田急線喜多見駅近くに開院して21年目の「下田歯科医院」は、小さなお子さんからお年寄りまで幅広い層のかかりつけとして地域に根ざしている。院長を務めるのは下田圭介先生。穏やかな人柄と丁寧な診療が評判だ。線路を挟み眼と鼻の先にある分院は高齢者に配慮したバリアフリー設計。今年4月からはインプラント治療も開始し、その分野を専門とする歯科医師が大学病院から着任した。本院の診療室からは喜多見第一修道院の豊かな緑が見える。季節の移り変わりを感じられるこの借景のファンも多いのだとか。この地で長い間、地域の患者を受け入れてきた下田先生に診療のモットーや歯科治療に注ぐ思いを伺った。

(取材日2011年8月2日)

歯科治療をたくさん受けた自身の経験が診療の原点

まずは歯科医師を志したきっかけを聞かせてください。

下田圭介院長 下田歯科医院1

父が長野県にある国民健康保険病院の外科医だったので、医療関係の仕事には小さい頃から親しみがありました。父の毎日は診療に追われ、当直や急患の対応で家を空けることが多く、家族そろって旅行に出かけたのも確か1回きりだったと記憶しています。勤務医の拘束時間の長さは、最近になってようやく問題になっていますが、当時から勤務医は忙しかったのです。でも、患者さんのために一生懸命に尽くす父に憧れ、いつか自分も人の役に立ちたいと思うようになりました。

歯科とのつながりは?

実は小さい頃から歯科にお世話になりっぱなしで、歯学部に入るまでよく通いました。虫歯のつらさもさんざん経験しましたし、親知らずなどの痛い治療も受けました。そんな私が歯科医師になるなんて不思議だなと、自分でも思うことがありますが、そのぶん患者さんの痛みや不安な気持ちがわかる。それは歯科医師としての強みであるし、自分の財産なんじゃないかなと思っています。

そのようなご経験は今日の歯科治療にどのように生きていますか?

下田圭介院長 下田歯科医院2

歯科治療を受けた経験がたくさんあったおかげで、患者さんがなんでも話しやすい環境づくりに努めるようになったと思います。同じ治療をしても、痛がる人とあまり痛みを感じない人がいますよね。ところが痛くないように見えても、実は痛みを我慢しているだけの人もいる。それはなぜかというと、自分に置き換えてみるとよくわかるのですが、歯科医師に「どこか痛いところはありますか?」と聞かれると、本当は痛いのに、それを訴えて手間をかけては、なんだか悪いような気がして、咄嗟に「大丈夫です」と答えてしまう方がいらっしゃいます。ですから、私は「この歯は痛くありませんか?」というように、なるべく具体的に聞くようにしています。すると患者さんは、ご自身の痛みを訴えやすくなるんですね。あとは表情を見れば、ある程度、言いにくそうにしているのはわかるので、診療中に気にかけるようにしています。

要望に応えてインプラント治療を開始

先生の得意な治療についてお聞かせください。

下田圭介院長 下田歯科医院3

補綴科といって、失った歯を人工物などで修復する治療を得意としています。簡単に言うと、入れ歯や差し歯の治療ですね。当院におみえになる患者さんは30〜40代の方がピークですが、入れ歯を希望される70代以上の患者さんも多いのです。実はこの入れ歯こそ調整が難しい。患者さんの本音を聞き出さないことには痛みや違和感がいつまでも残ってしまいますから、患者さんが感じるままを遠慮なく話せる雰囲気づくりと日頃のコミュニケーションを大切にしています。

今年4月からはインプラント治療も始められたそうですね。


はい。本院から歩いて3分ほどの場所にバリアフリー設計の分院があるのですが、そちらのほうに昭和大学歯科病院のインプラントセンターから田中晋平先生を招きました。インプラント治療を希望される患者さんが増えてきて、以前から問い合わせも多かったんです。インプラント治療をするからには、信頼できるエキスパートにお願いしたかったし、私自身、自分の専門外の治療を間近で学びたかったということもあったので、数多くの症例に対応している大学病院から経験豊富な田中先生をお呼びしました。

田中先生、こちらではどのような方針で診療にあたられていますか?


なんといっても、安心で安全な治療を心がけています。インプラント治療を受けていただくにあたり、患者さんには不安が多いでしょうし、一般的に治療をめぐるトラブルも少なくありません。また費用面や治療期間についても気になるところですから、治療前のカウンセリングにはしっかりと時間をかけ、患者さんにご納得いただいてから治療に入るようにしています。インプラント治療の良し悪しは、ほとんどカウンセリングで決まると言ってもいいのではないかと思っています。

先生の治療の特長は?

下田圭介院長 下田歯科医院4


僕はもともとクラウンブリッジ学といって、歯の被せ物やブリッジなどを専門にしているので、大学病院のインプラントセンターではインプラント治療に伴って必要となる周辺の処置、例えば被せ物やブリッジなどの処置をして、患者さんのお口の中を一口腔単位で診ています。ですから治療に入る前のカウンセリングや歯周病、抜歯後の治癒、噛み合わせの再構築といった術前処置にも力を入れ、治療を終えた時にきれいに仕上がるよう、一つ一つの工程を丁寧に進めるようにしています。また、どうしても対応できない重症例に関しては、僕が在籍する昭和大学歯科病院をはじめ、患者さんの状態とご要望に応じて適切な紹介先をアレンジしています。

患者が「我慢しない」「頑張らない」治療が目標

診療の際、下田先生がもっとも大切にしているのはどんなことですか?

下田圭介院長 下田歯科医院5


そうですね、患者さんが治療中に痛みを我慢したり、不安を吹き飛ばそうと頑張ったりしないようにして差し上げることですね。どの患者さんも、できれば行きたくない歯科医院に頑張って足を運んで来てくださっているわけですから、やはり治療を正しく理解できるよう丁寧に説明をし、ご納得いただいたうえで快適に治療を受けていただきたいんです。治療中の痛みや不快感については治療そのものだけでなく、ライトの当て方やうがいの回数、診察台の起こし方なども影響すると思いますので、そういった細かいことにもスタッフみんなで気を配っています。

患者さんの目線で考案した新たな試みがあるそうですね。


自費診療の料金表ですね。どの治療にいくらかかるのかを明記したファイルを待合室に置くようにしました。自費診療に関しては、多くの歯科医院で歯科医師が口頭説明するスタイルなんですが、それだと患者さんの予想を超える金額の場合、断りたくても断りにくくなってしまいますし、患者さんのほうから聞きづらくなってしまうと思うんです。その点、はじめから料金を提示しておけば、ご興味のある患者さんは安心して質問できますよね。なんでも気軽に話せるということを大切にしています。

最後に今後の展望をお聞かせください。


田中先生が加わったことで、これまで対応できなかった治療法をお勧めできるようになり、患者さんにとって選択肢が増えたことは非常に良かったと思っています。私も治療技術はもちろん、患者さんとベストなコミュニケーションが取れるよう、もっともっと勉強と経験を重ねていきたいですね。治療は患者さんと意思の疎通ができて、初めてうまくいくと思うんです。ですから「この先生にすべてお任せしよう」と思っていただけるような信頼関係を築いていきたいと思います。

田中先生はいかがでしょう?

下田圭介院長 下田歯科医院6


私は今のところ毎週火曜日に診療を担当していますが、下田先生が築き上げた信頼をなくさぬよう、安心感のある治療をしていきたいと思っています。またインプラント治療は数ある歯科治療のなかの選択肢の一つなので、それ以外の治療も含めて下田歯科医院の治療の幅が広がるよう努めたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント埋入/22万円~、インプラント上部構造/24万2000円~、部分矯正/5万5000円~、小児矯正(可撤式プレート)4万9500円~
※相談料、検査料、その他施術料は別途

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